前回、ブラッドレイの元へ連れて行かれたエドたち。
彼らはそこでウインリィを人質に取られ、軍に従うよう強制されますー。

一方、廃工場を引き続き調べるスカー。
彼はそこで、捕らえられているマルコーと出会います。

この出会いが、イシュヴァ―ルの真実を明かすことにつながるのでしょうかー?!

感想です☆




第57話~ 「イシュヴァ―ルの傷」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

マスタングの車の中ー
アームストロングは今までのことを聞き、目を見開いた。

大総統が、ホムンクルスですと・・?!

彼は拳を握りしめる。
・・自分は、この国の弱き人民のために戦いたいと思っていました。
なのに寄る辺となるべき軍自体が手遅れだとは・・。

そう口にして、彼はがっくりとうつむく。
その姿を見たマスタングは、アームストロングに軍を辞めることを薦める。
イシュヴァ―ルでの内乱のことを考えても、彼がこのまま軍でやっていくのは難しいと考えたのだー。

だが・・アームストロングは首を振った。
彼の中にもまた、イシュヴァ―ルの内乱のことがよみがえっていた。

あの時、自分はあの戦いから逃げた。軍のやり方が間違っていると思いながら、逃げるしかできなかった。
自分は、自分の戦場から逃げたのだ・・。

本当は、自分は戦場に残ってその間違っているものと戦うべきだった。
ーあの日から彼は、信念を曲げ、逃げた己を恥じた日はなかった。
だからこそ・・
アームストロングはぎっと前を睨む。
今また軍が戦場だというのなら、自分1人どうして尻尾を巻いて逃げることができるだろうかー?!

その言葉を、マスタングたちは黙って聞いた。
アームストロングは今度は、マスタングはどうするつもりなのかー?と訊く。
すると彼は考えながらも、答えた。
大総統には、野望があるからまだ辞めないと言ってきたー。

その言葉に、ホークアイたちはぎょっと目を見開く。
マスタングは、淡々と話した。

大総統が自分にホムンクルスとしての重要な秘密を明かしたということは、自分を倒して藻まだ後ろに敵がいるということを伝えたかったのだろう。
つまり、自分は試されている・・光栄なことじゃないか。
彼はそう言って、笑みを浮かべる。

その様子に、ホークアイは随分余裕ですね・・と息をついた。
どうかな・・。
首を傾げながらも、マスタングは確かに自分の胸が意外と軽いことにも気づいていた。

ラストと戦った時も、そうだった。
兵器だ化け物だと言われる自分が本当の化け物と戦っている時こそー己がただの人間であることを実感できるよ。
彼は苦笑すると共に、新たな闘志を燃やすのだったー。


その頃ー
ランファンはアルから、リンの話を聞いていた。
全てを聞いた彼女は、リンが自分の意志で賢者の石を受け入れ、ホムンクルスになったことを理解する。

その唇がぐっと噛みしめられるのを見たアルは、止められなかったことを謝る。
だがランファンは首を振り、2人を責める気はないと言い切った。
彼女は・・自身が護衛の役目を果たせなかったことに対して怒りを感じていたのだった。

その後、彼女は静かにアルに尋ねた。
若は・・まだグリードという奴の中にいるんだな?
そしてアルがうなづくのを見た彼女は、身を起こした。
だったら主が頑張っているのに、臣下が休んでいられる訳がないー。

ランファンは、アルに新しい腕が欲しい、と頼んだ。
オートメイル技師を紹介してくれ。すぐに腕をつける。
そうまくしたてる彼女に、アルは驚き焦る。

腕をつけてもリハビリがあるよ・・。
そう言うと、今度は根性でどうにかする、とランファンは聞かない。
エドがリハビリに1年かかったと聞いた彼女は、きっとアルを見据える。
なら、私は半年でやってやるー!!

その瞳の強さに、アルは昔のエドを思い出す。
これは止めても無理だ・・。
彼はため息をつき、頭を抱えるのだった。

その時ーアルは、部屋の外からメイが様子を窺っていることに気付く。
アルが声をかけると、ランファンも気が付き顔を上げる。
瞬間、メイがランファンに向けて鏢を投げたー。

ランファンはそれを、本で受け止める。
意味が分からず驚くアルの前で、2人は睨み合う。
先に口を開いたのは、メイだった。

さすがヤオ家の護衛を務めただけはありますね。
彼女は、自分は第17皇女のメイ・チャンだと名乗る。
それを聞いたランファンは、チャン家の者がここにいるということは不老不死の法が目当てか・・と眉を顰める。

ここで会ったのも、何かの縁だろう・・。
2人はそう言うと、武器を持って対峙する。
ようやく事情が見えてきたアルは慌てて2人を止めようとするが、そんな彼をランファンたちは一喝する。

