前回、全日本選手権と接待旅行が同じ日程だと気づいた柔と羽衣。
2人はどちらを選ぶか悩み、柔は仕事を優先することを決断しますー。

柔は本当に全日本選手権に出ないでしょうか?!
感想です☆




武道館への道遠し~第201話 「羽衣係長の首」






※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

聖身女学館柔道場ー。
さやかはそこで、今日も猛練習に励んでいた。

取材に来た松田(まつだ)はその稽古を覗き、あまりに強くなったさやかに驚愕する。
これじゃ、まるで別人じゃないか・・!!
彼は全日本選手権が荒れるだろうことを予想し、思わず身震いするのだった。

その頃ー
柔(やわら)は羽衣(はごろも)と共に、接待旅行の詳細を詰めていた。

どうやって全日本選手権に出ないことを、富士子(ふじこ)に伝えよう・・。
仕事を優先すると決めたものの、柔の前には課題も多く、自然彼女の口からはため息が漏れる。
それを聞いていた羽衣は、やっぱり柔の心は全日本選手権でいっぱいなんだ・・と顔を曇らせる。

彼は柔の思いを知らず、柔はこうして仕事をしているふりをしつつも、当日はどうせ来ないのだろうーと予想していた。
そうして、自分は接待を失敗させて、首になるんだ・・。
羽衣は近い未来を想像し、がっくり肩を落とすのだった。

彼は何度も、このことを上司や加藤忠の人間に打ち明けようとした。
だが大きな取引を掴んだということで会社側は有頂天だし、加藤忠の方にも今更柔は同行しない、とは言えない雰囲気である・・。
結局羽衣は抱えている問題を、誰にも打ち明けることができず、ただただ日は経っていってしまうのだった・・。

その夜ー柔はついに、富士子の元を訪れた。
全日本選手権に向けて稽古にへとへとだー。
そう笑う富士子に、彼女はついに自分が大会に出られないことを打ち明ける。

富士子は最初こそショックを受けていたものの、柔が抱える仕事の内容を聞き、最終的には理解を示した。
そして滋悟郎(じごろう)への対策を一緒に練ってくれた。
柔は富士子の思いやりに感謝し、思わず涙を浮かべるのだったー。


そしてーついに接待旅行当日。
柔は玉緒(たまお)には全てを打ち明け、家を出る手助けをしてもらった。
まだ滋悟郎が起きないうちに、柔はそっと家を抜け出すー。

そして彼女は無事、待ち合わせ場所である羽田空港へ顔を出した。
柔は来ないだろうと思い込んでいた羽衣は激しく驚くが、柔は仕事を成功させようーと明るくほほ笑むのだった。




















接待、スタート!

今回は柔が富士子を味方につけ、無事接待旅行に飛び出した回でした。

やっぱり持つべきものは親友ですね!更に玉緒も味方につけ、柔、無事に北海道へ行く運びとなりました!
さすがにずっとごまかし続けることはできないでしょうが、北海道に行ってしまえばこっちのもの。もう追いかけてくることはできないでしょう。
・・いや、松田なら追いかけてくるかな?笑

さやかとの対戦が見られないのは残念ですが、入社早々仕事で大損害を出すことは避けたいですものね。正直私だって、仕事を選ぶ選択を取ると思います。
なので柔には全日本選手権のことは一旦忘れてもらって、しっかり仕事に取り組んでほしいものです。
ライバルの風祭も、それでいいって言ってたしね笑

この後、きっと柔道界も鶴亀トラベルも大騒ぎになるでしょう。
せっかくスポンサー権を取ったのに、柔が試合に来ないんですからね。社長たちも肝を冷やすでしょうね(^^;)

でもスポンサー権よりも、伊藤忠の仕事を取れることのほうが、業績的には大きいんじゃないかなぁ。
どうか柔にも羽衣にも、お咎めがありませんように!
そこだけ心配なので、頼みます汗)








さて、次回は柔の不在に滋悟郎たちが気付く回でしょうか。

さすがに1日いないというのはごまかしきれないと思うので、会社が終業の頃にはバレてしまうでしょう・・。
でも今回は北海道。翌日に試合を控え、柔を探しに出るのは無謀というものでしょう。
どうかすんなり諦めてくれるといいのですが(^^;)

気になるのは、やっぱり松田。
ユーゴスラビアに単身乗り込んでしま彼なら、夜を徹して北海道中を探すこともありえるかも?!
まだまだ柔、油断はできませんよ笑


波乱の全日本選手権、どうなってしまうのでしょうか?!
次回も楽しみです☆