前回、柔とさやかが順調に勝ち進むなかで、柔と生きて行く決意を固める風祭。
そこ邦子も乗っかり、2人はさやかの優勝を願いますー。

一方、緊張でガチガチになりながらも、なんとか準決勝まで勝ち進んだ富士子。
いよいよ残り2試合。
柔とさやかの決勝戦は実現するのでしょうかー?!

感想です☆





バルセロナへ行くんだから!!~第269話 「父帰る?!」






※以下、ネタバレあり※













◎あらすじ◎

体重別選手権。
その会場には、柔(やわら)とさやかの勝負を見よう、と観客が溢れんばかりにやってきていた。
そんな中、まずは柔の準決勝が始まるー。

彼女の戦いぶりは非常に安定していて、何の心配もなく一本勝ちを決めた。
これで柔は決勝進出ー
さやかが勝ち上がれば、いよいよ2人は戦うこととなる。

そのため次に試合に向かうさやかには、否が応でも注目が集まった。
だがさやかはそんなこと全く気にする風でもなく、会場へと進んでいく。
途中で会った柔に嫌味を1つだけ漏らすと、彼女は優雅に土俵へと舞い降りた。

その女王たる佇まいに、会場中は熱狂に包まれる。
さやかはその声援に応えながら、相手選手の前に立つ。
そして開始早々攻撃してきた相手選手の技をかわし、逆に大外刈りで一本取った。

強引な技に出るのではなく、相手の流れに合わせた軽やかな動きー
彼女の技のキレに、会場中からは感嘆の声があがった。
そしてそれと同時に、会場にはいよいよ・・という期待の空気が満ち満ちる。

そう、さやかが勝ったということは、ついにその時がやってきたのだ。
決勝戦、柔とさやかの世紀の対決ー
もはや会場は、収拾がつかないほどの興奮に包まれることとなった。

そんな中、柔は準決勝に向かう富士子(ふじこ)を励ます。
未だ自信なげにする富士子だが、それでも彼女は気合を入れて前に進む。

後2つ勝てば、家族をバルセロナに連れていけるー!!
その思いだけで、富士子は相手選手に向かうのだった。


同刻ー
玉緒(たまお)は家で1人、中継を見ていた。

富士子の試合を見ながら一喜一憂していた彼女は、ふと玄関の扉が開く音を聞く。
ただいまー。
その声に、誰が来たのだろう、と慌てて彼女は玄関へ出た。

そこでー彼女は大きく目を見開いた。
そこにいたのは、虎滋郎(こじろう)だった。
彼は玉緒をしっかりと見据えると、一言「ただいま」と告げるのだった。




















虎滋郎の帰宅。

今回は柔とさやかの決勝進出が決まるなか、虎滋郎が猪熊邸に帰宅した話でした。

ついに決勝進出!
いや、この2人なら大丈夫だとは思っていたけど、いざその時が来るとさすがに緊張しますね。

観客もどんどん増えて、パニック。
あたりまえでしょう、皆世紀の決戦を見たいに決まってますからね。
この2人の試合だけで、会場埋められたんじゃないかーくらいのとこ、ありますよね笑

どちらが勝つのか、正直分かりません。
でもどちらも調子はいいし、この日に向けて頑張ってきました。
なのでどちらが勝っても、それが今の実力ということなのでしょう。

いつも通りの柔道で向かう柔、虎滋郎と共に秘密特訓に臨んできたさやか。
一体どんな戦いになるのか、とても楽しみです。
皆で一緒に、この戦いの行方を見守っていきましょう!!





さて、そんな中、ついに虎滋郎が家に帰ってきました!!
これは予想していなかったのでびっくり!でもまずは玉緒1人に会いたかったから、このタイミングだったのでしょうね。
2人の再会には、じーんと来ちゃいました。

虎滋郎は、このまま猪熊邸で暮らすのかな?
なんか10何年も別で暮らしていたから、あの家庭に虎滋郎がいるのが想像つかないんですが、上手くやっていけるのかな。
滋悟郎とはしょっちゅうぶつかることになりそう(^^;)

柔も嬉しいでしょうが、幼少のころから会っていなかったわけですからねー・・。しばらくはどう対応していいか分からなそうですよね。
そういうのが予想されるのに、普通に戻ってきた虎滋郎、本当メンタルすごいな。
逆にこれくらい飄々としている方が、あっさり馴染むのかもしれませんね笑

玉緒は虎滋郎をどんな感じで迎え入れるのでしょうかー?
次回、彼女の反応も気になるところです。。










さて、次回は富士子の準決勝ですね。

玉緒と虎滋郎の再会も気になりますが、こっちも気になる!
柔たちに続き、決勝まで無事に勝ち上がれるのでしょうか?!
そろそろ実力を出せること、祈っています!!

残る試合は後2つー
柔と共に、富士子はオリンピック出場権を掴むことができるのでしょうかー?!

次回も楽しみです☆