前回、うしおと獣の槍を狙うはぐれ外堂。
うしおたちは必死にその手から逃れようと戦います。
その時、ふとうしおに妙案が。
彼の策は、はぐれ外堂を倒す一手となるのでしょうかー?!
感想です☆
第三十三章「外道の印」~ 其ノ拾壱「外堂帰りぬ」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
うしおは獣の槍を捨て、はぐれ外堂が来るのを待った。
水乃緒(みのお)ととらは驚き、槍を拾うよう叫ぶ。
だがうしおには、一案があった。
自分が間違っていなければ、この方法で倒せるはずー!
その確信を持って、彼は大丈夫だ・・と2人に応える。
するとその体に、はぐれ外堂が飛び込んだ。
水乃緒は狼狽するが、とらは平気だ、と彼女を抑えた。
彼はうしおの言葉から、うしおが何か考えがあって今の状態になったのだろうと気づいていた。
ならば大丈夫だー
その言葉に、水乃緒は2人の間の信頼関係の強さを知り、自身もまたうしおを信じようと決意した。
そのうしおは、体の中を這いずり回るはぐれ外堂に必死に抗おうとしていた。
だが次第に体の自由は効かなくなり、乗っ取られようとしているのがわかる・・。
それでももがくうしおに、はぐれ外堂は悪魔のささやきを持ち掛けた。
お前だって妖怪と関りのある自身の運命を呪ったことがあるだろう?自分は特別な存在なのだ、とうぬぼれたこともあっただろう?
うしおの意識はどんどん薄れていく・・。
だが彼ははぐれ外堂の言葉に抗うように、笑みを浮かべた。
そうだな、人間なんだから恨んだり憎んだりすることもあるだろう・・。
そうやって話すうしおの精神力に、はぐれ外堂は驚く。
そんな彼にうしおは言った。
でもな、人間に汚い心が隠れているなら、それと同時にもう1つの心も隠れているはずなんだー!
それを聞いたはぐれ外堂は、早く乗っ取られてしまえ!と声を荒げる。
次の獲物だってもう決めているんだ。あの麻子(あさこ)という女だ=!
その瞬間、うしおは自分が意識をはっきりと取り戻すのを感じた。
麻子に手を出すなんて、絶対に許さないーーー!!
その思いが彼を覚醒させ、獣の槍を取らせた。
そして彼はー槍で思いっきり自分の腹を貫く。
過去の礼子(れいこ)の事件のことから、うしおは獣の槍は人間の体を傷つけないことを知っていた。
だから自分を刺せば、その中にいるはぐれ外堂だけを刺し貫けると踏んでいたのだ。
うしおの予想どおり、はぐれ外堂はうしおの体の中で傷つき、悶絶しながら飛び出した。
そしてそのまま朽ちていったのだった・・。
戦いを終えたうしおは、体を乗っ取られていた反動からか激しい疲労を感じた。
彼はそのまま水乃緒に介抱されながら倒れてしまう。
水乃緒は焦りながら、必死で彼を助けるのだった。
数日後、水乃緒は地元に戻るために転校することとなった。
見送りに来たのは礼子だけで、水乃緒はうしおや麻子、そしてクラスメイトたちにはお礼の品と黒板に一言残して別れた。
うしおに未練がないと言ったら嘘になる。だが彼女は、これ以上彼と関わるのは危険だとも感じていた。
人間とも妖怪ともあんなに気持ちよく付き合える人・・惚れてしまうからな・・。
ホームに電車が入ってきた。
と、その時黒板を見て急いで走ってきた麻子がやってくる。
彼女はまた戦おうというメッセージを水乃緒に渡すと、満面の笑みで見送った。
その笑顔に、水乃緒は自分の完全な敗北を知る。
うしおがあの子のことですごく怒ったの、わかるよ・・。
彼女は泣きそうになるのを必死に抑えながら、2人と別れた。
笑いながら、負けないでいこうー!
戦いの終わりにうしおに言われた言葉を、胸に刻みながら・・。
戦いの終わりと別れ
今回はうしおがはぐれ外堂を倒し、水乃緒が地元へと帰っていった話でした。
水乃緒、転校してしまうのですね。
まぁ覚悟はしていたけど・・せっかく仲良くなれたのに残念。
ここでの経験を糧にして、向こうでももう一度人間関係を築いていってくれたらと思います。
ある案を思いつき、獣の槍を捨ててはぐれ外堂に向かううしお。
その案とは、自分の体にわざとはぐれ外堂を引き込むというもの。
意識を乗っ取られる危険もある策ですが、彼は水乃緒の様子に自分の命運を賭けることにしたようです。
そして彼の思惑どおり、体に入ってきたはぐれ外堂。
強い力に一時は意識を乗っ取られそうになりましたが、そこはうしお。
皆を守りたいという強い意志が支えとなって、ぎりぎり踏みとどまり、ついにはぐれ外堂を倒すことに成功しました。
自分の体ごとはぐれ外堂を貫くというのは思いつかなかった!たしかに礼子の事件のときに、槍が人間に無害なのは証明されていましたね!
