今回から、感想始めます!

いわずと知れた有名作品なので、もう説明不要ですねw
今年は連載終了から10年ということで、話題にもなっています。

アニメも漫画も全て制覇しましたが、未だここまで伏線回収が見事な作品は見たことがないと思っています。
その魅力を少しでも伝えられると幸いです。

それでは1話、感想です☆





第1話~ 「二人の錬金術師」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

少年は、弟の名を必死で叫んだ。
アル、アル!!
彼は返事がないことに絶望し、慟哭をあげるー。

畜生・・持っていかれた!!

ー痛みを伴わない教訓には、意義がない。
人は何かの犠牲なしに、何も得ることなどできないのだからー



ある街。
そこでは、今朝も闊達の良い声で放送が流れていた。

この地上に生ける神の子らよ。祈り信じよ、さらば救われん。
太陽の神レトは、汝らの足元を照らす。
見よ、主はその御座から降ってこられ、汝らをその諸々の罪から救う。
私は太陽神の代理人にして、汝らが父・・-

そこまで聞いたエドとアルは、顔を見合わせた。
レストランで食事をしていた2人は、宗教放送がラジオで流れるのか、と少し驚く。
だがそんな2人の様子を見た店主は、お前たちの方が何なんだ・・と苦笑した。

真っ赤なコートを着た少年と、鎧姿の大男ー
2人は大道芸人か何かか?と問われたエドたちは、思わず飲み物を噴く。

彼らは今日この街に到着したので、街では見慣れない顔だった。
旅行かと問われた彼らは、探し物をしているんだ、と答える。

それから、2人は今の放送について尋ねた。
すると店主は、あれは太陽神レトの代理人であるコーネル教主の御声だ、と説明する。

なんでもレトは、奇跡の業を起こすのだという。
そしてこの街の人々を神の道に導いているらしいー。
住民が彼をほめちぎるのを、エドは興味なさげに聞く・・。

そこで食事を終えた2人は、店を出ることにした。
だが立ち上がった瞬間、アルは天井に頭をぶつけ、ラジオを壊してしまう。

店主はそれを見て、困るよーと声をあげる。
だがエドは意に介した様子もなく、ちゃんと直すから、と笑う。
直すってどうやって・・そう困惑する店主の前で、アルは錬成陣を描いたー。

その錬成陣の真ん中に壊れたラジオを置くと、アルは手をかざす。
その瞬間閃光が瞬き、周りにいた人々は思わず目を見張った。

ーそこには、元に戻ったラジオの姿があった。
店主たちは驚き、2人も神の業が使えるのか?!とエドたちに問いただした。
だがエドたちはそれを鼻で笑うと、自分たちは錬金術師だーと名乗る。

エルリック兄弟と呼ばれているー
そう告げた途端、住民たちは更にどよめいた。

錬金術師でエルリック兄弟といえば、兄が国家錬金術師だということで有名なのだ。
通り名は、鋼の錬金術師ー
人々は体が大きい方のアルに駆け寄り、羨望の眼差しで彼を見上げる。

だがその横で、エドが怒って声をあげた。
鋼の錬金術師は自分の方だ!!
その剣幕に、住民たちは圧されて黙るのだった・・。

と、そこへ1人の少女がやってきた。
彼女の名はロゼ。
教会へ毎日お供え物を届けに行っているのだという。

彼女はエドたちに気付くと、会釈する。
探し物をしているそうだーそう聞いたロゼは、レト神のご加護があるといいですね、とほほ笑む。
そうして去っていく後ろ姿を眺めながら、店の人間たちはすっかり元気になったなぁ・・と息をついた。

