前回、松田と再会した柔。
気持ちは伝えあわずとも、2人の絆は強くなりましたー。

一方、会場では最後の試合である無差別級の決勝戦が!
テレシコワとクリスティン、勝つのはどちらでしょうか?!

ユーゴスラビア編も、クライマックス!
感想です☆




不敗神話~第181話 「さようならユーゴ」





※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

無差別級決勝戦。
テレシコワとクリスティンは、激しくぶつかり合った、

私は柔(やわら)のようになりたいー!
クリスティンは柔の姿を思い浮かべながら、内股をテレシコワに仕掛ける。
そのタイミングは完璧で、誰もが一本取った!と思った。

だがーその瞬間、テレシコワが裏投げの態勢に入った。
そのまま勢いよくクリスティンは床に叩きつけられ、逆に一本を取られてしまう。
優勝はーテレシコワの手に渡った。

クリスティンは悔しさを滲ませながらも、いつか絶対に倒してみせる・・とテレシコワを睨む。
彼女のライバルは、柔以外にもう1人増えたのだったー。

その様子を見ていたジョディは、自分も次は無差別級で皆と戦いたい、と意欲をにじませる。
皆がバチバチに闘志をみなぎらせているのを見て富士子(ふじこ)は思わず臆すが、そんな彼女に滋悟郎(じごろう)は喝を入れる。

富士子には、日本での柔のライバルになってもらわなくてはならないー。
彼は常々、柔をもっと鍛えるためには日本でしのぎを削り合える相手が必要だと考えていた。

だが頼みの綱のさやかは、最近音沙汰がない。
なので今後は富士子に、柔のライバルに台頭してもらおうと考えていたのだ。

今回の大会は、その一歩に過ぎない。
彼は着々と計画を進めるために、大会が終わった今、再び柔の西海大編入へまい進していくのだった。


一方ー日本には、続々と柔優勝の報がもたらされていた。
鶴亀トラベルも日刊エヴリースポーツに集う皆も、その知らせに手をあげて喜ぶ。
そんな中、松田(まつだ)は編集長に、自分だけ1日長く滞在することを告げるのだったー。

そしてー世界選手権も、終わりを迎えた。
空港に移動した柔たちは、おみやげを抱えながら帰途につく。

その際柔は松田の姿を探したが、彼に会うことはできなかった。
邦子(くにこ)によれば、松田はザグレブで人探しをするらしい。
きっと女だーと邦子や風祭(かざまつり)吹き込まれ、柔はまた少し不安に陥るのだった・・。

その松田は、ザグレブでタクシーの運転手を探していた。
だが同業者に訊いても、そんな人物は知らないーと皆一様に首を振る。

松田は落胆しながらふと、柔はいつもこんな思いをして父親を探しているのか・・と気付く。
彼は今、さやかとどこで何をしているのだろうー。
そんな思いに気を取られながらも、彼は時間の許す限り運転手の姿を探し続けるのだった。




















世界選手権を終えてー。

今回は世界選手権が終わり、それぞれの選手が新たな野望に燃える話でした。

無差別級決勝戦、クリスティン残念でしたね!
やっぱりテレシコワの裏投げはすごいなぁ・・。
富士子がいかに健闘したかがよく分かる試合でしたね。

でもクリスティンもどんどん強くなっているので、これはオリンピックが楽しみですね。
次に世界で戦うのは、バルセロナオリンピックになるのかな。
ジョディもテレシコワもクリスティンも、皆柔との対戦を熱望し、後2年更に鍛錬を積んでくることでしょう。
目標がいるとそれぞれが切磋琢磨するので、ますます柔道界も盛り上がっていいですね。

そしてー滋悟郎の言うように、それに対抗するのに必要なのは、日本でも柔のライバルの存在。
彼が目するのは、やっぱり富士子とさやかなのでしょうか。
そうなると、俄然富士子の成長が期待されますね!


・・で、久々にさやかの名前が出てきましたよ!
本当だいぶ姿をくらませていますが、修行は順調なのでしょうか。彼女の動向、そろそろ知りたいものです。

世界選手権にも見向きもせず山籠もりしているからには、かなり強くなることが期待されるのですが・・。あの飄々とした虎滋郎の様子を思い出すにちょっと不安・・(^^;)
ちゃんと修行してもらえるといいのですが。。

ただ名前が出てきたことで、そろそろ彼女が動き出す気配が見えたようにも感じます。
松田も思い出したし、近々また様子を窺いに行くんじゃないかな?
早くお嬢様の強くなった姿、見たいものです!

1つ試合が終わっても、またすぐに新たな課題が出てきますね。
でもそれがスポーツの世界に身を置く者の宿命なのかも。
引き続き柔にも富士子にも、研鑽を頑張ってほしいと思います。

でもとりあえずは、世界選手権お疲れ様ですね。
2人共色んな課題と戦いながらも、しっかりと戦い抜きました。
また一段成長した2人の今後も、楽しみにしています!




・・で、日本に戻ったらやってくるのが、柔の就職問題ですね。
滋悟郎はすでに西海大編入に向けてガンガン動き出していますが、柔はどうやったこの流れを止めるのでしょうかー。

いつもの感じだと柔が不利に立たされてばかりですが、今回は待たせている相手もいますからね。
内定が取り消されることはまずないと思いますが、3月ギリギリまで結論を引き延ばすというのもあり得ないでしょう。
帰ったら早急に柔は、対滋悟郎作戦を立てなければなりませんね。

ただ今回は富士子という味方がいるし、松田だって今回の件で柔の気持ちが分かったし、味方は多そう。
その味方をつけて、諦めずに粘ってほしいと思います!

案外こっちの方が試合よりも厄介かも?笑
頑張れ、柔!!









さて、次回は柔が就職を認めてもらうために動き出す回でしょうか。

世界選手権が終わったと思ったのも束の間、いよいよ柔は就職に向けて準備を始めなければいけません。
でも滋悟郎は西海大編入しか頭にないようで・・。またバトルが勃発するのが目に見えてますね汗)

柔は自分の思いをしっかり伝えて、滋悟郎を納得させることができるのか?それとも富士子と共に、西海大に行くことになるのかー?
大事な進路の選択、どうなるのか見守っていきましょう。


次回も楽しみです☆