前回、先鋒戦では華々しい活躍を見せたものの、次鋒戦ではあっけなく負けてしまった南田。
順番は、次鋒の小百合に回ります。

その体格を生かし、寝技に持ち込む小百合。
しかし彼女は相手に逆に技を返されたうえに、参ったのやり方を知らなくてー?!


三葉女子短大柔道部、早くもピンチです!!
感想です☆





日本一弱い柔道部~第122話 「ついに富士子さん!」




※以下、ネタバレあり※









◎あらすじ◎

痛いーーー!!
土俵上に、小百合(さゆり)の悲鳴が響いた。

滋悟郎(じごろう)が参ったを彼女に教えていなかったと知り、松田(まつだ)は驚愕する。
このままじゃ腕が折れてしまう・・!!
彼はどうにもならず、ただ小百合の動向を見つめるばかりだ。

それは柔(やわら)も同じだった。
このままじゃ大変なことになる!
そう焦った彼女は、溜まらず会場に駆け込もうとする。

だがその時ーどよめきが起こった。
なんと痛みに耐えきれなくなった小百合が無理やり体を動かしたことで、相手選手が吹っ飛ばされてしまったのだ。

体格が有利に働き何とか難は逃れたものの、小百合は痛む体に涙を流す。
そのまま彼女は再び相手と組み、もういやだーと泣きじゃくった。

そんな小百合に、相手選手はどんどん切り込んでいく。
そしてあっさり床に転がされた小百合は、再び押さえ込みをかけられてしまう。
今度は送り襟絞めー
小百合の顔は真っ青になり、その瞳からはますます涙があふれた。

それを見ていた滋悟郎はーついに土俵内に入る。
そして小百合は肩が抜けていて参ったできないのだ、と代わりに参ったを告げ、試合を終わらせた。
ようやく解放された小百合は、滋悟郎の整体を受け、ようやく泣くのをやめる・・。

もうこんな痛い思いをするのは御免だ。
小百合はそう言って退部したいと訴えるが、滋悟郎たちはこの試合で一気にやせたように見える、と小百合を持てはやす。
それを聞いた小百合は、さっきまで泣いていたのはどこ吹く風。すぐに機嫌を取り直し、やせたことを喜ぶのだった。


そしてー中堅戦となった。
審判に呼ばれ、マリリンが土俵に上がる。
その途端、マスコミの間から歓声が沸いた。

マリリンはいつも通り、耳にはイヤリング、帯はピンク、おまけノーブラノーTシャツといった姿だった。
良い絵を期待するマスコミに対し、審判はぎょっとして彼女にちゃんとし恰好をするように注意する。

だがマリリンは、これが自分のスタイルだ、と譲らない。
そこで審判は副審も呼んで、何やら相談を始めた。
そしてーマスコミの期待に反して、彼らは無情な審判を下す。

小田真理(おだまり)、反則負け!!

何とマリリンは適切な服装を守らなかったとして、反則扱いを受けてしまったのだ。
試合もせずに負けてしまった彼女を見て、筑紫大学柔道部は口をぽかんと開けるばかりだ。

これが本当に滋悟郎が育てた柔道部の子なのか・・?
彼らの中には、疑問が増幅していく・・。

そんな中、マリリンが負けたので、次は富士子(ふじこ)の出番となった。
次のキョンキョンに回るのは、何としても避けたい・・。
彼女の身体の弱さを慮った富士子は、緊張に身を固くしながら前に出る。

その姿を見て、筑紫大学柔道部の面々は思わず声をあげた。
大きい・・!!
富士子の背の高さに脅威を感じた彼らは、この副将は注意しなければならない相手だ、と警戒を強める。

それは土俵で向き合っている選手も同じだった。
彼女は富士子の攻撃に注意しながら、それでも果敢に組み合っていく。

その勢いに、富士子は開始早々体を大きく振られた。
こんなに勢いがすごいのかー!!
練習とはまったく違う本番の試合に、富士子の心は早くも臆してしまう。

こんなの、立ってることもできない!!
彼女は怖気づいた心で、もはや何も考えることができないのだった・・。




















 副将戦!!

今回は小百合、マリリンが負け、ついに富士子に出番が回ってきた回でした。

まずは小百合。なんとか大けがはしなかったものの、辛い試合でしたね。
よく彼女も耐えたものです。そんなに痩せたいんだね・・。
本当によく頑張りました。

ちゃんと習ったら、あの体型は寝技にすごく効果的だと思うんですけどね。
この試合が終わった後も、彼女が柔道を続けてくれること、願っています。。


で、次はマリリン。
なんと試合にふさわしくない恰好だということで、失格となってしまいました爆)

っていうかマリリンって、小田真理って名前なんですね。小田真理w
本当にピンクの帯を巻いているとも思わなかったので、色々笑わせてもらいました。

プロポーションに自信があるのはいいことですが、確かにあの恰好で試合されたら相手選手は気が散るし気を遣うしで、たまらないですよねw
まぁ審判の判断は妥当だったと思います。

マリリンは・・今後も試合に出ることはないかな笑
柔道部の中だけで、その体型を磨いてくれたらいいと思います。お疲れ様でしたw





さて・・そしてとうとう富士子の出番が来ました!
唯一しっかりと技の出来上がっている富士子。俄然彼女には期待が集まります!

滋悟郎も認めたその実力、ここで発揮となるでしょうか?!
懸念事項は、やっぱり緊張しまくっていることと、初試合だということですね。

練習はしてきたものの、実際に試合に立ったら勝手が違うということはままあるでしょう。
更に自分が負けたら、残るはキョンキョンしかいないという極限のプレッシャー状況。富士子がガチガチになってしまうのも、仕方ないことです・・。

でも体が固まっていたら、あのバレエから生まれた大内刈りもなかなか出せないでしょう。ここは何とか緊張をほぐし、いつもの感覚を取り戻してほしいものです。

相手も日本一のチームなので、全員に勝てるとは思っていません。
でも1勝・・あるいは2勝くらいはしてほしいですね。

ここまで柔道部を作り上げた富士子には、並々ならぬガッツがあります。その力を、試合でも存分に発揮してくれれば、と思います。

新生スターの誕生となること、期待して見守っていきましょう!!










さて、次回は富士子の初試合ですね。

相手もだいぶ慣れてきて、三葉女子短大柔道部に対しても躊躇なく挑んできます。
そんな選手を相手に、富士子はあの大内刈りを披露することができるのでしょうか?!

まだ柔は出るか迷っている状態・・。なので、実質もう後がありません!!
なんとか富士子にポイントを稼いでもらいたいところですが、果たしてどうなるか・・。


富士子の技は、日本一のチームにも通用するのでしょうかー?!
次回も楽しみです☆