今回から、新章ですね!
なんでしょう、この不穏なサブタイトルは・・。

今回も勝編のようです。
夏祭りが終わり、しろがねたちはどうなったのでしょうか?

感想です☆





幕間~ 「遺言Ⅰ」




※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

黒賀村、夏休みー。
勝(まさる)たちは相変わらず平穏な日々を過ごしていた。

その日の朝食は、家族皆が揃っていた。
母や、仲町サーカスの片付けを進んで引き受ける菊(きく)。
家族と仲良く話すれんげ。
皆と食卓を囲むようになった平馬(へいま)。
彼女たちは勝を中心に、いつのまにか集まるようになっていたのだった。

その日も勝たちはサーカスへ行こうとするが、そんな彼を阿紫花(あしはな)の両親が呼び止めた。
彼らは勝が座ると、ありがとうと言って、頭を下げるのだった。


突然のことに驚く勝。
両親は言った。
子供たちが元気になったのは、勝のおかげだ・・と。

百合(ゆり)が自由に感情を出せるようになったこと。
れんげが家族に心を許すようになったこと。
菊が周りにも目を向けるようになったこと。
そして平馬が皆とごはんを食べるようになったこと。

皆、勝が来たからだ・・と彼らは言うのだった。
まるで正二(しょうじ)のように、自分たちを助けてくれたー
彼らはそう話し、ある提案をする。

それは、この家の子供にならないかーということだった。

その言葉に、勝は嬉しくて涙を流す。
だが彼はそれを断った。
彼には帰るところがあるのだ・・。

両親はそれを承諾し、ほほ笑む。
勝はそんな2人に、ありがとうと泣きながら何度も言うのだった。


その後勝は、百合が洗濯物を干すのを手伝った。
2人きりの時間・・
百合はぼそっと呟く。
勝が家の子になればよかったのに・・と。

それを聞いた勝もうなづく。
だが彼には、皆には言えない正二との約束があった。
しろがねを守らなくてはいけない勝は、この村で楽しく過ごしていては駄目なのだ。

謝る勝に、百合は首を振る。
そして2人で、上の広場に行こう、と誘うのだった。


2人は竹林の中を歩いた。
ここは人形相撲をやった、思い出の地だ。
勝たちはその時のことを思い出す・・。

彼女はあの時の勝の諦めない姿をスゴいと言い、そして告白した。
勝が好きだ・・と。

だが勝には、それが恋愛の「好き」だとは理解できなかった。
そこで百合は、勝にはまだ早かったか・・と言い、代わりにピクニックに行く約束をする。
彼女は笑顔で、勝と指切りを交わすのだった。


その後、勝はれんげに呼び出される。
場所はあの思い出のれんげ畑だ。
彼を待っていたれんげは、言いづらそうにしながらも訊く。

サーカスと一緒に、出て行ってしまうのか・・と。

だが勝はそれを否定する。
彼はまだ、ここで特訓をしなければいけないからだ。

するとそれを聞いたれんげは、彼に飛びつく。
彼女は勝がいなくなってしまうのではないか、とビクビクしていたのだ。
彼女は勝に言う。
自分に何も言わないでかくれんぼはしないで・・と。

その言葉に、勝は力強くうなづく。
そしてれんげともまた、指切りを交わすのだった。



その頃ー
香港には、1通の電話がかかってきていた。

その電話に出たミンシアは、相手がフーだと知って驚く。
彼は焦った様子で、ミンシアの助けが必要だ、と話した。
そしてすぐにイギリスへ来るよう、彼女に言うのだったー。












勝との約束。


今回は勝が百合とれんげと約束を交わす話でしたね。

急に告白したりしてどうしたのかと思ったら、2人共、勝が仲町サーカスと共に出て行ってしまうと思ったのですね。
小学生に告白する中学生かぁ・・なんかそう考えるとスゴいことですよねw


でも勝は、まだ黒賀村に残るようです。
ギイももうすぐ戻ってくるのかな?

まだゲームは1年弱ありますもんね。
鍛える時間は沢山あるのだから、サーカスには戻れないのでしょう。


それにしても、本当にこの家族は変わりましたよね!

そりゃぁ両親も感謝しますよね。
だって初めに来たときは、百合以外皆本当しょうもなかったですもんねw

それが今では皆が互いを気遣い、一緒に食卓を囲むようになった・・。
勝のおかげなんですもんねぇ、本当すごい。

考えれば彼、阿紫花も変えてますもんね。
阿紫花家にとって、勝はなくてはならない存在ですね!


ただやっぱりこの家の子にはなれないですよねぇ・・。
この家も好きでしょうが、勝にとっての家族は仲町サーカスですもんね。

それにしろがねを守り、彼女が幸せになるまでは、勝の使命は続きます。
いつまでもここで楽しく生活しているわけにはいかないのですよね。


なんかそう考えると、ちょっと切ないですね。
勝、もうちょっと子供らしく生きられればいいのになぁ・・。

だから、彼にとってこの夏休みが最後の黒賀村での夏休みなのですね。
フェイスレスとの全面対決だって、着実に迫ってますから。

戦いに勝てたら、再び彼はこの幸せな日々を取り戻すことができるのでしょうか・・。
早くそんな日が来てほしいですね。



さて、今回気になったのは、サブタイトルです。
なんでしょう、「遺言」って・・。
縁起でもないですよね。

ストーリーを見た感じ、百合とれんげとの約束が遺言に当たるのでしょうか・・?
それって、この後2人が死んでしまうってこと・?

そんなこと、あり得るのでしょうか。。

なんだか今回、妙に平和で幸福すぎて、ここから地獄へ叩きつけられないか気が気じゃないですよ。
どうか次回で2人が死んじゃう、なんてこと絶対に起きませんように・・(><)

前回のフェイスレスの動きもありますし、ラストでは「ぜひ」という音がありましたし・・。
何事も起きないといいのですが・・。


そういえば菊はどうしたのでしょうね。
彼女は告白しないのかな?w

やっぱり彼女だけは、勝にデレないのですかね~w



最後に、ミンシアについて。

まさかミンシアにフーからお声がかかるとは思いませんでした。
てっきりもう戦いには関わってこないのかと思ってましたが、やっぱりそれだと「しろがね」の数が足りな過ぎますもんね。

せっかく女優に戻ってたのに、かわいそう(^^;)


どうやら、やっぱりフェイスレスが動き出したようですね。
これが黒賀村に関わってくるのかどうか・・
気になります!


そして、この流れだと鳴海も召集されてるはずですよね。

ということは、ようやくギイとの再会もあり得るのではないでしょうか?!
これでしろがねの無実が晴らされるといいのですが・・。






さて、次回はフェイスレスに動きありですかね。
この平和だけど、不穏な雰囲気の正体は何なのでしょうか・・。

次回も楽しみです☆