前回、東西の妖怪の会合を設けた東の長。
しかし西側は東側に反目し、彼らに襲い掛かります。

東VS西の戦い。
うしおたちはかまいたちの助けの求めに、応じるのでしょうかー?!

感想です☆



第三十四章「西の国・妖大戦」~ 其ノ弐「遠野妖」




※以下、ネタバレあり※





◎あらすじ◎

一鬼(ひとつき9は、まだうしおたちに救援を頼むことに抵抗があるようだった。
しかしイズナとかまいたち兄弟は、自分たちだけでは西の妖怪たちに勝つのは難しいと何とか説得を試みようとする。

それでも気に食わない一鬼は、とらと言い争いになり戦おうとした。
うしおはそんな2人の間に入り、まずは話を聞こうと戦いを止めた。
すると雷信(らいしん)とかがりがこれまでの事情を語り始めたー

2人によれば、日本の妖怪は元々東と西の2人の長によって治められてきたのだという。
東の遠野の長と、西の長の神野(しんの)。
彼らは代替わりをしながらも、互いの領分を侵さずにうまく付き合ってきていた。

しかし近頃、西の妖怪に不穏な動きがみられるようになった。
彼らが白面の者(はくめんのもの)への総攻撃を仕掛けようとしているというのだ。

白面の者は日本を支える柱の元に眠っている。そこを襲うということは、日本が沈むかもしれないということ・・。
ようやく事態が深刻だと気づいたうしおの顔は、次第に青く染まっていく。

イズナもうなづき、だから東の長は西の長を通して計画を止めようとしたのだ、と話す。
彼はうしおを信頼し、彼が戦うその時までは動くべきではないと考えたのだ。

しかし神野はその忠告を聞かず、うしおの母の結界を破る術を持っていることを明らかにした。
それが間槌(まづち)ー結界を自在に操りこじ開ける妖怪の存在だった。

それでも結界が破れたからといって、白面に勝てる見込みなどないだろうーと遠野の長は止めようとした。
それに腹を立てた西の妖怪たちが、東の妖怪を殺し遠野の長を攫ったというのが今回の全容だった。
全てを明かした雷信たちは、うしおに遠野の長を助けてほしいと懇願する。

うしおは即座にうなづき、すぐに出られるよう準備を始めた。
一鬼はまだ納得がいかないのか、むすっとしている・・。
とそこへ、威吹(いぶき)という天狗の妖怪が飛び込んできた。

彼もまた遠野の長を助けようとしている1人だったが、一鬼同様人間に助けを求めることが気に食わない者だった。
うしおは彼らを一喝し、好きな者を助けるのに人間も妖怪もあるか、と喧嘩を一蹴する。
おれは遠野の長には世話になっているから、助けたいだけなんだ・・。

その言葉に、雷信たちはうなづきうしおの後に続く。
彼らはおそらく遠野の長が捕まっている場所、神野の住む九州は高千穂にある屋敷へと向かうのだった。




















東の長を救うために

今回はうしおたちが東の長を救うために、九州へ向かう話でした。
東と西の対立の全容が明らかになった今回。
こんな事情を知ったら、うしおとしては長を助けないわけにはいきませんよね。

そして西の妖怪たちの計画を阻止しなければなりません。
かなり強い妖怪がたくさんいるようで今度の任務はとても厳しい展開が予想されます。
人間と妖怪の絆で、うしおたちは西の妖怪に打ち勝つことができるのでしょうかー?!


東の長を助けてほしい、と頼まれたうしお。
彼は雷信たちから、東と西の妖怪が対立した理由を教えてもらいます。

それによれば、西の妖怪は自分たちが作り上げた間槌を使って須磨子の張る結界を破り、白面の者に攻撃をしかけるつもりだそう。
確かに結界を破ることはそれで可能かもしれませんが、とらの言うことがもっともだと思うなぁ。
それだけではとても白面を倒すことはできないでしょう。

西の妖怪たちの気持ちもわかりますが、白面は妖怪たちが結集したくらいでは倒せる相手ではありません。
だからこそうしおや東の長は協力を考え、時機をずっと窺っているのです。
その思いをどうやったら西の妖怪たちにわかってもらえるのかー・・。
これは難題ですね。

でもまずは説得のことは後回しにして、東の長を助け出すことが大事でしょう。
妖怪たちは頭に血が上るのが早いです。あまり時間が経ってしまうと、長の生存確率は下がってしまいます。
そうなる前に助け出し、それから関係の構築を考えたほうがいいでしょう。

でもその第一任務も、なかなかハードですよね。
前回出てきた西の妖怪たちはなかなか強そうだし、そもそも神野は長です。
長と戦ってうしおたちは勝てるのか・・これはもう実際やってみるまではわかりませんね。

本当は戦わず話し合いで双方納得できるのが一番いいのですが、こうなってしまってはもう難しいでしょう。
であれば最小限の被害で対立を抑えられるかが、今回の要ですね。

うしおならできると信じていますがーそれでも難しい道であることは違いありません。
どうか皆があまり傷つかないうちに戦いを終えることができますように・・。
それもまた、東の長の願いでしょうから。。






さて、次回はうしおたちが九州に上陸する話ですね。

九州の高千穂にあるという西の長の屋敷。
東の長はそこに囚われている可能性が高く、うしおたちはまずそこを目指します。

彼らは西の妖怪たちの計画を止めることができるのか。そして東の長を取り戻すことができるのでしょうかー?!

次回も楽しみです☆