前回、囲碁のイベントでスポンサー相手に4人持碁を果たしたアキラ。
彼はその視線の先に、プロ試験予選に通過したヒカルを見ますー。

一方碁会所に通うヒカルも、3人相手の持碁に成功するように。
互いに成長していく2人。
その道はいつか交わるのでしょうかー?!

感想です☆




本戦開始~第74局 「洪 秀英」





※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

週末。
ヒカルは今日も、和谷(わや)たちと碁会所へ出向くことになっていた。

今日は、伊角(いすみ)が以前別の碁会所で教えてもらった、強い者がいるという碁会所へ行ってみるという。
強いー!
それを聞いたヒカルたちは、意気揚々とその碁会所を目指すのだった。

目的地が見えると、ヒカルは飲み物を買うためにコンビニに寄ることにした。
和谷たちは待っていると言うので、彼は1人で中へ入る。

そこで、ヒカルは1人の少年とすれ違った。
少年は棚のものを落としたのに、拾いもせず進んでいく。
それを見咎めたヒカルは、少年に近づき注意した。

だが少年は聞こえないふりをしているのか、ヒカルの言葉を無視した。
ヒカルはむっとし、思わず少年の肩を掴んで文句を言う。
すると少年は何も言わずヒカルを睨み、その手を振り払った。

そして少年はそのままコンビニを出て行ってしまう。
遅いと和谷たちが呼びにきたので、ヒカルも苛立ちを感じながらも、皆の元へ戻るのだった・・。


その後、3人は碁会所へ入った。
ドアを開けると、受付の男性が振り返る。
その顔が日本人のものではないことに気付き、ヒカルは一瞬戸惑った。

後から入った和谷たちも、客層を見てはっと息を呑む。
どうやら客の半数以上は日本人ではない・・。
伊角は、そうか、こういうところだったらワンランク実力が上というのもあり得る・・と納得する。

と、そこにさっきのコンビニの少年が入ってきた。
ヒカルが声をあげると、受付の男性が知り合いか?と2人の顔を見回す。

すると少年は男性に、日本語ではない言葉で何かを答えた。
そうか・・こいつ、俺の言葉が分からなかったのか。
ヒカルは少年もまた日本人ではないことにようやく気付く。

受付の男性は3人に、少年と打ってみてはどうだ?と提案した。
少年の名前は、洪秀英(ホン スヨン)。男性の甥で12歳、短期で日本に遊びに来ているということだった。
そして彼はー韓国でプロを目指しているのだという。

韓国では、院生ではなく研究生というらしい。
その話を聞いた3人は興奮し、自分たちもプロを目指す院生なのだ、と明かす。
受付の男性に訳してもらった秀英は、3人をー特にヒカルをきっと睨んだ。

そんな中、韓国にもプロの棋士がいることを知らなかったヒカルは、まずはそのことに驚いた。
和谷たちが慌てるなか、それを聞いた客たちは一斉にむっとした顔をする。

訳を聞いた秀英も、韓国のプロを知らない?!とヒカルに噛みつく。
まさか日本が今でも世界のトップだと思ってて、それで韓国を馬鹿にしたようなことを言ってるんじゃないだろうな?!
ヒカルはその剣幕にびっくりするが、客たちも日本がトップだった時代なんてとっくに終わっているのに・・と呆れて息をつく。

秀英の怒りも、収まらない。
韓国の研究生は、君たちのように甘くない!
彼はそう叫ぶと、近くの席に座る。

その訳を聞いたヒカルは、余りの言われように苛立った。
そんなに言うなら、打ってみろよ!
彼は自分を無視しようとする秀英の横まで行って、怒鳴った。
それとも、俺に負けるのが怖いのかよー?!

ーその言葉を客が伝えると、秀英は馬鹿にしたように笑った。
そして盤面に石を並べると、ヒカルに前に座るように示す。
指導碁なら打ってやるよ。
彼はそう言って、ヒカルの目を覗き込むー。

だが馬鹿にされたと知ったヒカルも、黙ってはいなかった。
彼は秀英の帽子を払うと、ニギれよ!と席につく。
2人は睨み合ったまま、白石と黒石をそれぞれ手にしたー。

日本の院生と韓国の研究生が対局する!
その事実に、客たちはざわめきだった。
そんな中、秀英は忌々しそうにヒカルを睨みつける。

自分は競争の激しい韓国の研究生の中でも、上位にいるんだ。こんな奴、相手にならないー!
彼は皆が自分に期待するのを感じながら、心の中でヒカルを笑った。
見せてやるよ、僕の力を。驚け。そしてーこそこそと立ち去れ!!




















韓国の研究生。

今回は碁会所でヒカルたちが、韓国の研究生と出会う話でした。

和谷たちとの碁会所通いももう3度目なので、そろそろプロ試験本選も始まりそうですね。
ここが最後の挑戦場でしょうか。
そんな中で、ヒカルたちは刺激的な出会いを得ました。

今回行った碁会所は、韓国の人たちが集う碁会所だったのです。
そういう場もあるのですね。インターネット囲碁の回の時に世界中の人たちが囲碁に親しんでいるのは見てきましたが、韓国はその中でもかなり高いレベルで囲碁が発展しているようですね。
ヒカルと同じく、知りませんでした汗)

日本のようにプロになるための院生制度もあるようで(研究生だそうですが)、そりゃあヒカルが怒られるのも無理ないですよね。
悪気はないにしても、無知をさらけだせばいいってもんじゃありません。
ヒカルはプロになる前に、その辺直さないといけませんね(^^;)

どうやら韓国の研究生は、かなりレベルが高いようです。
秀英のこれだけの自信を見ると、ヒカルがどれだけ手こずるのか楽しみ。
プロ試験本選前に、これもまた良い刺激となるのではないでしょうか。

目上の人たち、そして国籍の違う人たちー
色んな人と戦うことで、ヒカルの精神も随分鍛えられたことでしょう。
これがプロ試験本選でどれくらい活かされるか、期待していますよ!

また、単純に秀英がどのくらい強いのかも知りたいという気持ちもあります。
研究せの上位って、日本ではどのレベルなんでしょうね。
院生としては伊角も上位ですが、差があるのかなど気になるところです。

そいえばふと思い出しましたが、海王中の囲碁部顧問も韓国人でしたね。尹とかいう名前じゃなかったでしょうか・・。
やっぱり韓国では囲碁はメジャーなものなのでしょうね。日本では若い子の間ではそんなに流行っていないので、意識も違いそう。

その辺勝負でも差が出そうですよね。何となく秀英はとにかく攻め碁!なイメージ。
果たしてどんな勝負になるのか・・
次回が待ち遠しいです。


あ、でも今回は団体戦はないのかな?
ヒカルが喧嘩売るみたいになっちゃったから、有耶無耶になっちゃいましたね(^^;)

ヒカルは本当人を振り回すなぁ。
そういうところも、直していかないとですね。。








さて、次回はヒカルVS洪秀英ですね!

偶然出会った韓国の研究生。
対局できるこの機会に、ヒカルは感謝しなければなりませんね。

韓国の囲碁と、日本の囲碁はどのくらいレベルが違うのか。
そしてこの勝負、勝つのはヒカルと秀英、どちらになるのかー
目が離せない戦いです!


プロ試験本選までに、ヒカルは箔をつけられるのかー?!
次回も楽しみです☆