そうして見事はぐれ外堂を倒したうしおは、いつのまにか水乃緒と気持ちが通じ合うようになっていました。
互いに妖怪と関わるという数奇な運命を抱えてしまった2人。でも考え方はこれまでまったく違った2人。
しかし水乃緒は今回の経験から、くさらず自分の運命を受け入れる大切さを学びました。
そしてそれができれば前向きになれ、人間関係を構築していくことも可能なことも・・。
事件解決後、水乃緒はふたたび地元に戻ることとなってしまいました。
でも今の彼女なら、もう大丈夫でしょう。
きっと向こうでも笑顔を見せることができ、新たな人間関係を築くことができるはずです。
それにもしうまくいかないことがあったら、またこっちに戻ってくればいいのです。
ここにはうしおも礼子も麻子もいます。皆がいつでも受け入れてくれるのですから、その安心感を力にして頑張っていってほしいですね。
水乃緒の今後の人生がいい人間関係に恵まれること、祈っています。
最後のうしおへの思いの吐露に関しては、ちょっと切ないところもありました。
麻子への彼の思いに気づいちゃったら、自分の気持ちを見せること・・できないですよね。
真由子のことも思い出して、見ているわたしも切なくなっちゃいました。
これからは友人として、そして近しい立場の理解者として、うしおと付き合っていけるといいですね。
きっと白面と戦う際には、彼女も協力してくれるはず。
段々その輪が西方面から全国にも広がってきていて、心強い限りです。
水乃緒の今後の人生が実りあるものであることを祈りながら、今回の章読み終わりたいと思います。
最初はどうなることかと思ったけど、水乃緒の表情がどんどん豊かになっていくのが気持ちのいい回でした。
うしおにとっても、良い出会いに恵まれた機会でしたね。
さて、次回は新たな妖怪とうしおたちが出会う回でしょうか。
はぐれ外堂を倒し、水乃緒と友人になれたうしお。
彼女とは別れることとなってしまいましたが、きっとまたいつか会うことができるでしょうー。
で、1つ落ち着いてもまたすぐ騒がしくなるのがうしおの周辺。
今度はどんな妖怪との出会いが彼を待っているのでしょうかー?
次回も楽しみです☆
うしおたちは必死にその手から逃れようと戦います。
その時、ふとうしおに妙案が。
彼の策は、はぐれ外堂を倒す一手となるのでしょうかー?!
感想です☆
第三十三章「外道の印」~ 其ノ拾壱「外堂帰りぬ」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
うしおは獣の槍を捨て、はぐれ外堂が来るのを待った。
水乃緒(みのお)ととらは驚き、槍を拾うよう叫ぶ。
だがうしおには、一案があった。
自分が間違っていなければ、この方法で倒せるはずー!
その確信を持って、彼は大丈夫だ・・と2人に応える。
するとその体に、はぐれ外堂が飛び込んだ。
水乃緒は狼狽するが、とらは平気だ、と彼女を抑えた。
彼はうしおの言葉から、うしおが何か考えがあって今の状態になったのだろうと気づいていた。
ならば大丈夫だー
その言葉に、水乃緒は2人の間の信頼関係の強さを知り、自身もまたうしおを信じようと決意した。
そのうしおは、体の中を這いずり回るはぐれ外堂に必死に抗おうとしていた。
だが次第に体の自由は効かなくなり、乗っ取られようとしているのがわかる・・。
それでももがくうしおに、はぐれ外堂は悪魔のささやきを持ち掛けた。
お前だって妖怪と関りのある自身の運命を呪ったことがあるだろう?自分は特別な存在なのだ、とうぬぼれたこともあっただろう?
うしおの意識はどんどん薄れていく・・。
だが彼ははぐれ外堂の言葉に抗うように、笑みを浮かべた。
そうだな、人間なんだから恨んだり憎んだりすることもあるだろう・・。
そうやって話すうしおの精神力に、はぐれ外堂は驚く。
そんな彼にうしおは言った。
でもな、人間に汚い心が隠れているなら、それと同時にもう1つの心も隠れているはずなんだー!
それを聞いたはぐれ外堂は、早く乗っ取られてしまえ!と声を荒げる。
次の獲物だってもう決めているんだ。あの麻子(あさこ)という女だ=!
その瞬間、うしおは自分が意識をはっきりと取り戻すのを感じた。
麻子に手を出すなんて、絶対に許さないーーー!!
