今回は久々の鳴海編!

けれどもしろがねを憎む彼の態度が、辛い回でした・・。


そして分かってはいたけれど、法安・リョーコ、平馬、三牛親子、そしてエリ公女・・と大勢存在しないから、なんとも寂しい雰囲気がぬぐえず・・。

話の筋は通っているからいいのですが、仲町サーカスのあの温かさがないのには物足りなさを感じてしまいました。。


では感想です☆





アニメからくりサーカス第29話 「しろがねのやったこと」




※以下、ネタバレあり※





◎あらすじ◎

勝(まさる)と別れたしろがね。
彼女を受け止めたのは、鳴海(なるみ)だったー



ふと、しろがねは目覚める。
彼女は豪華な部屋のベッドに寝ていた。
 ここは・・周りを見回していると、鳴海が入ってきた。

彼の登場に、顔をほころばせるしろがね。
だが鳴海の目には、憎しみがこもっていたー。

体はもう治ったようだな・・。
そう言うと、彼はフーの元にしろがねを連れて行くのだった。

しろがねを乱暴に扱う鳴海。
するとそれを見かねたパンタローネとアルレッキーノが、2人につき従う。
彼らもまた、鳴海と共に来ていたのだった。


フーの元へ案内しながら、鳴海はここの状況を説明した。
ここにいるのはゾナハ病にかからず動けている者たちだった。
アメリカのゾナハ病棟にいた医師や看護師、そして兵士と子供たち。
フーの手配で、彼らはこの屋敷で静養しているのだった。

それを聞いたしろがねは、フーという人物が自分をフランシーヌ人形の生まれ変わりだと言ったことに思い当たる。
鳴海はうなづき、これからその真偽を確かめるのだ・・と彼女に告げた。

望むところです・・しろがねはうつむき、そう答える・・。

そこに、曹長がやってきた。
彼はしろがねを見ると、そいつか?と鳴海に尋ねた。
そしてオートマータの仲間だと分かったら、おれが撃ってやる・・そう憎しみをしろがねに向けるのだった。

そんな・・しろがねはショックを受けるが、彼女はその時自分を見る皆の恐怖の瞳に気付く。
フーが正否を暴いてくれる・・
鳴海はそう言い、もししろがねがフェイスレスの側の人間だと分かったら、ぶち殺してやる・・!と憎悪を彼女に向けるのだった。

その言葉に、パンタローネとアルレッキーノがしろがねをかばう。
彼女の味方は、2人だけなのだろうかー
しろがねは勝を思い、表情をゆがめた。
お坊ちゃま、わたしはまた鳴海に憎まれるために、戻ったのでしょうかー


その時、彼女に懐かしい声が響く。
それは仲町サーカスの皆だった。
彼らはフーに拾われ、ここへ連れてこられたのだった。

合流していたリーゼも姿を見せ、勝の居場所を尋ねる。
彼がコロンビーヌの元へ行ったことを知ったリーゼはショックを受けるが、しろがねは勝は必ず戻ってくる・・と彼女に話すのだった。

それから、しろがねはヴィルマと阿紫花(あしはな)にも会った。
2人共元気そうで、彼女は喜ぶ。
だがその時ーしろがねは強い憎悪の視線を感じ、立ち止まった。

その視線は、少し開いたドアの隙間からだった。
中には女性が一人いて、じっとしろがねに視線をやっていた。
他の者とは違う激しい怒りが覗くのを感じ、しろがねは戸惑うのだった。


そしてー彼女たちはフーの元へと行く。
そこにはギイもいて、彼女の記憶を覗く機械の準備をしていェイスレスによれば、ゾナハ病を止める手立てはエレオノールにあるー
だから心当たりがないなら、記憶を見るしかないのだ・・
ギイは彼女にそう説明するのだった。

準備が終わり、いよいよ記憶を調べる段となる。
だが鳴海はそんなものには興味はない、と部屋を出ていく。
残されたフーとギイ、そしてパンタローネたちは、しろがねの記憶を見始めるのだった・・。


そうして6時間ほどかかり、彼女の記憶を調べる件は終わった。
辛い試練に耐えたしろがねを労うギイ。
彼は休むよう彼女に言うが、しろがねは皆の役に立ちたい・・と話す。
ふと、彼女は案を思いつくー

