前回、レイを連れ去られ、ちびうさにキツく当たってしまううさぎ。
未だちびうさの正体が分からず、彼女は不安定な日々を過ごします・・。

そんな中、敵の手は今度は亜美に迫り、彼女も連れ去られてしまいますー!!
敵の目的は一体?!

感想です☆




Act.17~ 「秘密 SAILORJUPITER」






※以下、ネタバレあり※











◎あらすじ◎

マーズに続き、マーキュリーまで・・。
うさぎは家に帰ってきてからもショックから立ち直れず、ベッドで泣き崩れていた。

そんな彼女の元に、ちびうさがやってくる。
ちびうさは不器用ながらも、うさぎを励まそうとして来てくれたようだ・・。
その気持ちに少し元気をもらったうさぎは、皆に会うためにゲームセンターに行くのだった。

そこには、なぜかちびうさもついてきた。
彼女はルナPを使い、不思議な力でゲーム機をどんどん攻略していくー。
そんな彼女を見て、美奈子(みなこ)や衛(まもる)は、只ならぬものを感じるのだった・・。

その後衛にちびうさを帰してもらい、うさぎたちは司令室に集まった。
ちびうさの正体は、敵であるブラック・ムーンの目的は何かー。
考えることはたくさんあるが、そのどれも答えが出ない・・。
だがまことは、1つだけわかることがあるーと皆に言った。

それは敵の口から出た「ラビット」という言葉だ。
あれは恐らくちびうさのことを指しているー。
それを聞いた一行は、やっぱりちびうさが一連の事件の鍵を握っているのだろう、と確信を強める。

彼女自体は攻撃を仕掛けてくるわけでもない。だが幻の銀水晶のような宝石を持っている以上、味方とも言い切れない。
ちびうさは敵か味方かー。
それはまだ分からないまでも、彼らはちびうさをもう少し手元に置いておこう・・と話し合うのだった。

その時、まことが咳をした。
最近変な風邪がはやっていて、どうやらまこともそれに罹患したらしい・・。

それ以外にも、最近のニュースはUFOの話題など、不穏なものが多かった。
何かが起きている・・。
戦士たちはそんな嫌な予感を拭えないのだった。

その頃ー家に帰る途中の衛とちびうさは、雨に降られていた。
傘をさして機嫌のよかったちびうさだったが、雷が鳴った途端に彼女は鋭い悲鳴をあげた。
何かを思い出したかのように、ママママ、と声をあげて泣く彼女に驚きながらも、衛はちびうさを抱きしめた。
その瞬間ー衛の中に、また謎のビジョンが入り込んでくるー。

それはどこか大都市が、爆発しているビジョンだった。
一体これは何だ・・?
彼は戸惑うものの、まずはちびうさを守ろうーと彼女を抱えて家路を急ぐのだった。


ーブラック・ムーン。
プリンス・デマンドは、さらってきたマーズとマーキュリーを眺めていた。

この2人もクイーン同様、老いずに若いまま生き続けるのだろうか・・。
彼は幻の銀水晶のパワーを思い、早くその力を壊してやりたい・・と笑みを浮かべる。

そこへあやかしの四姉妹の1人、ペッツが進み出た。
彼女は全ての人間をブラック・ムーンの駒にして、ラビットと幻の銀水晶を狩ろうーと提案する。
デマンドはそれを受け入れながらも、1人その場を離れ、奥に用意されたセレニティの映像をじっと見つめるのだった・・。

翌日、うさぎたちは今日もゲームセンターに集まっていた。
先に来ていたうさぎと衛は、またちびうさのことを話題にする。

そんな2人の会話を、浅沼はこっそり聞いてしまっていた。
会話の内容から、彼はレイたちが敵に連れ去られたこと、どうやらうさぎたちが普通の人間ではないことを知るー。

この人たちは一体何者なんだ・・?!
浅沼が疑念を強めるなか、まことがやってくる。
だが彼女は例の風邪がさらに悪化したらしく、ふらふらしている。
そこで元基(もとき)の妹の宇奈月(うなづき)と浅沼で、彼女を薬局へ連れていくのだった。

薬局で薬をもらうと、浅沼はまことを家まで送った。
部屋まで上がった浅沼は、まことの両親が昔事故で亡くなり、今彼女が一人暮らししていることを知る。
2人でお茶を飲みながら、浅沼はUFOのニュースについて触れながら、まことなら・・と疑問を切り出した。

レイたちが敵に連れ去られたというのは、どういうことなのだ?衛やーまことたちにはなぜ力があるのか、人間ではないのかー?

