前回、それぞれ新しい学校へ転校した仲町サーカス。
そこで勝は生方涼子という少女と出会いますが、彼女は元仲町サーカス道具方の、生方の孫?のようです。
初対面の印象が良くなさそうなので、何かひと悶着ありそうですね。

感想です☆




サーカス~マサルとしろがねの平穏な日々第2幕 「ライバルリョーコ」






※以下、ネタバレあり※






◎あらすじ◎

2学期になり、それぞれ転校した勝(まさる)たち。
だが彼のクラスには生方涼子(うぶかたりょうこ)という少女がいて、なぜか彼女は勝をよく思っていないのだった。

勝のやることにいちいち突っかかり、サーカスのことを馬鹿にする涼子。
彼女はクラス委員長で優等生なのに、なぜ自分を敵対視してくるのだろう・・
勝にはそれが不思議で仕方ないのだった。

その後も事あるごとに対立する2人は、ついに体育の授業でぶつかってしまう。
なぜ自分に絡むのか、と問う勝に対して、涼子は答える。
サーカスが嫌いなのだ、と。

彼女は言う。
サーカスの人間の、別世界に住んでいるんだ、というお高く止まったところが嫌だ、と。
その言葉に、勝は驚く。
今までサーカスをそんなに嫌う人に出会ったことがなかったからだ。

そして彼は思う。
サーカスは確かに変わっているかもしれないけど、仲町サーカスの人たちは皆それぞれ頑張っている、と。
だから馬鹿にされたくない・・!
勝は涼子との勝負に勝つのだった。

それが面白くない涼子。
彼女は網の上を、綱渡りの要領で歩いていってしまう。
クラスメートたちも、彼女のいつもと違う態度に驚く。
そこで勝は、彼女の祖父がサーカスに関わっている人間だと聞くのだった。


一方放課後ー仲町(なかまち)はしろがねと共に、生方の家に向かっていた。
興行にあたって、しろがねに綱渡りをさせたい、と話す仲町。
狭いサーカスで空間を生かして芸をするには、綱渡りが一番だ、と考えてのことだった。

その道具が生方の元にあるということで、仲町はそれを借りられないか、と出向いたのだ。
だが気の進まない様子の彼に、訳を訊くしろがね。

仲町によれば、生方は彼より年上の、偏屈な男なのだという。
誰彼かまわず怒鳴りつける彼は「どなりんジジイ」と呼ばれていたほどだという。
そして彼は仲町の事件のことで、自分を抑えきれずにサーカスをダメにしてしまった彼を怒っているそうだ・・

そう話しているうちに、2人は生方の家にたどり着く。
サーカスのためなら、と腹を決めるしろがね。



2人の訪問を、涼子は生方に伝える。
仲町が訪ねてきたーその事実に、生方は驚きを隠せないのだった。 








生方法安登場!!


予想にたがわず、めっちゃ怖そうなおじいちゃんですねw
頑固そうだし、彼から道具を借りて、尚且つ仲間になってもらうのは大変そうです(^^;)
やっぱり孫娘だった涼子もサーカスをよく思っていないみたいだし・・これは揉めそうですね。


それにしても、祖父が入っていたこともあるサーカスを嫌いとは、どういうことなのでしょう?
祖父が傷ついて辞めてきたからなのかな?
仲町の一件で解散したサーカスなので、いい別れ方はしてなさそうですもんね。

後は彼女が優等生であることも関係してるのかな?と思ったり。
サーカスみたいな稼業が、単純に気に入らないのかな?

でも綱渡りのようなものが出来たり・・サーカスを嫌いにしては、変な面もあるんですよね。
生方に教わったそうなので、本当は将来仲町サーカスに入るつもりだったのかな?
それがなくなっちゃって、嫌いになったとか?


勝たちとの出会いで、その気持ちに変化が生じていくんでしょうが・・今の時点では謎ですね。





さて、次回はいよいよどなりんジジイの本領発揮といったところでしょうかw
道具を借りるのはなかなか難しそうですが・・どうなることでしょう。


次回も楽しみです☆