前回、柔が到着したことで、一気に勝利ムードに沸く柔道部。
しかしそんな中、皆の戦う姿に勇気づけられたキョンキョンが、自分も試合に出てみたいーと言い出します。

その気持ちを受け、キョンキョンを大将として送り出す柔。
しかし彼女は滋悟郎に、何も技を教えられていなくてー?!


キョンキョン、頑張れー!!
感想です☆




日本一弱い柔道部~第127話 「もう一度・・・」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

1,2,3。1,2,3。
キョンキョンのカウントに、副将の選手は恐怖を感じる。

何なの?!何を数えてるのよ!!
まるで幽霊が皿の枚数を数えるかのような不気味さに、選手は呑まれそうになる。
その様子を見ていた柔(やわら)は、キョンキョンの得意技は何なのかを皆に尋ねた。

すると他の部員たちは、キョンキョンには得意技なんてない!と言い切る。
.技を1つも習っていない・・?
柔はようやく事の重大さを知り、どうすればいいのか必死に考えるのだった。

その頃、土俵の上ではまだキョンキョンによるカウントが続いていた。
その雰囲気に臆した副将選手は、キョンキョンと共に教育的指導を受けてしまう。
膠着状態の試合に、マスコミからもついにブーイングが漏れ出した。

だがその時ー富士子(ふじこ)はキョンキョンの異変に気付く。
キョンキョンは、何か型を確かめるような動きをしているのだ。

あれは、もしかして出足払いをしようとしているのでは・・?!
どうやらキョンキョンは南田(なんだ)と練習した際に、動きを覚えたらしい。
柔と富士子は顔を見合わせ、それでいい!とキョンキョンに呼びかける。

わたしがハイ!って言ったら、それをやってみて!!
柔の言葉に、キョンキョンはうなづく。
そして再び、副将選手と組み合った。

今度は副将選手の方も、仲間たちからのアドバイスを受けたので、果敢に挑んできた。
彼女の足が、一歩前に出るー
その瞬間、柔は叫んだ。
ハイ!!

それを聞いたキョンキョンは、足をさっと伸ばす。
すると副将選手は予想外の動きを避けることができずーなんと膝をついてしまった。

残念ながら浅かったために判定はつかなかったが、この光景で会場は一気に静まり返った。
もしかして・・?!
俄かに勝機が見えたかに思われたが、次の瞬間副将選手は力任せにキョンキョンに掴みかかった。

どうやら彼女は今のショックで、キレてしまったらしい。
強引に投げ技に持ち込まれたキョンキョンはよけることなどできず、思いっきり土俵に打ち付けられるー


そうして気が付くと、彼女は富士子の膝で寝ていた。
試合は終わった・・。
富士子にそう聞かされたキョンキョンは、負けちゃったのか・・と弱弱しい声で呟く。

それを皮切りに、皆の瞳にも涙が浮かんだ。
あんなに苦しい思いをして練習したのに、勝てないなんて悔しい!!
皆口々に叫び、しまいには大声で泣き出してしまう。

その光景を見ていた柔は、ある決心をした。
そして帰り支度をしている筑紫大学の元へ、彼女は歩み寄るー。

もう一度・・試合してくれませんか?

彼女の申し出に、筑紫大学もマスコミも皆ー足を止めた。
柔は頭を下げ、皆もっと強くなって戻ってくるから、もう一度試合をしてほしいーと頼む。
その真剣な様子に、松田(まつだ)も加勢に入った。

彼は2か月後に紫陽花杯という女子学生団体対抗戦があると言い、どちらもそこにエントリーすればいい、と提案する。
それを聞いた筑紫大学は色々考えた末、その案を承諾した。

柔が公式戦に出るー。
マスコミは久しぶりの公式戦ということで、一気に盛り上がりを見せる。
柔の思うところとは少し違ったが、こうして三葉女子短大柔道部にはまた試合のチャンスが巡ってくるのだったー。




















もう一度試合を。

今回は試合に負けて涙する柔道部のために、柔が再試合を申し出る話でした。

試合、終わってしまいましたね・・。
キョンキョンは為す術もなく・・。分かっていたとはいえ、思いっきり投げ飛ばされるのを見るのは辛かったです。

皆が悔しさに泣くシーンも、ぐっと来ましたね。
いつのまにかここまで柔道に思いが入っていたのだなぁと思うと嬉しいし、悔しいのが分かってこっちも悲しいし・・。
いや、とにかく感動しました!!

柔もその思いを受け取ったのでしょう。
自ら再試合を申し込むなんて、本当に変わりました!!

もう柔道を辞めるとは言わなそうですね。
柔道部ができて、本当に良かったです(^^)


そして、この流れで大会参加が決定しました!!
紫陽花杯ー
大学女子柔道の大会ということで、これまた猛者が集まる予感。どんな大会となるか、楽しみですね!

気になるのは、藤堂が出るんじゃないかなーということ。
彼女も大学生でしたよね?オリンピックにも出るくらいだから、絶対に出てくると思うのですが・・どうだろう。
また再戦が見られるとしたら、それも期待しちゃいますね!

今回の筑紫大学との再戦も望まれるし、一気に盛り上がってきました。
今度は2ヶ月あるので、それだけあれば三葉女子短大柔道部ももっと強くなれるはず。
皆がしっかり技を習得して参加できるのが理想ですね。

目標ができると、俄然やる気も出てくるものです。
今度は最初から柔もいるし、もっと稽古も楽しく学びの多いものになるはず!
そしてこれこそー青春ですよ!柔が柔道部での活動を心から楽しめること、応援したいと思います。

2か月後の紫陽花杯に向けて頑張れ、柔道部!!








さて、次回は紫陽花杯に向けて柔道部の稽古が再び始まる話ですね。

今回は付け焼刃の技で試合に臨んでしまいましたが、次は2ヶ月時間があります。
それだけあれば滋悟郎の指導なら、確実に部員たちはもっと力をつけられるはず。
試合で悔しい思いをしたことで投資も沸いているだろうし、彼らの成長が心から楽しみです!

そして三葉女子短大柔道部は、今度こそ勝利を勝ち取ることができるのかーしっかり見届けようと思います。


次回も楽しみです☆