前回、エンヴィーをおびき出して、彼の賢者の石を破壊することに成功したマルコー。
エンヴィーは本来の姿に戻ってしまい、スカーたちによって捕らえられてしまいます!

まずは1人・・
このまま人間側に、勝利の女神はほほ笑み続けるのでしょうか?!

感想です☆




第80話~ 「瞼の父」




※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

アムベック。
スラムで待っていたウインリィとヨキは、スカーたちが戻ってくるのを見つけて駆け寄った。

ホムンクルスが倒せたと聞いて、ヨキは喜ぶ。
だがウインリィはマルコーが怪我をしているのを見て、心配した。

マルコーは大丈夫だ、と答え、ウインリィにロックベル夫妻のことを思い出したことを語る。
自分にだってできることがあるのに、周りに流されて何もしないのは卑怯だと思った。
無茶してでも、何かしたかったんだ・・。

それを聞いたウインリィは、ほほ笑む。
その横でヨキが、スカーが持っているエンヴィーを興味深そうに眺めた。

彼はよくも今まで人間を馬鹿にしてきたな、とエンヴィーを指で弾く。
エンヴィーは痛みに悲鳴をあげると、やったな・・とヨキを睨んだ。
そして隙をついてスカーの手から逃れると、ヨキの首に寄生した。

驚いたヨキは、情けない叫び声をあげる。
エンヴィーはヨキの首を噛みながら、仲間の命が惜しかったら言うことを聞け!!と皆に怒鳴ってみせた。

だが・・彼らの反応は、エンヴィーの予想を大いに裏切るものだった。
皆、ヨキのことなどどうでもいいーと興味ない様子だったのだ。

仲間のはずなのに、どうしてー?!
驚くエンヴィーを、マルコーが無駄なことはやめろ、と咎めた。
もはやなりふり構っている我々ではない。邪魔するなら、その男の身体ごと滅ぼすぞー。

その言葉に、エンヴィーは渋々ヨキから離れた。
一行はヨキから山のように文句を言われながら、念のためエンヴィーをビンの中に閉じ込めることにするのだった。

ービンの中。
エンヴィーは苛立ち、歯噛みしていた。

一体どうなっている。何だ、このメンツは・・。
彼はビンの中から一行を見回し、そこでふと気が付く。

あれ?鋼のおチビさんは?
そう尋ねると、アルが今はブリッグズにいるはずだ、と答えた。

だがエンヴィーはキンブリーから、エドは行方不明だという連絡をもらっていた。
バズクールで坑道が崩れて、それ以来見つかっていないと聞いている・・。
エンヴィーの話を聞いたアルとウインリィは、目を見張るー。

ウインリィの顔が、さっと青ざめる。
アルはそんな彼女を必死で励まし、慰めた。

そこでスカーたちは、そろそろここを出るかーと腰を上げる。
このスラムは、既に軍に位置がバレている。このままここにいては、イシュヴァール人たちに迷惑をかけてしまうからだ・・。

エンヴィーのビンを手に、スカーは世話になった礼を述べる。
そんな彼らを心配しながらも、イシュヴァール人たちは祈りながら見送った。
イシュヴァラのご加護がありますように・・。

ースラムに世話になっている期間は、アルの身体には特に異変はなかった。
自分で動けるようになった彼は、どうやってエドを探そうか・・と考える。

一方スカーはメイに、シンから来る際にはどのルートから来たのかを尋ねた。
ユースウェル炭鉱の方からだー
メイがそう答えると、スカーはエンヴィーのビンを彼女に渡した。
そして彼女に告げる。
これを持って、国に帰れーと。

その言葉に、一行は驚く。
今錬丹術を使えるメイが帰れば、せっかく解読できた錬成陣が使えないからだ。

だがスカーは、エンヴィーを持ち帰ればメイの一族は助かるかもしれないだろう・・と言い聞かせる。
他人の国に、構っている場合かー。
彼はメイの瞳をしっかりと見据え、話した。

そんな半端な覚悟で、この国に来たのか?もし権力争いに負けたら、お前に命運を託した者たちに「よその国のゴタゴタに構っていて助けられなかった」と言い訳するのか?
行け、この国のことはこの国の人間でどうにかするー。