彼らによれば、ロゼは身よりもない上に去年恋人まで亡くしてしまったらしい・・。
酷く落ち込んでいた彼女だったが、そこに現れたのがレト教だったのだ。

コーネル教主の教えは、生きる者には不滅の魂を、死せる者には復活を与えてくれる。
その証拠の奇跡の業にロゼは魅入られ、今では足しげく教会に通っているのだった・・。


放送を終えると、コーネルはマイクを切った。
信者たちが彼を崇め奉るなか、コーネルはロゼがやってきたのに気づいて笑みを浮かべる。

差し入れをいつも用意してくる彼女の行いをほめると、ロゼは照れたようにほほえんだ。
それから・・彼女はコーネルの瞳を覗いた。
あの・・いつになったら・・。

その問いの意味を察したコーネルは、うなづく。
彼はロゼの忠義をほめ、神もよく見てくれているよーと話す。
だが・・彼はその肩を叩いた。

今はまだその時期ではない。分かるね?
その柔らかいながらも有無を言わせない口調に、ロゼは引きつった笑みを見せた。
そう・・ですよね。まだ・・ですよね・・。

そのまま彼女がうつむくのを見たコーネルは、うなづき笑った。
良い子だね、ロゼー。

ーその後ロゼが教会を出ると、そこにはエドとアルの姿があった。
2人に気付いた彼女は、レト教に興味があるのか?と思わず駆け寄る。

彼女は興味ないと答える2人に、教義の素晴らしさを説いた。
神を信じ敬うことで、日々感謝と希望に生きる・・なんてすばらしいことか!!
うっとりしながら語る彼女に、エドは問う。
神に祈れば、死んだ者も生き返る・・かい?と。

その問いに、ロゼは力強くうなづいた。
ええ、必ず・・!!
それを聞いたエドは息をつき、突然呪文のように物質の名を連ねる。

水35ℓ、炭素20kg・・
彼が並べ立てたのは、大人1人分の人体の構成成分だった。
今の科学ではここまで解明されているのに、実際に人体錬成に成功した例は報告されていないー

エドはそう言うと、足りない何かが何なのかーそっちを調べる方が、ただ祈って過ごすより有意義だと思うけどね、とロゼに言い放った。
ロゼはむっとし、人は物ではない、神への冒涜だ、と反論する。
それを聞いたエドは、思わず笑い声をあげた。

錬金術師っていうのは、科学者だ。だから神様とか創造主などの曖昧なものは信じちゃいないのさ。
この世のあらゆる物質の創造原理を解き明かし、真理を追い求めるー
神様を信じない自分たちが、ある意味神に一番近いというのは皮肉なもんだな、と彼は語った。

・・高慢ですね。自分が神と同列だとでも?
エドの物言いに怒りを感じたロゼの語調が強くなる。
エドはそれには答えず、1人ごちた。

そういや、どこかの神話にあったっけな。
太陽に近づきすぎた英雄は、蠟で固めた翼をもがれ、地に堕とされるってなー


その後、エドたちは広場に向かった。
そこでもコーネルが熱心に教義を広めているのが見られた。

彼は小さな花を大きなひまわりに変える神の業を皆の前で披露し、人々はそれを見て興奮に歓喜した。
その様子を横目で見ながら・・エドはアルに尋ねる。
・・どう思う?

アルは息をつき、あの変成反応は錬金術でしょ、と言い切る。
エドもうなづくが、彼は首を傾げる。
確かにそうなのだが、それにしてはコーネルの業は錬金術の法則に則っていないのだ・・。

すると、ロゼが2人に気が付き駆け寄ってきた。
彼女が神の業をほめちぎるのを聞きながら、2人は尚も考える。
コーネロがペテン師なのは確かだが、どうやったら錬金術の法則を無視したあの業を起こせるのだろうか・・と。

2人の言葉の意味が分からず、ロゼは戸惑う。
そこでアルが、噛み砕いて錬金術について説明した。

錬金術は一見無制限に何でも出せる便利な術だと思われているが、その実はちゃんと法則性がある。
質量保存の法則と自然摂理の法則に則り、基本は等価交換の理念のもとに成り立っているのだ。

何かを得ようとするなら、それ相応の代価が必要となるー
だがコーネルの業は、その法則を無視しているのだ・・とエドも指摘する。

だからやっぱり神の業なのだー!
そう訴えるロゼを横目に、エドはコーネルの手にはめられている指輪に着目する。
アル・・
彼は弟の名を呼び、にっと笑みを浮かべた。

ビンゴだぜ!!

