前回、初戦から苦戦を強いられた富士子。
けれども彼女は富薫子の泣き声に我を取り戻し、無事に一本勝ちを決めてみせます!

こうして次々に勝ち進んでいく柔たち。
このまま柔、富士子、さやかの3人共、決勝まで勝ち進むことができるのでしょうかー!!

感想です☆





バルセロナへ行くんだから!!~第268話 「あと二つ!!」






※以下、ネタバレあり※












◎あらすじ◎

3回戦。
柔(やわら)はまたも一本背負いで勝ち進んだ。
これで彼女は準決勝への進出が決まる。

その快進撃に、滋悟郎(じごろう)は機嫌よくマスコミの取材を受ける。
彼が祝勝会に向けて盛り上がるなか、会場では続いてさやかの3回戦が行われていた。

彼女は試合開始の号令がなると同時に、素早く動いた。
そして相手選手にまったく柔道をさせないまま、送り足払いで一本取ってしまうー。

その強さは、松田(まつだ)でさえ圧倒されるものだった。
柔に続き、さやかもまた準決勝へと進んでいくのだった。

ーその強さに、風祭(かざまつり)は1人震えていた。
さやかの優勝を確信した彼は、いよいよ地位も名誉も捨てる覚悟をしなければーと腹をくくろうとする。
と、そこで彼は偶然邦子(くにこ)と落ち合った。

彼は行きががかりで、さやかとの結婚を捨てて柔との愛を選ぼうと思っていることを邦子に打ち明ける。
すると邦子はそれはいい、と賛同した。
彼女にとってそれは、柔という恋のライバルがいなくなることにつながるからだ。

風祭は柔と、邦子は松田とー
2人は意気投合し、風祭の選択は間違っていない、と語り合う。
これに自信を得た風祭は、ついに柔を選ぶ道を進むことを決意したのだった。


一方ー会場では、富士子(ふじこ)の3回戦が行われていた。
相変わらず緊張で不調の富士子は、すでに相手にポイントでリードされてしまっていた。
残り時間も後わずかとなり、本人に周囲にも焦りが滲む。

だが富士子はそれでもあきらめなかった。
花園(はなぞの)と富薫子(ふくこ)のため、そして両親のためー
彼女はバルセロナに行くのだ、とその思いだけで大内刈りを繰り出す。

その技は相手選手の足を引っかけ、有効となった。
ギリギリのところで今度は富士子がポイントでリードし、なんとか彼女は勝利を掴む。
こうして富士子もまた、準決勝へと駒を進めることができたのだったー。




















準決勝進出。

今回は柔、さやか、富士子の3人が、それぞれ準決勝まで勝ち進んだ回でした。

なんとか3回戦まで勝ち進めましたね!
富士子には本当ハラハラさせられますが、なんだかんだ言ってここまで来れたのも実力。
後2勝すれば、オリンピックにも行けます。
頑張れ、富士子!!

一方の柔とさやかは、安心して見ることができますね。
このまま2人共準決勝も勝ち抜き、いよいよ決勝戦でぶつかることとなるのでしょう。

世紀の対決も間近ー段々ドキドキしてきましたね。
なぜか小技ばかりで一本勝ちしているさやかが、今はただただ恐ろしいです。
絶対に何か企んでいるんだろうな・・。

虎滋郎の以前の言葉から察するに、巴投げが秘密兵器ではないようです。
一体何が隠れているのでしょうかー。
後少しで、それも知ることができます。
楽しみにその時を待ちましょうー!


それにしてもこの状況で、風祭の悩む姿はウザいですね笑
女の子2人が戦っている横で何やってるんだ。

あれだけ悩んでも、結局彼は地位や名誉を捨てることはできないと思いますよ。
なので邦子の思惑も叶わないと思われます。風祭といえば、本当口だけだからなー・・(^^;)

今回も1人悲劇のヒーローになっちゃってますが、まぁあんまり深く考えないことにしましょう(酷い)
そんなことより大会!
柔道の方を楽しんでいきたいと思います(^^)










さて、次回は準決勝ですね。

ここを勝ち抜けば、柔とさやかは決勝でぶつかります。なんといっても負けられない1戦ですね。
まぁ2人に関しては心配していないので、順調に勝ち進むことでしょう。

それより心配なのは、やっぱり富士子。
ここまでは何とか勝ち上がれましたが、準決勝まで来たら相手もかなりの強豪でしょう。
早く緊張が解けて、いつもの力が出せるようになりますようにー。


泣いても負けても後2戦!
次回も楽しみです☆