夕食の時間、しろがねは食事の配膳を手伝った。
彼女は元気よく運ぶが、その姿を見ると周りは怯えたように離れていく。
また傷ついた兵士たちは、オートマータの仲間が運んだ食事など取りたくない、と怒鳴る。
彼女のしたことは、皆に受け入れられないのだった・・。

そしてーあの部屋の女性、ミンシアは、もっともキツく彼女に当たった。
彼女はしろがねの持ってきた食事をはねのけ、オートマータめ・・と憎しみを向けた。
自分はオートマータではないと言っても、ミンシアは聞かない。

彼女の父親がパンタローネに殺されたと知り、ショックを受けるしろがね。
彼を連れているしろがねは、ミンシアにとっては敵でしかなかったのだ。
更に、彼女の体はオートマータにやられ、傷ついていた。

フェイスレスはしろがねを狙って事件を起こした。
全部、あんたのせいだ!!
ミンシアはそう怒鳴るのだった。

そして、彼女はしろがねに向かって花びんを投げつけた。
しろがねはーよけなかった。
水をかぶりずぶ濡れになる彼女を見て、ミンシアは体の痛みに顔をゆがめる。

心配するしろがねをはねのけ、ミンシアは泣きそうな表情で言う。
鳴海と戦うのはわたしだ。あんたではない・・。
しろがねはその悲痛な叫びを、ただ見ることしかできないのだった。



その頃ー
鳴海たちは、モニターの前に集まっていた。
そのモニターには、白金(バイジン)が映っていた。
彼はクローン技術で若返り、衛生から通信してきたのだ。

改めて再会したフェイスレスに、なぜサハラ砂漠で自分を助けた・・と尋ねる鳴海。
するとフェイスレスは話した。
鳴海は、自分の兄に似ているから、見せびらかしたかったのだーと。

彼は鳴海を兄に見立て、エレオノールと結ばれるところを見せつけようと考えたのだ、と話す。
そう決めたフェイスレスは、死んだふりをしてサハラを離れることにした。
去る前に、オートマータに自己紹介をしてから・・。

すると敵だと思って襲い掛かってきたオートマータは、みるみる彼にひざまづいた。
それが三解のフェイスレスの最後の技ー「理解」なのだ!
彼はそう誇ると、話を戻した・・。

エレオノールは手に入らなかった・・。
彼は愛する人を失った男は、何を考えると思う?と皆に尋ねる。

自分はもう全部どうでもよくなったー
こんな悲しい思いをさせる世界なんて、滅びてしまえー

そうフェイスレスは言うのだった・・。



その後ー
兵士たちのしろがねへの当たりは、更にキツくなった。
彼女が近寄る度に、彼らは罵倒した。

そこに、しろがねをかばうヒロとノリが割って入る。
いがみ合う両者を見て、しろがねは自分がいては・・と姿を消すしかないのだった。

そうして一人歩く彼女は、ベランダにいる鳴海とミンシアを見る。
鳴海が女性といるところを見てしろがねの胸は痛んだが、彼女はその場を離れるのだった。

2人は、風に当たっていた。
鳴海はミンシアの体調を気遣う。
彼が心配してくれることを、ミンシアは喜んだ。

なんだか最近体調が良くなってきた・・。
彼女は立ち上がる。
子供たちも兵士たちも、どこか元気が出てきたように見える・・
そう言うと、ミンシアは鳴海に告白した。

エレオノールに花びんをぶつけたことを・・。

よけると思ったのに、よけなかった・・。
彼女は罪悪感を感じていた。
でも許せない・・!
2つの気持ちの間で、ミンシアは戸惑っていたのだった。

そんな彼女に、鳴海は自分が恨みを晴らすーと誓う。
彼の言葉にうなづきながらも、ミンシアはどこか釈然としない気持ちを抱えたままなのだった。


一方しろがねは、階段に座り込んでいた。
そこにリーゼが通りかかる。
彼女はしろがねを心配し、その横に座るのだった。

しろがねは良かれと思ってしたことが、皆を傷つけることになってしまった・・と話した。
それを聞いたリーゼは、皆は怖いのだ、と彼女に話す。
世界中で動けるのは自分たちだけなのに、何もできない焦燥感と恐怖・・
皆はそんな感情に苛まれているのだ、とリーゼは話した。