ーそれから彼はロゼに、教義に興味が出たのでコーネルの元に案内してほしいと頼んだ。
ロゼは2つ返事でそれを引き受け、彼らは再び教会へと向かうのだった。


教会に着くと、すぐに信者がコーネルに面会の件を取り次いでくれた。
エルリック兄弟・・
その名を聞いたコーネルは、鋼の錬金術師か!!と顔色を変える。

彼は事情を知る信者たちと共に、自分たちの計画が漏れたのか・・と話し合った。
追い返すか?
そう問われたコーネルは考え、それでは却って怪しまれる・・と頭を巡らせる。

それに追い返したとしても、また来てしまうだろう・・。
そう考えたコーネルは、1つの策を思いつく。
だったら・・奴らはここには来なかった、というのはどうか?
その言葉に、周りの者も邪な笑みを浮かべる。

神の御心のままに・・。
そう言うと、信者たちはエドたちの元へ戻るのだった。

ーそれから信者たちは、3人を中に通した。
コーネルの部屋へ向かう道すがら、信者は教主は忙しい身だから面会してもらえる3人は運がいいーと話す。

礼を言うエドたちを、彼らは奥の間へと通した。
そして厳重に扉を閉めるとー彼らは銃を引き抜いた。
だからすぐに終わらせてしまいましょうー!!
そう言って、信者はアルの頭を吹っ飛ばした。

突然のことに、エドとロゼは目を見張った。
すぐにエドの体も、信者たちによって拘束される。
抗議するロゼに信者は、エドたちは教主を陥れようとする悪の異教徒なのだーと説明する。

だからといって、こんなこと教主様が許すはずは・・。
そう訴えるロゼに、信者はにっと笑う。
その教主様が、お許しになったのだー!!

教主様の御言葉は、我らが神の御言葉。これは神の意志だ!
そう言われたロゼは、それ以上何も口にすることができなかった。
彼女が黙ったのを確認すると、信者は今度はエドに銃を向けるー

だがその時ー首を吹っ飛ばされたはずのアルの体が動いた。
へー、ひどい神もいたもんだ。

彼はそう呟くと、信者の手をぐっと押さえる。
首がないのに動いている・・?!
驚いた信者の隙をつき、今度はエドが動いた。
彼は拘束を交わすと、信者の顎に1発パンチを打ち込む・・。

それから他の信者たちも倒すと、2人は得意げに笑みを見せた。
その光景を見ていたロゼは、アルの姿に怯える。
そんな彼女に、2人はアルの中身を見せた。

彼の体を包む鎧の中ー
そこには体はなく、空っぽだった。
驚愕するロゼに、2人は説明する。

これは人として侵してはならないば、神の領域に踏み込んだ罪という奴だ。
僕も兄さんも・・。

その言葉にロゼは、エドも・・?と彼の体を見やる。
だがエドはその話は置いといて・・と、ついにレト神の正体が明らかになった件をロゼに突きつける。

ロゼはそれでもまだ、信じたくないという気持ちの方が強かった。
そこでエドは、彼女に問う。
ロゼ、真実を見る勇気はあるかいー?


彼らはそのまま、教主の部屋へと向かった。
2人が近づくと、扉が内側から開く。
どうやらコーネルの方から、2人が来るのを歓迎しているようだ・・。

エドたちは顔を見合わせると、中へと足を踏み入れる。
するとそこには、待ち構えていたコーネルの姿があった。
彼は神聖なる協会へようこそーとほほ笑むと、教義を聞きに来たのかね?と2人に問いかける。

そこでエドは、錬金術で人をだました方法を教えろ、と迫った。
コーネルは何のことかな?ととぼけるが、エドは鋭い瞳で彼を捉えた。

法則を無視した錬成が行われていた理由ーそれは・・
彼は確信をもって問うた。
賢者の石を、使ってるんだろ?

彼はコーネルが手につけている指輪が、それだろうーと当たりもつけていた。
全てを指摘されたコーネルは笑い、大きくうなづく。
ご名答、伝説の中だけの代物と言われる術法増幅器である賢者の石ー
我々錬金術師がこれを使えば、わずかな代価で莫大な錬成を行えるのだ!!

彼が自白するのを聞いたエドは、探したぜーと舌なめずりする。
その目を見たコーネルは嘲笑する。
なんだ、その物欲しそうな目は!この石を使って、何を望む?金か?名誉か?