その思いが彼を覚醒させ、獣の槍を取らせた。
そして彼はー槍で思いっきり自分の腹を貫く。
過去の礼子(れいこ)の事件のことから、うしおは獣の槍は人間の体を傷つけないことを知っていた。
だから自分を刺せば、その中にいるはぐれ外堂だけを刺し貫けると踏んでいたのだ。
うしおの予想どおり、はぐれ外堂はうしおの体の中で傷つき、悶絶しながら飛び出した。
そしてそのまま朽ちていったのだった・・。
戦いを終えたうしおは、体を乗っ取られていた反動からか激しい疲労を感じた。
彼はそのまま水乃緒に介抱されながら倒れてしまう。
水乃緒は焦りながら、必死で彼を助けるのだった。
数日後、水乃緒は地元に戻るために転校することとなった。
見送りに来たのは礼子だけで、水乃緒はうしおや麻子、そしてクラスメイトたちにはお礼の品と黒板に一言残して別れた。
うしおに未練がないと言ったら嘘になる。だが彼女は、これ以上彼と関わるのは危険だとも感じていた。
人間とも妖怪ともあんなに気持ちよく付き合える人・・惚れてしまうからな・・。
ホームに電車が入ってきた。
と、その時黒板を見て急いで走ってきた麻子がやってくる。
彼女はまた戦おうというメッセージを水乃緒に渡すと、満面の笑みで見送った。
その笑顔に、水乃緒は自分の完全な敗北を知る。
うしおがあの子のことですごく怒ったの、わかるよ・・。
彼女は泣きそうになるのを必死に抑えながら、2人と別れた。
笑いながら、負けないでいこうー!
戦いの終わりにうしおに言われた言葉を、胸に刻みながら・・。
戦いの終わりと別れ
今回はうしおがはぐれ外堂を倒し、水乃緒が地元へと帰っていった話でした。
水乃緒、転校してしまうのですね。
まぁ覚悟はしていたけど・・せっかく仲良くなれたのに残念。
ここでの経験を糧にして、向こうでももう一度人間関係を築いていってくれたらと思います。
ある案を思いつき、獣の槍を捨ててはぐれ外堂に向かううしお。
その案とは、自分の体にわざとはぐれ外堂を引き込むというもの。
意識を乗っ取られる危険もある策ですが、彼は水乃緒の様子に自分の命運を賭けることにしたようです。
そして彼の思惑どおり、体に入ってきたはぐれ外堂。
強い力に一時は意識を乗っ取られそうになりましたが、そこはうしお。
皆を守りたいという強い意志が支えとなって、ぎりぎり踏みとどまり、ついにはぐれ外堂を倒すことに成功しました。
自分の体ごとはぐれ外堂を貫くというのは思いつかなかった!たしかに礼子の事件のときに、槍が人間に無害なのは証明されていましたね!
そうして見事はぐれ外堂を倒したうしおは、いつのまにか水乃緒と気持ちが通じ合うようになっていました。
互いに妖怪と関わるという数奇な運命を抱えてしまった2人。でも考え方はこれまでまったく違った2人。
しかし水乃緒は今回の経験から、くさらず自分の運命を受け入れる大切さを学びました。
そしてそれができれば前向きになれ、人間関係を構築していくことも可能なことも・・。
事件解決後、水乃緒はふたたび地元に戻ることとなってしまいました。
でも今の彼女なら、もう大丈夫でしょう。
きっと向こうでも笑顔を見せることができ、新たな人間関係を築くことができるはずです。
それにもしうまくいかないことがあったら、またこっちに戻ってくればいいのです。
ここにはうしおも礼子も麻子もいます。皆がいつでも受け入れてくれるのですから、その安心感を力にして頑張っていってほしいですね。
水乃緒の今後の人生がいい人間関係に恵まれること、祈っています。
最後のうしおへの思いの吐露に関しては、ちょっと切ないところもありました。
麻子への彼の思いに気づいちゃったら、自分の気持ちを見せること・・できないですよね。
真由子のことも思い出して、見ているわたしも切なくなっちゃいました。
これからは友人として、そして近しい立場の理解者として、うしおと付き合っていけるといいですね。
きっと白面と戦う際には、彼女も協力してくれるはず。
段々その輪が西方面から全国にも広がってきていて、心強い限りです。
水乃緒の今後の人生が実りあるものであることを祈りながら、今回の章読み終わりたいと思います。
最初はどうなることかと思ったけど、水乃緒の表情がどんどん豊かになっていくのが気持ちのいい回でした。
うしおにとっても、良い出会いに恵まれた機会でしたね。
さて、次回は新たな妖怪とうしおたちが出会う回でしょうか。
はぐれ外堂を倒し、水乃緒と友人になれたうしお。
彼女とは別れることとなってしまいましたが、きっとまたいつか会うことができるでしょうー。
で、1つ落ち着いてもまたすぐ騒がしくなるのがうしおの周辺。
今度はどんな妖怪との出会いが彼を待っているのでしょうかー?
次回も楽しみです☆
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