その言葉に、皆しん・・と口を噤んだ。
メイは下を向き、スカーの言葉を噛みしめる。
そして・・皆に向かって頭を下げた。
ありがとうございました・・。

アルが、錬丹術を教えてくれてありがとう、とメイに言葉をかける。
メイは彼にしがみついて少し泣くと、涙を拭い歩き出した。
皆さん、ありがとうー!!
そうして、メイは1人違う方向へと進んでいく・・。

寂しく感じつつも、一行も移動を続けることにした。
それで、どこへ行くー?
ジェルソが皆に尋ねると、アルが声をあげた。

気になる街があるんだー。
彼は皆に、考え付いたことを話す・・。


ユースウェル炭鉱。
辿り着いたメイは、1人とぼとぼと駅の方へ足を進めていた。

そこに、偶然居合わせたカヤルが気付いて駆け寄ってくる。
近くには炭鉱の仲間たちも沢山いた。
初めてアメストリスに来たときに親切にしてくれた人たちー
彼らを見たメイの涙腺は緩み、彼女は思わず泣き出してしまった。

それを見たエンヴィーは、静かな声でメイに囁く。
・・こいつら良い奴だけど、見捨てるのか?

彼はメイに、次々に語りかける。
自分のような死にぞこないを連れて帰っても、何もならないこと。
中央に行けば、本当の不老不死の方法を見つけられるかもしれないこと・・。

それを聞いたメイは暫く逡巡した後、意を決する。
彼女はすぐにカヤルたちに別れを告げると、中央へ向かうのだった。

ーその脇に抱えられながら、エンヴィーは1人ほくそ笑んだ。
馬鹿め、中央に行ってくれればこちらのもんだ。賢者の石さえあれば、また変身できる・・!!


中央ー
ブラッドレイは公務に勤しんでいた。
彼はひと段落つけると、ホークアイにお茶を用意するよう頼む。

そしてホークアイが準備をする姿を眺めながら・・彼は訊いた。
セリムのことを知ったそうだな・・。

彼は、自分の正体も知っているのだろう?と尋ねる。
ホークアイはどちらの質問にも、はい・・と答えた。

するとブラッドレイは、国のトップとその息子がホムンクルスというのは、一国民としてどんな気分だ?とホークアイの意見を求めた。
ホークアイは悩みながらも、口を開く。

・・信じるべき家族が虚構の塊というのは、悲しいことだと思います。
彼女は家族ごっこなのでしょう?とブラッドレイに問うた。
人間を愚か者と誹るホムンクルスが人間の真似をして、陰で笑っているのではないですかー?

それに対して、ブラッドレイはうなづいた。
家族ごっこー確かにそうだ。
彼はセリムは上に与えられた息子であると話し、自身の人生も全て与えられたものだ・・と話した。
そしてその後、一言だけ付け加えた。

だが妻だけは、自分で選んだ。

その一言に、ホークアイははっと目を見開く。
ブラッドレイは彼女からお茶を受け取ると、一口飲んだ。
そして美味い・・とほほ笑む。

その姿は人間のようにしか見えず、ホークアイは困惑するのだったー。


同じく中央。
アームストロングは、姉であるオリヴィエと久しぶりの再会を果たしていた。

オリヴィエはアームストロングをじろりと睨み、彼の態度を腑抜けていると罵倒する。
その圧に圧されながらも、彼はブリッグズについての話題を振った。
ブリッグズ軍はドラクマに圧勝したようだが、それでは国土錬成陣が完成してしまうのでは・・?

そう問われたオリヴィエは、ふん、と鼻を鳴らす。
構わん、外部から北を守るのが我々の仕事だ。
この先未来永劫、わが国に喧嘩を売る気など起こさせないようにする。それくらい圧倒的で完全な敗北を与える。
そうして余計な戦を起こさぬことこそが、彼我のためになるというものだー!