人の国の事情に、口を出さないで!!
そうしてランファンとメイは、睨み合い武器を振り上げるー。

とそこに、ノックスが鬼の形相で飛び込んできた。
彼は2人の頭を殴ると、病人は大人しく寝てろ、と怒鳴り散らす。
その剣幕に、2人は渋々と引き下がるのだった・・。

その後ー
2人がそれぞれ寝たのを確認すると、アルはノックスの家の片づけを手伝うことにした。

ノックスの家は荒れ放題で、聞けば4年ほど前から片付けをしていないという・・。
誰か片付けてくれる家族はいないのかな・・。
アルがそんなことを考えていると、ふと1枚の写真が彼の目に入った。

ノックスに大切な写真かもしれない、と彼はそれを手渡す。
するとノックスはそれを一瞥すると、別れた女房と息子の写真だ、とそれをゴミ箱に突っ込んだ。
アルは驚くが、ノックスは自分のものだから好きにさせろーと言い捨てる。

けれども・・アルは、その行為を見過ごすことはできなかった。
自分には母はいないし、父も帰ってこない。家もない。
だから・・家族が仲が悪いのは、何だか嫌だな・・。
彼がぽつりとそう呟くと、ノックスは仲が悪いわけじゃない・・と息をつく。

彼はイシュヴァ―ルの内乱の後、精神を病んだ。
平和な場所に戻ってきてもフラッシュバックに悩まされ、不眠症になったり悪夢にうなされたりしたのだという。

そんな日々は、次第に家族をも蝕んでいった。
そうなったら、もう一緒にいられないだろう・・。
彼はそう話すと、イシュヴァ―ルにはつまらない話しかないよ・・と呟く。

誰も彼も、内乱に関わった奴は傷だらけだ・・。


同刻ー
スカーはマルコーと出会っていた。
彼は通気口の間から下にいるマルコーの顔を確認し、一般人か・・?と尋ねる。

マルコーもまた、どこから入ってきた?とスカーに問う。
その時ー彼は血が滴り落ちてくるのを見た。

・・怪我しているのか?
マルコーはそう訊くと、周囲の様子を窺う。
そして誰もいないのを確認すると、スカーに言った。

自分は医者だ。外の様子も知りたいし、降りてきてくれ。
君の怪我も見ようー。
その言葉に、スカーは下へと飛び降りるー。

部屋に入ってきた彼を見て、マルコーははっと息を呑んだ。
イシュヴァ―ル人か!!

彼はスカーの額に大きな傷があるのを見て、いつか見た手配書を思い出す。
もしかして・・君がスカーか?!
マルコーはスカーがうなづくのを見ると、顔を歪めて笑い出す・・。

神よ・・。
そう口にして震える彼を見て、スカーはどうしてこんなところにいる?と尋ねる。
マルコーはホムンクルスたちに幽閉されたことを話し、過去にも協力させられていたことを明かす。

ホムンクルスたちは、人間では敵わぬ圧倒的な力と未知の技術で、この国を陰から動かし続けてきた。
自分は何もできないまま、ただ従い続けてきた・・。
そう話しうつむく彼を見たスカーは、奴らに与しないのなら戦え、と促す。

だがマルコーは、それは無理だ!と声をあげた。
彼は1つの町を人質に取られていることを告げる。
1つの民族を潰されたスカーがそんなことには同情しないと分かっていながらも、彼は事情を打ち明け・・そして頼む。

自分をここで殺してくれーと。

マルコーは、かつて自身がイシュヴァ―ルの内乱の際に賢者の石づくりに加担した事実を打ち明ける。
自分はイシュヴァ―ル人の命をたくさん奪った。
そして今後もホムンクルスたちに加担させられたら、自分はまた多くの人を殺すだろう・・。
だから殺してくれー
彼はそう懇願する。

外部からの侵入者に殺されたとあれば、人質の件にもかからない。
人柱候補の自分が死ねば、ホムンクルスたちの計画を阻止することもできる。
今、スカーがここに現れたのは僥倖だ・・!
マルコーは叫び、訴えた。

殺してくれ、今ここで!私は死をもって、奴らに一矢報いるー

その瞬間、スカーはマルコーの口を手で封じ、思いっきり壁に打ち付けた。
彼は渾身の力を込めてマルコーに迫り、睨みつける。

まだイシュヴァ―ルの話を、全て聞いていないぞ。貴様ら、あの地で何をやった!!
全てを話せ、マルコー!この右手が貴様を破壊せぬうちにー!!
彼は叫び、マルコーの返答を待つー。


夜ー
修理を終えて帰ったエドは、あれから昼寝をしてしまっていた。
気付けば外はもうすっかり真っ暗で、エドはノックスの元へアルを迎えに行くついでに、ホークアイに借りた銃を返しに行くことにする。