それを聞いて、納得するしろがね。
彼女は恐怖を払拭したいときはどうするー?とリーゼに問う。
するとリーゼは、歌を歌うーと答えた。

歌・・
そう聞いたしろがねは、はっとして立ち上がる。
わたしは自分が芸人だと忘れていた・・。
お客様に喜んでもらわなければー!
そう決意したその時、鳴海に彼女は呼ばれる。

彼はフーが話があるから、仲町サーカスの皆を集めろ、と彼女に言うのだった。



一同は、地下に集結した。
そこでフーは、フェイスレスから最後の通告があったことを明かす。

フェイスレスはゾナハ病の進行を速めていた。
ゾナハ病の人間は、2週間以内に全員死ぬー
彼の宣告に、皆は驚愕する。

更に彼は言うー
エレオノールが自分のものになってたら良かったのにー。

その意味に、顔を歪ませるしろがね。
皆は全てしろがねのせいだと言わんばかりに、彼女を睨むー

するとその間に、ヴィルマが立った。
振られた男のやけに、女がいちいち責任取ってちゃ身がもたないさー
彼女の言葉に、兵士たちはぐっと言葉を飲み込む。

そこに、ギイも入った。
彼はフェイスレスは宇宙ステーションにいるし、たとえ彼を倒せたとしても、もう司令が出てしまったゾナハ蟲を止めることはできない、と皆に説明する。

それを受けてフーも、自分たちにできることは1つ。
フェイスレスからゾナハ病の止め方を聞きだすだけだ・・と話した。

そんなことできるのかー?!
そう尋ねられ、フーはうなづく。
たった一つだけ、方法がある・・と。

そして、それには仲町サーカスの手を借りねばならない・・。
いきなり話を振られた仲町(なかまち)たちは、その言葉に驚くのだった。


フーは説明した。
彼は地下に用意された機関車を、皆に見せた。
そしてそれにハリーを乗せて蟲たちが近づけないようにし、シャトルを運ぶつもりだーと話した。

そのシャトルを射場に運び、ハリーをつけたまま宇宙へ発射する。
そうすればゾナハ蟲に襲われることなく、シャトルはフェイスレスの元まで行けるー
彼はそう考えたのだ。

そのシャトルに乗るのは鳴海、そしてシャトルを機関車で運ぶ役目を仲町サーカスに頼みたい・・。
フーのその申し出に、仲町たちは息を呑む。
またミンシアは、どうしてそんな重要な任務を兵士ではなくサーカス団に・・?!と異議を唱えた。

するとフーは答えた。
兵士たちでは射場に行くまでに、ゾナハ病に冒されてしまうことを。
一方仲町サーカスはエレオノールと長くいたため、ゾナハ病の抗体ができている。
彼らにしかこの任務は遂行できないのだー
彼はそう告げるのだった。


そこで仲町たちは、どこまで運べばいいのか、とフーに訊く。
フーは地図を示し、目指すはロシアのボードヌイ射場だ、と答えた。
ここからの距離は、12000km・・余りの遠さに、皆は驚く。

だがそれ以外の射場は、全てオートマータの手にかかっていた。
どうだ、やってくれるか・・?
フーは仲町サーカスを見つめたー

すぐに、しろがねは仲町サーカスではなく自分がやる!と名乗り出る。
皆を危険な目には遭わせられないー
彼女はそう言うが、それには鳴海とミンシアが反対した。

また、仲町サーカスの面々も、自分たちが行く、と譲らない。
そこでフーは、エレオノールの記憶を見てから決めてはどうだ・・と提案した。
仲町たちと兵士たちは、その案に乗る。
だがミンシアは自分は見たくない、とその場を離れてしまうのだった。

しろがねも、記憶を見られる場にはいたくない・・とエレベーターに飛び乗る。
するとそこに、鳴海も乗り込んできた。
彼は自分もエレオノールの記憶に興味はない、と言い、何があっても自分はシャトルで行くだけだーと呟いた。