その闘志に、アームストロングはただただ感心するのみだった・・。
と、そこへ上層部の人間がオリヴィエを探してやってくる。
彼はオリヴィエがアームストロングといたことに気付いたが、オリヴィエはあんな男を弟とは思いたくないですーと息を吐いた。

イシュヴァールから逃げ帰るような、あんな臆病者ー。
・・それを聞いた軍人はやれやれ、と首を振り、見せたいものがあるーと彼女を誘うのだった。

ー国家錬金法の、3大制限を知っているかね?
道中、軍人はオリヴィエにそう尋ねた。
オリヴィエはうなづき、「金を作るな」「人を作るな」「軍に逆らうな」だ、と答える。

軍人は了承し、ではなぜ「人を作るな」と禁止しているか分かるか?と今度は尋ねた。
倫理にもとるからでしょうー?
オリヴィエは話す。
人が人を作るのは、神への冒涜だ。錬金術師たちには、昔から暗黙の内にそう伝えられてきたと聞いている、と。

だが軍人はその答えを違うな、と即座に否定した。
彼は重い扉を開け、その先にある金網の錠を外した。そして地下へと続く階段を降りていく。
するとロック鍵のついた倉庫の前に出た。
キーを打ちながら、軍人は語る。

倫理など、時代や個人によって線引きは変わる。この国の場合は、そんな曖昧なものが理由ではない。
ロックが解け、倉庫のシャッターが上がっていく・・。
その中に見えるものに、オリヴィエは思わず目を見張った。

そこにあったのは、無数の人間型の人形だった。
軍人はその前に立ち、オリヴィエの瞳を見据える、
理由は単純明快、個人が強力な軍隊を持たないようにするためだよー。


リオール。
ロゼは今日も、仕事に勤しんでいた。

ふと彼女は、ドタバタとやってくる数人の声を聞く。
その声に聞き覚えがあった彼女は、顔を上げて驚いたー。

アル・・!!

そこには、アルとその連れの姿があった。
2人は再会を喜び合い、互いの近況を語り合う。

そこでエドがいないのに気づいたロゼは、残念だ・・と少し眉を下げる。
その様子を見たウインリィは、ぐっと息を呑んだー。

と、そこへ間延びした男の声が響いた。
ロゼ、鍋を洗い終わったよー。他に仕事はあるかいー?
そう言いながら、ホーエンハイムがやってくる・・。

その姿に、アルとウインリィは目を丸くした。
ウインリィを見たホーエンハイムも、隣の鎧の姿を見てはっとする。
3人は思わぬ再会に、しばらく言葉が出てこないのだった。




















別れと再会。


今回はメイがスカー達の元から去り、リオールを訪れたアルたちがホーエンハイムと再会した話でした。

ここでホーエンハイムと会うのか!もう展開が全然読めなくて、興奮の連続です!!
エンヴィーも悪だくみしているし、まだまだ落ち着く様子はなさそうですね。
やっぱりメイも最終決戦に参戦するようだし、中央には不穏な動きがあるし・・目が離せません!!


で、感想ですが・・今回のスカーには、なんだかぐっと来ましたね。
メイのことをなんだかんだずっと考えてくれてたんだなぁ・・と。

今回の彼の言葉を聞くに、スカーはメイに自分の境遇を重ねていたのでしょうね。
一族のために単身シンからやってきたメイ。
彼女が背負うものは彼女の大きさに比べて、とてつもなく大きなものです。

そんな中でも懸命に頑張ってきたメイ。
故郷を失ったスカーはその孤独な頑張りに、メイを助けてやりたいとずっと感じていたのかもしれませんね。
そういうの、見せないですけどね。

でもこのタイミングでメイにシンに戻るように言うー
その気持ちは、皆にも伝わったと思います。

自分たちの国のことより、メイの一族のことを優先したスカー。
自分の国のことは自分たちでどうにかすると言ってはいたけど、実際には策はない状態です。
それでもメイを帰そうと考えたのは、メイの事情を心配し応援しているからですよね。

あー、やっぱりスカー好きですね。
辛い思いをしたからこそ、人の事情を深く考えることができる人だと思います。
どうにか彼にも罪を償い、国のために尽力してほしいなぁと願ってしまいますね。
それに足る人なんだけどなぁ・・。今までやってきたことがネックなのが辛い部分です。

ここでメイを帰して、彼らは今後どうするのでしょうね。
とりあえずアルと行動を共にし続けるようですが、それはエドとウインリィを守るよう約束したからかな?
まぁ目的もホムンクルスを倒すこと、と一緒ですし、計画実行の日が近い今協力者は多い方が両者にとっても良いですもんね。