一気に問いただされてまことは驚くものの、彼女は浅沼のまっすぐさを好ましく思った。
そこで彼女はちゃんと説明しよう・・と自分たちのことを明かす。

衛の力はサイコメトリーといい、手で触れてあらゆることを感じる能力なのだということ。
自分たちは普通の人にはない力を持っているが、それは戦う使命があるからで、普通の人間には違いないこと・・。

だが今自分たちには、レイや亜美を救う方法が分からないー。
まことは熱っぽい頭を押さえながら、苦しい胸の内を明かした。
それを聞いた浅沼は、皆すごく強いな・・と感想を漏らす。

彼はまことの仲間を思う強い心に打たれ、自分の無力さを痛感していた。
自分にも力があれば、まことだって守れるのに・・。

そんな彼の思いに、まことはそっと額にキスをして返した・・。
2人はそのまま、互いに顔を赤らめて別れるー。

その時、大型の台風が訪れることを教えるニュースの映像が突然乱れ、テレビが消えた。
どうやら停電のようだー。
外を見たまことは、何かUFOのような光る物体が舞っているのを見つける。

だがまことは熱のせいで、それ以上動くことができなかった。
おかしな風邪は、町中の人たちをどんどん飲み込んでいく・・。
おまけに大型台風という異常気象まで起き、不穏な空気が東京中を包み込んでいた。

それは全て、ペッツの仕業だった。
彼女はウイルスがまんべんなく行き渡ったのを確認すると、寿命をすり減らした人間たちに代わり、ブラック・ムーンのドロイドたちを人間界に忍ばせようと画策していたのだ。

ドロイドは熱を出し寝込む者たちの前に現れた。
それはまことも例外ではなく、彼女は自分の姿に化けたドロイドに寝込みを襲われるー。

そこに、まことと連絡が取れないことを心配したうさぎと美奈子が駆け付けた。
3人は変身し、ドロイドを倒す。
すると騒ぎを聞きつけ、ペッツが姿を見せたー。

ジュピターは雷の力で向かっていくが、逆に彼女は自分の力を返されて、その雷の中に囚われてしまう。
セーラームーンたちは急いでジュピターを救出しようとしたが、ドロイドが化けた人間たちが2人に襲い掛かり、動きを封じてしまう。

その間にも、ジュピターはペッツに翻弄され、苦しんでいる・・。
セーラームーンたちは何とかドロイドの攻撃を押しのけると、急いでペッツに向かった。
セーラームーンのロッドの力で、ペッツは消滅する。
だが・・それでもジュピターを包む電流は消えなかった。

彼女はマーズやマーキュリー同様、ルシファーによって連れ去られてしまう。
ついに3人も・・。
セーラームーンが悲鳴をあげるなか、ジュピターたちは虚空へと消えていくのだった・・。




















ジュピターの喪失。

今回はマーズたちに加え、ジュピターも連れ去られてしまった回でした。

ついにジュピターまで・・。
これでセーラー戦士は2人だけになってしまいました。
大ピンチ。さらにヴィーナスまで連れ去られたら、どうなってしまうのでしょう。

以前マーズが無事だったことから、ほかの2人も無事ではあるでしょう。
でも敵の目的が達成されたら用済みとなることも間違いないので、一刻も早く彼らを助けなければなりませんね。
ラビットと呼ばれるちびうさも守らなければいけないし、それなのに戦士の数は少ないしで、本当に大変な事態になってきました。

一方の敵はまだ幹部勢ぞろい・・。
恐らく次の相手はあやかしの四姉妹の長女でしょうから、なかなか深部に踏み込んでいくこともできません。
このまま後手に回ってしまうのか・・。セーラー戦士側の何らかの対策が望まれます。。

となると、やっぱりちびうさから話を聞くしかないでしょうね。
うさぎとはイマイチですが、衛やルナはだんだん彼女と打ち解けてきています。
セーラー戦士たちは今憔悴していますし、2人が詳しく事情を聞きだすのがいいいのではないかと思います。

彼女から話を聞けば、少なくともちびうさの抱える状況、そして敵の正体はわかるでしょう。
そうすればマーズたちの居場所だって割り出せるかもしれないし、セーラー戦士たちも戦闘への対策が立てられるかもしれません。
やっぱり今は情報が必要ですね・・。ここから反撃!となるよう、事態が進むことを祈っていますー。

これ以上セーラー戦士が連れ去られることがないように。そして少しでも今の事態を打開できるように。
ちびうさが心を開いて、全てを明かしてくれることを期待したいと思います。








さて、次回はマーズたちを助けるために、セーラームーンたちがちびうさから情報を得る回でしょうか。

ついに3人も仲間を奪われてしまった戦士たち。
このピンチの状況から抜け出すためには、まずは敵の情報が必要です。
そのためには、ちびうさの懐柔が第一歩かと思われますー。

敵自体がちびうさを狙っていることもあるので、彼女を守るためにもそろそろ何が起きているかをしっかり把握する必要もあります。
ちびうさは敵なのか味方なのかー真実を早く知りたいです。

次回も楽しみです☆