それを聞いたしろがねは、自分は死んでも鳴海とシャトルを守るーと誓う。
鳴海は小さく、勝手にしろ・・と返すのだった。


そうしてー2人は上がっていく。
ふとしろがねは口を開き、鳴海と自分は以前に会っているのだ・・と話し始めた。
本当に私と勝のことを忘れてしまったのかー?
彼女は問う。

軽井沢の事件のとき、鳴海は自分に言ったじゃないかー。
しろがねは思い出し、鳴海の記憶を呼び戻そうと語る。
彼が冗談まじりに、お前は自分の女になるーと言ったことを・・。

その途端、鳴海はしろがねに噛みついた。
彼はものすごい形相で、自分がそんなことを言うはずがない・・!と怒鳴った。
元はオートマータのくせに・・ぞっとする・・。
そう言う彼を、しろがねは臆さず見つめた。

あなたが私を心の底から憎んでいようと、私は構わない。
私はあの時からずっと思ってきたから・・
しろがねは言うー

わたしは、あなたのしろがねですー

2人は暫く見つめ合った。
鳴海の瞳に、揺らぎが走るー
彼はそれ以上何も言わず、エレベーターが開くと同時に出て行ってしまうのだった・・。


一方ー
部屋に戻ろうとしていたミンシアは、ギイに呼び止められていた。
彼はミンシアに見せたいものがあると言い、彼女を地下へと連れて行くのだった。

そこは浄水施設だった。
生活用水はここから送られている・・そう説明すると、ギイはミンシアにそっと先を覗くように指示した。

そこでミンシアは中の様子を窺う。
するとーそこにはしろがねがいた。

彼女は中央に立つと、服を脱いだ。
そしてその体に自ら刃物を入れると、噴き出す血を水の中に流し込むのだった。

万能の藥の入った血を、飲み水に入れているんだー
ギイの言葉に、ミンシアは目を見張る。

ギイは止めたが、彼女は聞かなかったという。
ここで目覚めてから毎日ずっとこうしているのだー
それを聞いたミンシアは、思い至る。

自分が花びんをぶつけたとき、彼女はよけなかった。
それはよけなかったのではない。
衰弱していて、よけられなかったのだー

皆が元気になったのも、自分の体が良くなったのも、全部彼女のおかげだったのだー!!


エレオノールは、自分のせいでフェイスレスが世界を滅茶苦茶にしたことを知っていた。
だから何も言わずにああするしかなかったのだ・・。

ギイは話す。
いつしかミンシアの瞳からは、涙がこぼれていた。

本当は君も気付いていたのだろう・・?
父親のことも、エレオノールのせいではないことを・・。



その夜、しろがねはギターを弾き、歌を歌った。
彼女は芸人として、皆の力になろうとしたのだー。

その歌声に、子供も兵士も足を止めた。
鳴海もその中で、彼女の歌を聞く。
その柔らかな声は、屋敷中に響き渡るのだった・・。





















わたしはあなたのしろがねですー


今回は鳴海と合流したしろがねが、フーの屋敷で過ごす話でした。

冒頭にも書きましたが、仲町サーカスのわちゃわちゃした雰囲気がないのが寂しいですね。
話はそれでも通っているのですごいですが、平馬や涼子の子供らしい雰囲気や、仲町と法安の絡み、そしてギイと三牛親子の絡みがないのは寂しい・・。


機関車の戦いも、そうなると少し物寂しい雰囲気になりそうですね。
でも後8話くらいか・・。
尺的には、やっぱりこれ以上エピソードは入れられなかっただろうし、仕方ないですね。

では1つずつ見て行きます!


まずはしろがねと鳴海から。

アニメだと、海で出会ってそれっきりだったんですよね・・。
一瞬思い出せなかった。

相変わらず憎しみ全開の鳴海。
仕方ないとはいえ、表情が怖すぎます。
大の男にこんなに凄まれるのは、怖いだろう・・。

そして見せる、しろがねの切なそうな表情・・。
かわいそうになっちゃいますね。

前回抱き留められたときあんなに嬉しそうだったのを思うと、この落差はなぁ・・。
立場的に微妙になるとはいえ、パンタローネとアルレッキーノが側にいてくれるのは心強く思えますね。

でもこんなに見ているのが辛いことを考えると、この辺の鳴海たちのシーンは短くて良かったのかもしれないな、と感じました。
原作では結構長期間にわたって、鳴海は塩でしたからね。

アニメは声もつくからなぁ・・。精神的にも来るんだよな。
彼を嫌いになりたくはないので、このくらいで済んで良かったです。



それにしても、今回のしろがねは結構可愛かったですね。
鳴海とミンシアが一緒にいるのを見たときの表情は、見たことない感じで良かったです。
後は体液の話で恥ずかしがっていたりとか、だいぶ表情豊かになったな、と感じましたね。

そしてなんといっても、告白シーンですね!!