ホーエンハイムが錬丹術をかじっているので、ここでの再会はスカーたちにとっても光明です。
メイがいなくなっても(といっても、結局シンには帰っていませんが・・)スカーの兄の研究を実行する手立ては、まだ無くなっていません。
後は計画実行の日に向けて、それを阻止できるよう動くー。

その過程で、スカーとアルたちももっと互いを知り合えるといいですね。
アルは人当りがいいので、きっとスカーも打ち解けていってくれるような気がするんです。
皆、元は悪い人たちではありません。ただ所属する組織や民族によって、理解し合えてこなかったのだと思います。

スラムにお世話になっていたときも、皆できることを手伝って仲良くなろうとしていました。
そういう関係を少しずつ積み上げて、色んな場所で理解者や友達を作っていけば、戦いの後の世も生き抜いていけるのではないでしょうかー。

そんな人と人のつながりを、今回は考えさせられる話でした。


で、メイですが・・こちらは少し心配。
気持ちの整理もつかない中で1人になってしまいましたからね・・。
エンヴィーに付け込まれてしまいました。

確かに中央に戻れば他のホムンクルスがいるから、賢者の石を分けてもらうことは可能でしょうね。
彼らがそうしてくれるかは別として、可能性があるならそれに縋ろうという訳でしょう。
さすがエンヴィー、ただではやられてくれませんね。

となると、やっぱり最後に彼と戦うのはマスタングとなる可能性がまた高まってきましたね。
ヒューズの仇を取る機会はまだ失われていません。
喜んでいいのかは分からないけど、マスタングの気持ちを思えば少しほっとしたかも。


さて話は戻ってメイですが、彼女とは中央で再び再会となりそうですね。
その時には、もう最終決戦は始まっているのかな・・。
メイもこの感じだと、参戦することになるのでしょう。

となるとシンの後継者争いも、まだどうなるか分かりませんね。
リンが最終決戦でどういう立ち位置になるかもまだ不明ですし、エンヴィー自身が言うように彼を連れていってもシンの皇帝は納得しないでしょう。
エンヴィーはきっと口も割りませんしね・・。

ここも、本当は互いに理解し合って民族同士協力し合えるのが理想ではあります。
でもメイはともかく、リンはそういうの受け入れ無さそうに思われます。
そうやって教え込まれて育ってきたのだから仕方ないですが・・せっかく同じ労苦を共にしたのにもったいないことですよね。。

後はせっかく皆と仲良くなれたのだから、アメストリスと協力関係になれたらもっといいのになーとは思います。
今は国同士を行き来するのも大変そうですが、これからは開国を視野に入れるのも互いの国にとって悪い話ではないでしょう。

アメストリスが若い力で生まれ変わろうとしているように、シンも彼らの代で変化をしていくといいですね。
なんかシンの皇帝って、初代アメストリス王みたいに思えてならないんですよ・・。
不老不死を願って、悪い歴史を繰り返そうとしているようにしか・・。

リンもメイも、アメストリスの歴史を知りました。
そのことは必ず、2人の糧になっていることでしょう。
なので彼らがシンを変えていけると、私は信じています。

どちらが皇帝になるかは分かりませんが、未だどちらも応援したい気持ちは変わっていません。
そしてアメストリス同様、シンが変化し隆盛することも願っています。





続いて、中央について。
ブリッグズでの物語がひと段落し、話が中央に戻ってきましたね。
ホークアイのブラッドレイの元での仕事の様子、初めて見ることができました!

なんだか今回のブラッドレイは、切ない雰囲気がありましたね。
人間にもホムンクルスにも馴染めていないのでは・・そんな感覚を抱かされました。

やっぱり普通の人間として生きてみたかった、という思いが彼の中にはあるのでしょうか。
彼に関してはホーエンハイムと同様、なりたくてホムンクルスになった訳ではないですからね。
ホムンクルスであることに優越感を覚える一方、人間として普通に生死を終えたかったという思いがあるのかも・・と感じられました。

特に奥さんについて語るくだりでは、ホーエンハイムと似たものを強く感じました。
ホーエンハイムが家族というものに人一倍憧れたように、ブラッドレイもそうだったのではないでしょうか・・。