対するエドも、彼の目を覗き見た。
あんたこそ、ペテンで教祖に治まって何を望む?金ならその石を使えば、いくらでも手に入るだろー。

するとコーネルは、欲しいのは金ではない・・と口を開いた。
彼が求めているものは、自分のためなら喜んで命を捨てようという従順な信者だった。
死をも恐れぬ最強の軍団ー
それを手に入れ、この国を切り取りにかかること。それこそがコーネルの企みの全てだったのだ。

だがエドはその企みを、どうでもいいと切り捨てた。
彼には、国や軍などというものは関係ないことだ。
欲しいのは、賢者の石のみ・・。
エドはコーネルに、悪だくみを黙っているから石を寄こすよう交渉する。

それを聞いたコーネルは、その提案を笑い飛ばした。
どうせよそ者の2人の話を真面目に聞く者などいない。
住民は皆、教団に心酔している。馬鹿な信者たちには、2人の声など届かないのだー!!
彼は高らかに笑い声をあげ、自身の勝利を誇るー。

その時、エドが笑った。
確かに信者たちは、自分たちの話には耳を貸さないだろうなー。
彼はそう言いながら、アルに目配せする。
そこでアルは、自身の鎧の一部を外した。

その中にはーロゼが隠れていた。
けど・・彼女の言葉なら、どうだろうね?
エドとアルは、にっと笑ってコーネルに迫る。

全てを聞いていたロゼは、コーネルの前に飛び出した。
教主様、今言ったことは本当ですか?!
私たちをだましていたのですか?!奇跡の業は、私の願いを叶えてくださらないのですか?!

彼女は涙を浮かべ、問うー。
あの人を蘇らせてはくれないのですか?!

ーその勢いに圧されながらも、コーネルはふっと息をついた。
確かに神の代理人というのは嘘だ・・。
彼はそう話しながら、ロゼに歩み寄る。

だがこの石があれば、今まで数多の錬金術師が失敗してきた人体錬成だって可能かもしれない。
お前の恋人も、蘇ることができるかもしれないのだぞー?

そう甘い誘惑を囁くと、コーネルはロゼに手を差し伸べた。
ロゼ、こちらにおいで。お前は教団側の人間だ。
お前の願いを叶えられるのは、私だけだろう?最愛の恋人を思い出せ・・。

彼は制止しようとするエドたちの言葉を遮り、ロゼに迫る。
さあ!!

・・その言葉に、ロゼはふらっと足を踏み出した。
彼女はエドとアルを振り返り、謝る。
ごめんなさい、私にはこれにすがるしかないの・・。

彼女はそのまま、コーネルの元に飛び込んだ。
今度こそ勝ち誇ったコーネルは、いよいよ最後の敵をエドたちに差し向ける。

それは彼が賢者の石で作りだした、キメラだった。
コーネルはキメラに2人の相手をさせ、自分たちは退場しようーとロゼの肩を押す。

そのキメラは、ライオンとトカゲのようなものが組み合わせられているようだった。
エドはその姿を一瞥すると、パン、と両手の平を合わせる。
それから彼は地面にその手を向けた。
彼が手を当てた部分が、光を放つー

その瞬間、床から彼が錬成した槍が出てきた。
錬成陣無しに物体を産み出したその手腕に、コーネルは感嘆する。
だが・・甘い。
彼はキメラがその槍を張り飛ばすのを見て、笑い声をあげた。

キメラの爪は、鉄をも抉り取るほどの力だった。
けれどもエドもひるまず、その腹に蹴りを加えた。
人間だと舐めてかかったキメラは、その威力に驚き後退する・・。

そこでキメラは、今度はエドの腕を狙った。
彼は獰猛な牙で腕に食らいつき、エドの肉を引きちぎろうとする。
しかし・・それは叶わず、キメラは唸り目を見張った。

エドの腕はあまりに固く、キメラの牙をも通さなかった。
彼は腕にしがみついたキメラを吹っ飛ばすと、ロゼによく見ておけ・・と声をかける。

これが人体錬成を、神様とやらの領域を侵した咎人の姿だ!!

キメラによって噛みちぎられた服の間から、エドの肌が覗くー。
その肌が鉛色に光るのを見て、ロゼとコーネルは思わず息を呑んだ。

オートメイル・・。
エドの腕が機械であるのを目の当たりにしたコーネルは、そういうことか・・と納得する。
鋼の肉体ー彼の通り名は、その姿からつけられたものだったのだ!!

