◎あらすじ◎

富士子（ふじこ）の大内刈りと、テレシコワの裏投げー。
2人の技は真っ向からぶつかり合う。

だがーテレシコワの勢いに、富士子の足がはずれてしまった。
バランスを崩した富士子は、そのままテレシコワに持ち上げられー思いっきり頭から着地してしまう。

見事な一本ー
勝利は、逆転一本勝ちでテレシコワのものとなった・・。

富士子は頭を強く打ち、なかなか起き上がれずにいた。
日本勢が思わず駆け寄るなか、何とか起き上がった彼女はふらふらしながらもテレシコワと礼をする。

その身体を支えながら、柔（やわら）はテレシコワを睨みつけた。
テレシコワもまた柔を見据え、2人は背を向けるー。

退場する富士子に、会場からは惜しみない拍手が送られた。
素晴らしい試合を見せてもらったー！
皆、2人の試合に感動し、健闘を称える。

その拍手のなか、富士子はあふれ出る涙を押さえられないでいた。
柔はそんな彼女にどう言葉をかけるか悩むが、その光景を見ていた滋悟郎（じごろう）は満足そうに微笑む。
あれぞ、わしの柔道ぢゃ！よくやったぞ、ノッポのねえちゃん！！

この後の決勝までは、3時間の休憩があるー。
彼らは柔の決勝を前に、一旦会場を離れるのだった。


その頃ー
松田（まつだ）はタクシーの中から、ベオグラードという標識を見つけていた。

ついにベオグラードに着いた！
彼は興奮し、ますます急ぐよう運転手をに発破をかけるのだった。

一方休憩に入った柔たちは、ジョディとクリスティンと共に気分転換に外に出ていた。
決勝に出られるのは柔とクリスティンだけだが、富士子も3位決定戦がある。
まだメダルをもらえるチャンスがあるのだ、と富士子は気を取り直してはしゃぐ。

だがーその横で、柔はまた不安がむくむくと頭をもたげてくるのを感じていた。
フルシチョワとの対戦に向けて、彼女の顔は晴れることはないのだった・・。




















着くか、決勝戦？！

今回は富士子がテレシコワに準決勝で敗れるなか、ついに松田が会場近くまでやってきた話でした。
 
まずは富士子、お疲れ様でした！
最後の勝負で負けてしまったけれど、本当に素晴らしい試合だったと思います。

実際ずっとリードしていたし、逃げることもせずテレシお和に向かっていった勇気は褒めたたえても足りないくらいでしょう。
彼女の今後が楽しみになる、成長が著しかった試合でしたね。

最後の連続技なんて本当にしびれたし、これから滋悟郎や西海大の元でもっと多くの技を学べば、きっと日本の柔道界を支える一員となってくれることでしょう！
まだ3位決定戦もありますし、最後まで自分の柔道で頑張ってほしいですね。
素敵な試合を、ありがとうございました（＾＾）


で、無差別級の決勝戦はクリスティンとテレシコワになったようですね。
どちらも柔を目指し、強くなった者たちー
どちらが勝つのか、これも楽しみです！

きっとテレシコワは、今後も柔のライバルとしてずっと台頭し続けるのでしょう。
いずれまた再戦となるまで、その強さを誇ってほしいと思う反面、クリスティンにも頑張ってほしいしここも気持ちがせめぎ合いますね。

素晴らしい選手ばかりが揃った無差別級。
次回は柔やジョディも出ることを祈りつつ、今回の大会の結果を見届けていきたいと思います。






さて、そんな中ようやく松田がベオグラードに到着しましたよ！
どうにか決勝戦には間に合いそうでほっとしました。

ここまでは何とか勝ってこれた柔でも、さすがにフルシチョワ相手に実力が発揮できないのでは、優勝は危ういと思われます。
なのでここは愛の力ｗを見せてほしいものですね！
松田の到着、皆が待ってますよ！！

そしてこの試合の後に、恋愛模様がどう動くのかも注目していきたいと思います。
社会人を前に、ついに柔と松田は結ばれたりするのかなー？！
期待していきましょう！笑








さて、次回は決勝戦ですね。

松田の到着が待たれますが、試合も待ってはくれません。
いよいよ柔とフルシチョワの戦いとなります！

依然不調が収まらない柔に対し、絶好調のフルシチョワ。
テレシコワ同様裏投げの使い手である点も、不安を誘いますね・・。


松田の到着が、柔勝利の鍵です！
どうか間に合いますように（＞＜）

次回も楽しみです☆