わたしはあなたのしろがねですー

こんなこと言われて、ぐらつかない男がいるのでしょうか!!
ここは原作でもかなりぐっとくるセリフだったけど、声がつくと更にいいですね。

鳴海の瞳が揺らぐのも、ちゃんと描かれていて良かったです。
あれがないと、彼の迷いが見えませんもんね。

鳴海はしろがねに心の底では惹かれているけど、死んでいった仲間たちの手前その思いは絶対に認知してはならないと思っています。
でも本能の部分では、反応してしまう・・。

そういうところがあるのだと思います。


残念ながらここでしろがねの思いは届きませんでしたが、でも確実に効いてますね。
ミンシアの気持ちにはあれだけ鈍感だった鳴海を動かすとは、どういうことか・・。

もう運命は決まっているようなものなのに、もどかしいですね。


この後鳴海は宇宙に向かうために、準備に入ります。
彼が宇宙に上がったら、2人はもう会えなくなってしまいます。

その前に、互いの気持ちを確認し合ってほしいですね。
しろがねには幸せになってほしいー

アンジェリーナも正二もギイも勝も、皆そう願っています。
そして亡くなった「しろがね」たちは皆、鳴海が自由に生きられることを願っていました。


その皆の気持ちに応えるためにも、鳴海がここで素直になるのが待たれますね。
いよいよラストに向けて、2人の恋愛模様も動き出しました。


しろがねは自分の気持ちをしっかり伝えましたよ。
ここはなんとしても、鳴海に男を見せてほしいものです!!





さて、次はミンシアについて。

今回の彼女は痛々しくて、可哀想でしたね。

鳴海と一緒に戦えないもどかしさ、なかなか治らない体・・。
それに加えて、フランシーヌ人形の生まれ変わりだと思われるしろがねと、それに使えるパンタローネとアルレッキーノ。

・・怒るなってほうが無理ですよね。

怪我人には苛酷すぎる環境だと思います。
パンタローネたちも仕方ないとはいえ、部屋にこもるくらいの遠慮は見せたほうがよかったかも。


おまけにしろがねは恋のライバルですもんね。
面白いわけがありません。
しろがねと鳴海が進展していくのを思うと、ミンシアが不憫すぎます・・。

当て馬だから、しょうがないんですけどね。



ただここでも、エリ公女がいないのがすごくこたえるなぁ・・と思いました。
彼女も鳴海が好きで、互いに失恋を共有できたからこそ、ミンシアも諦めることができたのになー・・と。

3人の関係性も好きだったので、ちょっと残念でした。




続いて、フェイスレスについて。

白金に若返ってましたねw
ステーションに着いてから、クローン技術で若返ったのでしょうか。

髪の色とかを見る限り、若返っただけで、「しろがね」の体にはなっていないようですね。
クローンとはいっても、さすがにそこはトレースできなかったのか・・。

ということは今の彼は、生身の人間ということになります。
これはちょっと勝機が見えましたね!


そんな彼ですが、久しぶりに鳴海と再会。
基本彼の絡みは、勝メインでしたからね。
どっちかっていうと、鳴海の宿敵というより勝の宿敵といったイメージが強いです。

実にサハラ砂漠以来の再会となった2人。
そこで明かされたのは、フェイスレスが鳴海に兄を重ねて、復讐を果たそうとしていたこと。

すごい勝手な言い分ですね。
鳴海、特に関係ないのに・・。
ゆがんだ人間の思考は、常人にはちょと理解できないものですね。


更に、ふられた男のやけは、ここに極まります。

なんと彼は、2週間以内に人類がゾナハ病で絶滅するように、蟲たちの効果を高めてしまったのです!!