上着を脱ぎ捨てると、エドはコーネルに向かう。
降りてこいよ、ど三流。格の違いって奴を、見せてやる!!
彼はそう叫ぶと、その鋼の拳を突き出すのだったー。




















鋼の錬金術師。


今回はエドとアルが不義の教団の罪を暴くなか、自身らの罪をさらけ出す回でした。
始まりの回でしたが、なかなかテンポよく物語が進んで面白かったです。
人物紹介にとどまらず、ぐんぐん読ませる筆致・・さすがと唸りました。
掴みが上手いですね!

もう読んだ瞬間から、面白い作品だーというのが伝わってくるというか。
なんだろう、何がこんなに引き込ませるのでしょうね。
キャラもだけど・・やっぱり練られたストーリー性かな。

見せ場に向かって盛り上がっていく流れが、最高です!
これは是非2人の秘密が知りたいー
そう思わせる序章でした。


彼らは2人で旅をしているようですが、何歳くらいなのでしょうね。
まだ子どもっぽいけど・・高校生くらい?
エドが兄ということは、アルはもっと幼いということですよね。。
そんな2人で、どうして旅をしているのでしょう。

エドの言葉から察するに、彼らは賢者の石を求めているようです。
ただその理由がまだ分かりませんね。
彼らの体の秘密に、理由があるのかな?

エドは上半身が機械でできていて、アルにいたっては鎧の体・・?のようです。
2人は元は普通の人間だったのかな?
話の内容から察するに、人体錬成という禁忌を犯したことによって今の体になってしまったようです。

なぜ人体錬成をしたことで、体を失うことになったのでしょうね・・。
その辺は次回明らかになるのでしょうか。
彼らがどうして禁忌に踏み込んだのか、その理由も気になるところです。


そもそも、錬金術の仕組みもめっちゃ気になります。
同じ成分のものなら、特殊な力を加えることで別の姿に変えることができるっていうことなのかな?
この世界でも珍しい存在のようですから、恐らく並大抵の人間にはできない所業なのでしょうね。

更にその錬金術師という職業に、エドは国家という単語がつきますからね!
アルは普通の錬金術師なのかな?(普通って何だ‥って話だけどw)
彼らの実力は、かなり高いほうだと見ていいのではないでしょうか。

そんな凄腕の錬金術師をもってしても、叶わなかった人体錬成。
恐らく賢者の石があったとしても、それだけは錬成できないのでしょうね・・。
そのことを考えると、純粋に信じて縋ってきたロゼが可哀想になります。。

今はまだコーネルの話術に取り入られ、現実を見ることができていないロゼ。
でもいずれは彼女もエドたちによって、目を覚まさせられる時が来るのだと思います。
うーん、切ないなぁ。

エドもアルも自分たちが失敗したからこそ、彼女にはなんとか思いとどまってほしいのでしょうね。
エドは口が悪いけど、人を思う優しい心はあるのだろうなーと今回見ていて思いました。

そういえば、2人は誰を錬成して作ろうとしたのでしょうね?
ただ興味本位だけで禁忌を犯すとは思えないので、きっと彼らにとっての大切な人だったのでしょう。
だからこそロゼの気持ちが分かる。そして分かるからこそ、止めたい・・そんな気持ちなのでしょうね。

自分たちが受けた苦しみを、ロゼにも味わわせたくないー
2人の強い気持ちが伝わってきます。
ロゼにもちゃんと、その声が届くといいなと思います。

まずは錬金術師の格の違いを見せつけて、コーネルをこてんぱんに叩きのめしてほしいですね!
次回、彼らの快進撃が見られるのを期待してます!!







さて、次回はコーネルとの戦いの続きですね。

自分たちの罪を見せることで、ロゼを止めようとするエドたち。
彼らの思いは、ロゼに届くのでしょうか・・。

そしてエドたちはコーネルを倒して街を救い、また賢者の石を手に入れることができるのでしょうか?
鋼の錬金術師の本領をいよいよ発揮するときー
どんな戦いが見られるのか、待ちきれませんね!

コーネル編は序章のようなので、次で終わりかな?
次回も楽しみです☆