今回から、21巻です!

前回、決勝戦に臨んだ花園。
彼は優勝候補である稲垣から、開始早々ポイントを先取します!

このまま彼は優勝をつかみ取ることができるのでしょうかー?!
感想です☆





あたしのチャンピオン~第231話 「追う立場になって」






※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

花園(はなぞの)の快進撃に、興奮のるつぼと化す会場。
そこで祐天寺(ゆうてんじ)は滋悟郎(じごろう)が花園の特訓に加担していたと知り、途端に焦り始める。

その間も花園と稲垣(いながき)は、土俵上で激しい攻防を繰り広げていた。
その光景を見ているうちに、富士子(ふじこ)や羽衣(はごろも)はもしかして・・と花園の特訓をした名コーチXの存在に思い至る。

きっとコーチというのは、柔(やわら)のことだ!
それならこの試合、勝てるかもしれないー。
彼らもまた、花園の応援に熱を帯び始めるのだった。

試合も中盤ー
だが2人はあれからもつれ合い、互いにポイントを取れないでいた。
疲労も次第に濃くなり、2人の意気はあがっていく・・。
そんな中、稲垣の攻撃がヒットし、花園が大きく地面に崩れた。

これにより、稲垣に有効のポイントが入る。
後は効果のみー
勢いづいた稲垣は、すぐに寝技に持ち込もうと花園の腕を取りに行く。

だがすんでのところで、花園はこの攻撃をかわした。
その切り替えしの速さに、会場も稲垣も息を呑む・・。
試合が始まる前には稲垣優勢が見込まれていただけに、周囲の動揺はすさまじかったー。

2人は審判の合図により、再び組み合った。
花園は疲労もあり、段々と技に焦りが生じ始めていた。
更に注意力も散漫になっていた彼は、また稲垣の技を受けてしまう。

なんとか辛うじて堪えたものの、倒れ込んだ花園に今度は有効が告げられた。
これで稲垣は有効2ポイントー花園の成績を超えてしまった。

優勝候補の形勢逆転に、会場は再び大いに盛り上がる。
稲垣も自信を取り戻し、表情に精気がみなぎる。
一方の花園の顔にはー焦りが張り付いていた。

ここからが勝負だ。追う立場になって、花園はどう戦うー?
滋悟郎は戦局を鋭く見定める。
残り時間2分ー2人の選手はがっちりと組み合った。

だが焦りが前面に出ている花園は、時間も気にしてか不用意に突っ込んでいってしまう。
柔や富士子(ふじこ)がマズい・・と息を呑んだなか、稲垣が思いっきり足を引っかけた。
そのまま彼は投げの態勢になり、花園の身体が浮くー

万事休すー
柔たちは思わず目をつぶってしまうのだった。




















追って追われて・・。

今回は花園と稲垣が、死闘を繰り広げた回でした。

決勝戦。中盤になり、どっちが勝つか分からなくなってきましたね。
今回葉稲垣優勢の流れとなってしまいましたが、このまま花園は負けてしまうのか、それとも挽回するのかー
まだまだ目が離せません。

今回の追う者追われる者という話ですが、花園はどちらかというと今まで追う方でした。稲垣は逆に追われる方ですね。
それが逆転した状態で戦っていたから、稲垣は苦戦し焦りを見せていたのでしょうー。

でも今回の流れで、立場は入れ替わってしまいました。
いつも通りの流れに、一気に稲垣の表情が変わったのがその証拠ですね。今や試合のペースは彼の方にあるといってもいいでしょう。

ただ花園だって、ずっと強い人たちの後ろを走ってきました。
相手に挑戦するということに賭けては、彼だって負けていないはずです。
土壇場で逆転する力だって、この特訓で十分鍛えてきたことでしょう。

なので今はピンチでも、花園にも逆転する可能性はまだまだ残っていると思います。
ただ疲労や焦りがかなり見られるので、そこを振り切れるかどうかがポイントかなーという感じはしますね。
やっぱり勝負の世界って、精神をどう保つかがかなり重要です。
いくら特訓しても、そこは自分のメンタルによるところが大きいわけで・・。

だからこそここで今一度花園には、なぜここまで頑張ってきたのか。富士子にどんな姿を見せたいのかを思い出してほしいですね。
そうすればまた力も沸いてくるはずー。
優勝、信じていますよ!(^^)








さて、次回は決勝戦に決着がつく話でしょうか。

ラストで技をもろに食らってしまった花園。
このまま負けてしまうのか踏ん張るのかー彼の本気の見せどころですね。

なんだか随所に頑張ってきた過去が挟まれるから、泣きそうになってきちゃいましたよ。優勝したら、本当に号泣かもしれない。
・・やっぱり見たいですね、優勝して富士子の前に胸を張って現れる姿。


なので状況は良くないですが、引き続き花園を応援していきたいと思います!
次回も楽しみです☆