今回から、13巻です!

前回、囲碁のイベントで御器曽たちの不正を暴き、倉田と知り合ったヒカル。
佐為も思いきり打つことができ、彼らは明るい気持ちで会場を後にします・・。

いよいよプロになるまで秒読みのヒカルたち。
一難去って、彼らにはどんな未来が待っているのでしょうかー?

感想です☆




プロ第一戦~第105局 「プロ第一戦」





※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

森下(もりした)の研究会。
ヒカルが大手合いを知らないと聞いて、和谷(わや)は大声をあげた。
周りの棋士たちも呆れたり、大笑いする。

大手合いとは、昇段のための手合いのことだ。年に10局程度打ち、その成績によって昇段できるようになっているのだという。
冴木(さえき)が説明するなか、森下は大手合いも知らないでもうプロになるのか・・と息をつく。

だが色々あれど、ヒカルも和谷もプロになれたのは事実だ。
最初の方の手合いは低段者とばかりになるから、しっかり揉まれてくるようにーと森下は2人に告げる。

森下の研究会では、冴木が4段、白川(しらかわ)と都築(つづき)が7段だという。
早く5段になりたいとため息をつく冴木に、森下は塔矢(とうや)門下の芦原(あしはら)よりも先に5段になれよ!とげきを飛ばす。
彼は塔矢をライバル視し、すぐに門下生たちも競わせようとするのだ。

実際大手合いやタイトル戦は月に2,3局あるが、アキラはその全てを順調に勝ち抜いて本因坊戦・名人戦の2次予選に駒を進めているという。
今の囲碁界の注目の的とあって、森下にとってはそれも面白くないのだった。

お前たちで何とか塔矢アキラを止めろ!!
森下に怒鳴られ、ヒカルたちは苦笑するのだった。


ーそうこうしている内に、あっというまに3月になった。

新初段シリーズは、あの後越智(おち)は勝利し、和谷は負けた。
そして彼らは今日ー新入段の免状授与式の日を迎えていた。

自宅でヒカルは、用意したスーツに袖を通す。
ネクタイもきっちり締めた見慣れない姿に、ヒカルも母親も似合わないなぁ・・と眉をしかめる。

母親は、まだヒカルがプロ棋士になったことを信じられずにいた。
おまけに他の新人棋士も皆中学生だと聞き、彼女は何という世界なんだ・・と頭を抱えたものだった。

そんな不安でしょうがない母親に見送られ、ヒカルは家を出る。
そして会場に向かうと、彼は和谷の姿を見つけた。

更に会場内には、倉田(くらた)の姿もあった。
彼は去年の最多勝利者と最多対局者で表彰されて来ているらしい。
他にも様々な棋士が表彰されて呼ばれていると和谷は説明し、アキラも勝率第1位賞と連勝賞の2つで表彰されていると話した。

要は新人棋士の表彰は、この会ではおまけのようなものなのだ・・。
それを知ってヒカルは落ち込むが、佐為(さい)はおまけだからどうした!と喝を入れる。
アキラだって、去年はそのおまけだったのだ。一局一局積み重ねた上に、彼の今の地位はあるのだー。

そう諭され、ヒカルははっとする。
そうだ、一局一局向き合っていけば自分だって・・。
そう思いなおした彼は、初めて対局する相手は誰になるんだろうなーと考える。
初段の相手は同じ段だけに限らず、2段、3段ともぶつかるらしい。

と、そんな話をしていた時、ヒカルは奥から歩いてくるアキラの姿に気付いた。
塔矢!
思わず声をあげると、それに気づいたアキラははっとして足を止める。

そのまま、2人は数秒見合った。
ヒカルは同じ世界に来れたことを改めて噛みしめ、笑みを浮かべる。
とうとうここまで来た!同じプロだ、少しは見直したか?!
彼は一歩踏み出し、アキラに話しかけようとするー

だがアキラはすっと目をそらした。
そしてー何も言わず、ヒカルの横を通り抜けた。
ヒカルは目を見張り、ショックでその場に固まる・・。

それを見ていた和谷は、無視しやがって!とアキラの背中を睨む。
そこに越智もやってきて、3人の新人棋士は揃った。
越智はヒカルが顔をしかめているのに気づき、どうかしたのか?と尋ねる。

ヒカルはそれには答えず、拳をぐっと握りしめた。
・・追いつくだけじゃない。追いこしてやる、あの野郎・・!!
彼はその怒りを、闘志に変えて炎を燃やすのだった。

一方ー
アキラは会場の一角に席を取り座った。
その姿を見付けた記者が、アキラの元へ駆けよってくる。

彼はアキラに、大手合いの組み合わせ表を見たか?と息を弾ませながら訊いた。
進藤(しんどう)君の初戦の相手が・・
記者がそこまで言うと、アキラはうなづいた。

・・知ってますー。


その後、表彰式が始まった。
ヒカルは壇上で免状をもらいながらも、アキラのことを考えてはメラメラと炎を燃やした。
塔矢に追いつくー追い越す!!