ホムンクルスにとっては、家族を持つということが一番人間的に見えるのかもしれませんね。
そういえばお父様も、あえてホムンクルスたちと親と子という関係を作っている・・。
彼らにとって、家族というものは理解できないからこそ手に入れてみたいものなのかもなぁ。。

ブラッドレイもそうだった。だから奥さんは、自分で選んだ。
それをあえて口にするところに、彼のプライドが感じられました。
これは正体が明らかになったとき、奥さん苦しいでしょうね。
愛された事実はあるのですから・・。

こういうところが、ブラッドレイを嫌いになれない部分なのですよね。
彼には敵ながら、最後まで自分を貫き戦い抜いてほしいと思います。




続いて、オリヴィエ。
少し久しぶりの登場ですが、上層部とは上手くやっているようで一安心しました。

ただ上手くやっているからこそ、どんどん深部に入り込んでいるのが恐ろしいです。
もう引き下がれないところまで来てしまっていると思います。

彼女が見た、人形たちー。
あれは最終決戦で、エドたちが戦うことになるいわば兵士たちでしょう。
人間の魂を、あの人形たちに移し替えるということですよね・・。
なんておぞましいことを考えるんだ、とぞっとしました。

バリーの研究が、この布石だったのですね。
あっちは生身の肉体だったかた腐ってしまったけど、今回は人形なのでその心配はありません。
軍も極秘に研究を続けてきていたということでしょう。その陰にどれだけの犠牲者を出したのかと思うと、やり切れません・・。

欲に目がくらむと、ここまで人は外道に堕ちてしまうのか・・と暗澹たる思いでいっぱいです。
オリヴィエに一喝してもらいたいものですよ、本当に。

なんとかこの計画、阻止したいものですね。
これ以上関係ない人たちを犠牲になど、してほしくないですよ・・。

オリヴィエやマスタングにアームストロング・・
中央にいる軍人たちに期待したいところですが、どうなるか。。

見守りたいと思います。






最後に、ホーエンハイムとの再会について。

偶然の再会を果たしたアルとホーエンハイム。
まさかホーエンハイムがリオールにとどまっているとは思いませんでした!

アルがリオールに来たのは、やっぱり地下通路が気になったからでしょうか。
ブリッグズのような地下通路を他で見たのは、この地だけですものね。
彼にどんな考えがあるのか、次回が気になります。

そしてホーエンハイムはなぜこの地にとどまっていたのか・・。
これもアルがここへ来たのと同じように、重大な意味を持つと思われます。

更に計画実行の日が近づく今、ホーエンハイムが人柱候補になっている息子たちに何を語るのかも注目ですね。
イズミにどの程度明かしたのかも分かりませんが、さすがにここまで来て話をしないということはないでしょう。
そろそろエドもアルも、父親が抱えている事情を知る時だと思います。

でもそう考えると、まず会ったのがアルで良かったですよね。
エドだったらこの前のように、まともに会話もできなかったでしょうから(^^;)

アルはかなり小さいときにホーエンハイムが出ていってしまったので、ほとんど記憶はないのではないでしょうか。
そんな父親とどんな会話を交わすのか・・ドキドキしちゃいますね。

ウインリィもいるし、エドのように喧嘩状態になることはないと思われます。
アルは気性も穏やかなので、久々にホーエンハイムにとっても心癒されるときとなるのではないでしょうか・・。

ホーエンハイムの過去を知ってしまったので、どうしても彼にも幸せになってほしいと願ってしまいますね。
まずはその最初の段階となるのか・・。
次回を楽しみに待ちたいと思います。







さて、次回はホーエンハイムがアルに全てを語る回でしょうか。
1つ心配なのは、ホーエンハイムの側がアルを避けるのではないか・・ということ。
彼は息子たちを捨てたことに呵責を感じ、嫌われていると思っているようですからねぇ。
逃げないか、ちょっと不安です。。

後は中央の動きも、もう少し描かれるでしょうか。
上層部が持っている恐ろしい兵器ー
その詳細も待たれますね。


計画実行の日に向けて、どんどん物語の断片が集まってきました。
各々の動きから、目が離せないですね!

次回も楽しみです☆