前回、「しろがね」になることをついに決意した鳴海。
フラーヴィオ編も終わり、次なる舞台はどこになるのでしょうか?


感想です☆





からくり~歯車第1幕  「しろがねの村」








※以下、ネタバレあり※








◎あらすじ◎

事件を終えて、3人は再びキュベロンへ戻ることに。
道中、通り過ぎた閑散とした町ーそれは、ゾナハ病に襲われた町だった。

ギイが語る。
8年前、この地で一晩だけサーカスが開催された。
その直後、町の人間全てがゾナハ病にかかったのだという。

同じようなことは各地で起こり、それは全て1つのサーカス団が起こしたことだった。
彼らが訪れるたび、ゾナハ病の病原菌がばらまかれる。

そう、彼らの破壊こそ、「しろがね」の最終目標だった。
そのサーカスの名はー


「真夜中のサーカス」


鳴海は尋ねる。
 オートマータの体液がゾナハ病の病原菌だとしたら、その周りにいた「しろがね」や被害者はゾナハ病になってしまうんじゃないのか。
その問いに、ギイは答える。

「しろがね」の血の中に流れている生命の水ーそれはまさに万能の霊薬で、ゾナハ病の病原体をも消してしまえるのだ。
だから「しろがね」は人間を代表して、オートマータと戦わねばならないのだ。


キュベロンに着き、ルシールは亡くなったマリーとタニアを振り返る。
ついには自分1人になってしまった・・と。

彼女たち最初に「しろがね」になった3人は、それから井戸の水を汲み、ゾナハ病の患者を次々に「しろがね」の仲間にしてきた。
そしてそれは、ルシールもまた同じだった。

最古の「しろがね」だった彼女もまた、ある人物から生命の水を飲まされたのだった。


それは鳴海のみならず、ギイも知らない事実だった。
そんな2人の前でルシールは、語り始める。

ルシールの過去に何があったか。
なぜ「しろがね」はオートマータと戦うのか。
そしてどうして生命の水を飲むと、その使命に囚われるのか。

それは彼女の過去に答えがあった。
キュベロンのクローグ村ーそこは世界で最初にゾナハ病で滅んだ場所だった。
ルシールはその村の出身だったのだ。



一方その頃ー真夜中のサーカスには、鳴海がフラーヴィオを倒したとの伝令が入っていた。
それを聞いたアルレッキーノは、鳴海に興味を持つ。
そして偵察に向かおうとするのだった。







ルシールの過去編!!

フラーヴィオ編の次は、「しろがね」の起源を探るルシールの過去編のようです!
ギイの問うとおり、いろいろなことが気になりますね。


話の感じだとルシールたちがクローグ村でゾナハ病を発生した後に、誰かが来て、彼女たちに生命の水を飲ませたようですね。
その者こそ、「しろがね」の起源となる人物なのでしょう。

そしてその時に助けられて「しろがね」になったのが、最古の「しろがね」の3人だったのですね。
恐らく昔はもっと人数がいたのでしょうが、とうとうルシールが最後の1人になってしまったということなんでしょう。
・・悲しい話ですね。


更にはこんな思いをした人が、世界各地にいるというのです!
真夜中のサーカス、許せないですね!!


さて、今回気になったのは、「しろがね」の意識が、生命の水を飲むことによって、支配されてしまうこと。
ギイが「しろがね」になったときの描写にもありましたが、オートマータを倒すという使命に囚われてしまうんですよね。

いくら同じ水を飲んだとして、なぜそんなことが起きるのでしょう。
今回もギイは、鳴海が疑問を感じるまで、ルシールたち最古の「しろがね」の出自に何の興味も持たないようになっていたといいます。

ここは何かありそうですね。
覚えておきたいポイントです!


そして・・ラストで、アルレッキーノが動きました!!
見た目的に真夜中のサーカス幹部の中で、一番強そうじゃないですか?
不穏な感じがしてきましたね!!



という訳で次回は、ルシールの過去回想でしょう。
「しろがね」の起源に迫る物語・・


次回も楽しみです☆