ーそれから授与式が終わると、新人棋士の3人は今後の説明を受けるために別室で研修会を受けることになった。
様々な説明を受けた後、3人は大手合いの組み合わせ表をもらう。
そこには、今年の対局相手が全て記載されていた。

ヒカルは慌ててページをめくり、自分の名前の欄を探す。
対局相手は順番に右から書かれているらしい。
俺のデビュー戦の相手は・・
その瞬間、ヒカルと佐為は目を見開いた。

そこにはーアキラの名が、刻まれていたのだった・・。




















プロデビュー!

今回はヒカルたち3人が免状の授与を受け、いよいよプロデビューを果たした回でした。

新初段シリーズは描かれませんでしたが、越智は勝ち、和谷は負けたそうで。
越智は相変わらず手堅いですね。これはプロになってからも期待できそう。

で、とうとう免状授与式を経て、3人は正式なプロ棋士となりました。
まだスーツに着られてる感のあるヒカルがかわいいー!!w
でもこれからは対局のたびに、スーツ着るんですよね?

和谷と越智はわりと決まってたのも、またヒカルが際立ってウケるw
表紙を見る限り、ヒカル金髪ですもんね。そりゃ似合う訳ないかw

まぁ年齢を重ねたら、次第に似合うようになっていくのではないでしょうか。
その辺もこれから気にして見て行きたいですね(^^)

うーん、でも口座とか確定申告の話とか、お金の話が出てくるといよいよプロって感じがしてきますねぇ。
これまではお金を払って対局していたのが、これからはもらう側なんだもんなぁ。
その分良識のある行動を求められる訳で・・。何だか背筋が伸びる思いです。

これからプロの厳しい世界を生き抜いてきた棋士たちと勝負をしていくヒカルたち。
一体どんな世界が待っているのか、とっても楽しみでワクワクします。
全然見たことない世界だから、純粋にどんな世界なのか興味あります!

結構キャラの濃い棋士が多いので、どんな対局になるかとかどんな人と知り合うのかとか、考えただけで胸がはずみますね。
これからのプロ編ーしっかりと見守っていきたいと思います。




さて、今回の表彰式兼授賞式には、アキラや倉田の姿もありました。
2人共すごいですよね。賞の名前に感心しました。やっぱり次世代を担う棋士たちだなーという感じ!

アキラはすでにタイトル戦の2次予選にも進んでいるそうで、本当に進みが早い!!
これは他の棋士たちはさぞ恐怖していることでしょうね。父親の七光りではなく、アキラは実力も兼ね備えていることがこの1年で明らかにされてきたのですから。
タイトルホルダーたちも、虎視眈々とアキラの様子を窺っているのではないかと思われます。。

倉田も最多勝利と最多対局賞ということで、こちらもスゴいですよね。
タイトル戦などが重なるほどに対局は増えるという話だったので、恐らく複数のタイトルに彼もまた挑戦してきたのでしょう。
今年はそれこそ塔矢に挑戦・・なんてこともあり得るかもしれませんね。

2人共次世代の囲碁界を担っていくには、十分素質ありの逸材です。
ここにヒカルたちも食い込んでいけるかも、今後注目となるポイントですね。

塔矢や桑原も好きですが、やっぱり若い力が取って代わる姿というのも見たいもの!
そこでどんな激しい戦いが繰り広げられるのかと想像すると、ワクワクしちゃいます。

まずはアキラと戦うことになったヒカル。
いきなりの再戦でびっくりですが、きっと1年以内にはぶつかっていたでしょうから、それが早くなっただけの話ですよね。

ヒカルがすべきは、今の彼の実力を思う存分アキラにぶつけるだけー。
それを受けて、アキラがヒカルをどう判断するのか、とても楽しみです。

もちろんヒカルが勝つ可能性だって十分にある訳で、それを想像しても楽しいですよね。
今のヒカルなら、行ける気もするんですよねー。かなり粘り強い碁を打てるようになりましたから。

前巻は佐為の対局メインでしたが、ここからは再びヒカルのターンですね。
プロの世界で頭角を現すことができるのかー?!
見守りたいと思います!








さて、次回はヒカルとアキラが再戦する話でしょうか。

恐らく表彰式でのアキラの態度は、既にヒカルとの再戦を見越しての態度ですよね。
アキラもまた、ヒカルとの再戦に闘志を燃やしているとみて間違いないはず・・。どんな激しい戦いとなるのか、楽しみです。

そしてヒカルとアキラという好カードを、緒方たちが見逃すはずもないでしょう。
またしても注目される一局ー
戦いの結果にも注目です!

ついにプロの世界で初対局!
ヒカルVSアキラ、その戦いの行方はー?!

次回も楽しみです☆