今回から、28巻です!

前回、松田の泊まるホテルで邦子と鉢合わせてしまった柔。
ショックを受けた彼女は、松田に会うことなくホテルを飛び出してしまいます・・。

一方その流れで、松田との関係を進展させようとした邦子。
しかし松田はついに、自分には好きな人がいると彼女に伝えて・・?!

感想です☆




バーンと一発!!~第310話 「ちゃんとしなさいよ!!」






※以下、ネタバレあり※







※以下、ネタバレあり※










◎あらすじ◎

好きな子がいる・・。
松田(まつだ)にそう告げられた邦子(くにこ)は、唇を震わせた。

それは柔(やわら)なのか?
彼女が尋ねると、松田は呟いた。
相手は金メダリストだから、馬鹿なことだとは分かってる。それでも・・。

それから彼は頭を下げて謝った。
ごめんー。
その言葉に、邦子の瞳からは涙が溢れ出す。

彼女は立ち上がると、松田が買ってきた洋服に着替えた。
そして自分も買い物に行くと言い、彼女は出て行くー。

その顔は、涙でぐしゃぐしゃだった。
だが松田は彼女を引き留めることなく、その背中を見守ることしかできないのだった・・。

その後邦子は、雨の中を傘もささずに歩いた。
ふと、彼女は自分と同じように濡れそぼっている柔を見つける。

その瞳にも、自分と同じように涙があった・・。
彼女は思わず歩みより、明日試合だというのにこんなところで何をしているのだ、と非難の声をかける。

柔は邦子に気が付いたものの、何も返事せずその場を去ろうとした。
その態度にもまた苛立った邦子は、あんたなんて・・と声を荒げる。
あんたなんて金メダルだって取ったんだから、もういいじゃないのよ!!

それから邦子は、今までの自分の発言は全部嘘だった、と認めた。
松田と付き合っているというのも結婚する予定だというのも、全部嘘だ・・。
それを聞いて、柔はようやく足を止める。

邦子は柔を睨みつけると、あんたたち何やってるのよ・・と拳を握りしめた。
あんたたちがちゃんとしてないから、自分ばっかりその気になっちゃって馬鹿みたいじゃない!!

彼女は柔をしっかり見据えると、いい加減にちゃんとしろ、と叫んだ。
その瞳に涙がたまっているのを見て、柔は何も言えなくなる・・。
2人は同じ男の姿を胸に、しばらくその場に佇むのだった・・。




















邦子の叫び。

今回は松田に振られた邦子が、柔に檄を飛ばす回でした。

松田と邦子の関係、決着!
ようやく松田は柔への思いを邦子に明かし、しっかりと付き合うことはできないーと告げました。

遅い!本当に遅いよ!!
こればっかりは、邦子の主張に同意ですよ。
柔と松田がはっきりしないから、皆ここまでこじれたんです。
2人はそこをしっかりと反省してほしいですね。

でもこの2人にはそんなこともわからないんだろうなぁ・・。
本当に恋愛に関しては赤ちゃん程度の能力しかなくて、今後も進展あるのか?と不安になっちゃいます(^^;)
え、これ最終回に向かってるけど、くっつくんだよね・・?

松田ははっきりと柔への気持ちは口にしていますが、立場の違いに臆して柔に気持ちを伝える気はなさそう・・。
一方の柔は、今回の邦子の叫びを受けてどうするのでしょうね?

せっかく今回は自分から動いたのに水を差されてしまったわけですが、邦子の言葉で今までの誤解は解けました。
となると、あとは柔の気持ち次第・・。今度こそ動くのかー?そこには期待したいですね。


邦子、がんばったと思いますよ。好きなキャラではなかったですが、しっかり松田に気持ちをアピールしてきたことは女性として感心しています。
次はいい男を見つけられるといいですね。鴨田とかどう?笑
彼女の幸せを願いたいと思います(^^)

あとは風祭。大雨だというのに、いつまで公園にいるんでしょうね・・。
もうすっぽかされたと気づいてもいい頃だと思うのに・・。

彼もまた現実に目を向けたくないのでしょうが、ここまで来たらさやかの元へ帰るのが得策でしょう。
これで一気に2つの恋愛が終わったことになるのかな?

そうなると後は本当に柔と松田次第・・!
無差別級の試合が終わった後には、絶対に関係が進展すると信じていますよ!!もう、じれったい!!










さて、次回は柔が自分の気持ちに向き合う回でしょうか。

邦子と松田の関係は誤解だったと知った柔。
そもそもホテルまで向かったのは、松田に会いたかったから・・。
彼女は今度こそ、自分の気持ちとしっかり向き合うのでしょうか?

無差別級の試合も迫るなか、いつまでもこのことに囚われている場合ではありません。
どうか試合には、コンディション抜群で臨めますようにー。

次回も楽しみです☆