彼はブレダに電話して住所を聞き、街へ繰り出した。
そして1軒のマンションを尋ねると、目的の部屋のドアを叩いた。

その頃、ちょうどホークアイはシャワーを浴びていた。
彼女はハヤテ号が鳴くのに気づき、エドがやってきたことを知る。

急いで身体を拭きながら、彼女はエドに今出るからーと声をかけた。
その背中にはー錬成陣の刺青が刻まれているのだった・・。




















イシュヴァ―ルの内乱を経験した者たち。

今回はスカーがマルコーに出会い、イシュヴァ―ルの内乱の真実を明かせと迫る回でした。
様々な者たちが内乱に関わり傷つき生活の変化を余儀なくされ・・そんな姿が見えた回でした。

いよいよイシュヴァ―ルの内乱の全てが明らかになりそうですね。
今回の皆の話だけで、既に心が重い・・。覚悟して、読み進める必要がありそうです。


まずはアームストロングから。
ブラッドレイがホムンクルスであることを知った彼。やっぱりその衝撃は大きかったようです。

そりゃそうですよね。
彼はイシュヴァ―ルの内乱に疑問を感じつつも参加し、結果として心を病み、出世の道を閉ざされています。
ホムンクルスを憎む気持ち、計画に乗せられたことへの悔しさ、間違っていると言えなかった自分への不甲斐なさー
色んな思いがごちゃ混ぜになったことと思います。

しかし彼は逃げないと決めました。
イシュヴァ―ルの内乱では、逃げてしまった。しかし敵が人間ではなくホムンクルスであるなら、今度こそ間違っているものには間違っているとしっかり伝え、最後まで人民のために戦わなければならないー
その思いが、アームストロングを目覚めさせたのです。

彼も、強い人ですね。
自分の弱さを認めつつ、それでも逃げない。
マスタングは本当に、良い仲間に恵まれたと思います。

アームストロングにまでブラッドレイの手が伸びてはマズいから、彼もまた大っぴらには動けないでしょう。
でも彼の錬金術と肉体の力は、戦いにおいて必ずマスタング達を助けてくれることでしょう。

仲間がバラバラになったとしても、気持ちは1つであり、繋がっているー
皆が離れてしまう前に、そのことが確かめられて良かったですね。

アームストロングもこれからの戦いで、イシュヴァ―ルの時の自分の気持ちに決着をつけられるといいな、と思います。

彼は何も間違っていません。マルコー同様逃げた苦しみにずっと追われ、今まで生きてきました。
でも彼は軍の人間として従ってきただけで、キンブリーのように楽しんで戦争に参加していた訳ではありません。
だからこそ、彼にも救われる日が来てもいいと思うのです。

そしてその日は、ホムンクルスたちを滅ぼしたときにやってくるでしょう。
過去に蹴りをつけるためにも、彼にはマスタングと共に戦い抜いてほしいですね。
彼ならきっとホムンクルスも倒してくれるはず。スカーともいい勝負していましたしね。

マスタングも新たな闘志を燃やしていますし、彼らの今後に期待しましょう。
頭も切れるし、必ずやホムンクルスたちと軍を出し抜いてくれるはず。

次回からはホークアイがブラッドレイ付きになると思われるのでそこが心配ですが、彼女もまた上手く乗り越えてくれるはず。
少し明るい兆しが見えてきましたね。この調子で、進んでいってくれることを祈ります。




続いて、ノックスについて。
今回は彼の身の上についても語られました。

彼もまた、イシュヴァ―ルの内乱で傷ついた者の1人でした。
確かマスタングと人体実験のようなことをしていたんですよね・・。
一体戦地で、何があったのでしょうかー。

そして戦争から戻った後も、トラウマに苛まれたノックス。
彼は結果として妻と子供を失うこととなりました。

戦争が無ければこんなことにはならなかったのに・・。
ここにも、戦争の被害者がいたのですね。。

皆が今も囚われ、苦しみ続けているイシュヴァ―ルの内乱。
知るのが怖いですが、誰が何をしたのか知らなければいけないのだな、とも思います。
それを知らないと、本当は気軽にスカーに皆と協力してほしいなんて言っては駄目なのだな・・と。

きっと私の予想以上の酷い戦争が描かれるのでしょうね。
荒川先生の描写は、残酷で容赦ないですから・・。でもそれがリアルでもあるんですよね。

これ以上戦いを大きくしないためにも、エドたちもメイたちも皆イシュヴァ―ルの内乱について知るべきときなのでしょう。
メイにもランファンにも、戦争の話は心に響くものがあるはずですから・・。

そしてその上で、皆で力を合わせてホムンクルスを止めることができるといいですね。
もうイシュヴァ―ルの二の舞にはさせない・・。
皆の思いが1つになることを祈っています。