こんな酷い計画が、ふられた腹いせ・・というのがこの話のすごいところ。
案外こういう小さなきっかけで世界は滅びるのかもなぁ・・と思わせる威力を持っています。

43巻にもわたる長い物語の発端が、女性に振られたことだなんて・・
信じられますか?(^^;)


しかも一人の男がずっとラスボスですからね。
なかなかないことだと思います。


いよいよ宇宙に行ったら、最終決戦ですね。
彼の最期はどうなるのか・・ある意味楽しみですね。






続いては、仲町サーカスについて。

今回鳴海を宇宙へ送るシャトルを射場まで運ぶ・・という役割を任命された一行。

うん・・人数が少ない!!

まぁウェスト・ワイルド・ジェーン戦とレディー・スパイダー戦だけでも用足りるけど・・物足りなさはぬぐえないですね。

そう思うと、原作でも法安の立ち位置って独特だったなぁ、と。
特に何したわけでもないのに、めっちゃインパクトありましたもんねw


パンタローネの、「歌も歌えるんだ・・」はわたしものすごく好きなんで、これはカットしてほしくないなぁ。
でもじゃぁ誰がその役を担うか・・というと、仲町しかいないんですよね・・。

どうなりますかね・・。



後は、そもそものレディー・スパイダー戦も、仲町サーカスのバックグラウンドあっての戦いじゃないですか。
でも今まで仲町サーカスのそういう面には一切触れていませんよね。

果たしてその流れで、あの戦いを再現できるのでしょうか・・。
もしかしたら、カットもありえるかも?

ヴィルマの戦いは、原作通り扱うと思います。
でも残りも少ないですし、仲町3人に関してはやらない方向も考えられますね。

ここもどうなるのか、気になるところです。


そしてリーゼですが・・足りない人の分を補うので、大忙しですねw
今回はエリ公女の代わりも果たしてました。有能w

アルレッキーノとの絡みも、この調子だと継続でしょうね。
小鳥さん、もらえるのかな。ちょっと楽しみです。




・・で、今回三牛親子とギイのくだりがカットだったことで思い至ったのですが、
フラッシュ・ジミー、今まで出てないですよね?!


まぁこれまでは出てこなくてもそんなに問題はなかったですが、これからラストに向けて、彼のカメラって大事な役割を果たすじゃないですか・・。

あれは、どう回収するのでしょうか。

ギイの過去に関する後悔エピソードも好きだったのですが、それもなく・・。
意外にフラッシュ・ジミーって大事だった?と今頃気が付きましたw


どうにかはするのでしょうが、どんな展開に持ち込むのか・・。
注目していきたいと思います。





最後に、ギイについて。

相変わらずあんまり活躍の場のない彼・・。
もうここで活躍しないと・・ってカンジなんですが、鳴海を気にする様子は余り感じられませんでしたね・・。

鳴海との因縁、あれもカットなのかな?


そもそもゾナハ病棟までの流れが少し不自然だったし、2人の絡み自体が少ないせいか、しろがねのことについて触れる機会もありませんでしたね。

恐らく次回は彼の戦いだと思うのですが、この調子だと鳴海との対峙はがない可能性もありますね。


でもそれだと、2人の絆・・というか、あのラストシーンの意味がなくなってしまいますね。
長い物語なのでカットは致し方ないですが、少しその急いだ部分のせいで、ラストの整合性が厳しくなってい気がします。


ただスタッフさんたちは毎回感動シーンの盛り上げ方を知っているので、なんだかんだ上手くまとめてくれると思っています。

今回はラストに向けての準備期間のような回だったので色々気になることが出てきましたが、この後は怒涛の展開できっと魅せてくれるでしょう。


こちらもどうまとめてくれるのか。、楽しみに次回を待ちたいと思います(^^)








というわけで、次回はいよいよギイの最期の戦いですね!
きっとまた泣く・・。しょっちゅう泣かされていますねw


ジョージ、コロンビーヌと名シーンを見せてくれたアニメなので、次回も自然と期待が高まりますね。

彼の長い人生最後の大舞台ー一体どんな結末を迎えるのでしょうか。

次回も楽しみです☆






今回はこの辺~。