さて、次はスカーとマルコー。
2人は出会い、そして互いを知ることとなりました。

本当に、衝撃の出会いですよね。
かたやイシュヴァ―ルの生き残りで、国家錬金術殺しの張本人。
かたやイシュヴァ―ルでホムンクルスの下で賢者の石を作っていた医師。

でもスカーが真実を知るには、一番都合のいい相手だとも思います。
そしてマルコーにとっても、スカーであればためらいなく彼を殺してくれるだろう相手です。
2人の利害・・一致しそうですね。

ただマルコーの殺してくれ、と頼む態度は、イシュヴァ―ルの被害者に対しては失礼だとも思いました。
彼の気持ちは分かりますが、彼が結果としてイシュヴァ―ル人たちを大量に殺すのに加担したのも事実。
その事実を置いて、スカーに殺してほしいと頼むのは違うと思うんですよね。

殺されるのと、殺してほしいと頼むのは全く別の話です。
死を願う人物を殺すことは、スカーの本意ではないでしょう。
そんな枷をスカーに負わせるのは、間違った行為ではないでしょうか。

せめて話を聞いてから・・とスカーが思うのも、当然ですよね。
そしてそれを聞いて判断するのはスカーです。
マルコーも苦しい状況でしょうが、自分の境遇に人を巻き込むのはよくないことだと気づいてほしいですね。。

うーん、この2人相入れることはなさそうだなー。
今回のマルコーの頼みって、スカーの気持ちを逆なでする行為に他ならないですよね。
スカーの今までの行為もほめられたものではないけど、彼は決して自分が死ぬことでケリをつけようとは考えなかった訳ですから。

もちろんマルコーだって、今ままでは町医者として人々に報いようとしてきました。
でも常に公開がつきまとい、ホムンクルスたちにも狙われ・・その心はぽきっと折れてしまいました。
だから死を望んだ訳です。

でもスカーも、境遇に関しては似たようなものです。
大事な人たちを全て失い、国家錬金術師への復讐のためだけに戦い身を隠す日々。
けれども、彼はそんな中でも死を選ぼうとはしませんでした。

その違いって、すごく大きいですよね。
マルコーは運命に流されるのみ、スカーは運命に抗おうとするのみ。
こんな2人が出会っても、到底互いを理解することは無理ではないかなーと思います。

ただスカーはマルコーと出会ったことでイシュヴァ―ルの全てを知る機会を得られた訳だし、マルコーもまたスカーが現れたことで脱出できる可能性が出てきました。
お互いに利点のためだけに関わるのなら、いい相手ですよね。
特にマルコー、ここから脱出できるといいなぁ。。

次回こそいよいよ、イシュヴァ―ルの内乱について明かされるのでしょうか。
軍から見たイシュヴァ―ル・・そこにはどんな裏があったのか。
スカーの心情を慮ると複雑ですが、彼には全てを知る権利はあると思います。

あの時何があったのかー
きっちりと説明してもらえれば、と思います。






最後に、ホークアイについて。

今回突然明らかになった、彼女の背中の刺青。
明らかに錬成陣でしたが、あれは一体何なのでしょうか。

彼女については、マスタングの部下という以外にはほとんど情報がないですよね。
もしかしたら錬金術の心得があったりするのかな。そもそもあの刺青は、誰が彫ったものなのでしょう
か。

スカーの腕の刺青にしても誰が彫ったのかまだ謎ですが、もしかしてそうやって身体に重要な錬成陣を
刻もうとうする人がいたのかな。

イシュヴァ―ルの戦争の地では、全てが焼き尽くされたことと思われます。
書物とかで残すことは不可能・・。であれば、身体に刻み込めば残せるかもしれないー
そういう動きがあった可能性はありますよね。

スカーに関してはそれは恐らく兄が行ったものだろうと推測できますが、問題はホークアイ。
彼女の身体に錬成陣を刻もうと考えた者がいたとしたら、それは誰なのでしょうね?

一番可能性が高いのはマスタングだけど・・彼がそんなことするかなぁ。
女性の身体を傷つけるのなんて、一番彼がやりたがらないことのような気がするんですよね。

うーん、また新たな謎が増えてしまいましたね。
ホークアイの過去に何があったのか、気になります。
錬成陣の意味も・・。

とりあえず今は、ブラッドレイにこのことが勘づかれないように祈るのみですね。
スカーたちにしてもそうだけど、折角のチャンスをホムンクルスに潰されるのはもう御免ですから・・。









さて、次回はいよいよイシュヴァ―ルの内乱の真実が明らかとなる回でしょうか。
マルコーの口から語られる内乱は、一体どのようなものとなるのでしょう・・。

皆が傷つき、今も囚われ続けている内乱。
あの時、ホムンクルスたちはどう人々を煽動したのかー
今後の戦いのためにも、今全てを知る必要があると思います。


しんどい話となるでしょうが、ここは耐えるときですね。
次回も楽しみです☆