前回、白面の前に現れたうしお。
しかし彼の自暴自棄な戦いぶりに、とらは危惧を唱えます・・。

そこに、白面から衝撃の事実が。
流がとらに殺されたと聞いたうしおはー?!

感想です☆


第四十八章「雷鳴の海」~ 其ノ九「憎しみの海」




※以下、ネタバレあり※




◎あらすじ◎

白面の者から流(ながれ)の死を知ったうしおは、今度こそ我を忘れんばかりの怒りに身を取られた。
とらにもうしおの異変はわかった。だがそれでも彼は事実から逃げなかった。
自分が流を殺したー彼はそうはっきりとうしおに告げる。

するとーうしおは自分を支えるとらの手を放した。
そして彼は一言「あばよ、化物」と言って、とらから離れた。
その瞳は、もう2度ととらを映すことはなかったー。

それを見ていた須磨子(すまこ)も守矢(もりや)も、それだけはだめだ・・とうしおに向かって叫んだ。
今は何よりもとらを信じなければ。2人がコンビを組まなければ、白面は絶対に倒せないのだからー!!

だがその声は、今のうしおには届かない。
2人が無念を噛みしめ、この後どうすべきか考えたその時だった。
ついにー光覇明宗の一行が沖縄に到着した。

彼らは石化から解かれ、ジェット機でここへやってきていた。
白面の姿を確認し、即座に周囲に結界を張る。
これ以上他の場所を襲わせることはしないー!!

皆一斉に法力を解放し、結界を結んだ。
その中で紫暮(しぐれ)も、自分の任務に臨む。

彼は気配でこの場にうしおと須磨子がいることを察していた。
だがまだ会うことはできないー
2人の無事を祈りながら、彼は自身の法力を最大限に出力するのだった。


法力が集まるのを、白面の者は素早く感知した。
彼はもっと人間を楽しませてやろう・・と近くに止まっている仙嶽を見やる。

そこには麻子(あさこ)たちが待機している。そしてその後ろの島にこそ、光覇明宗の皆がいる。
白面はすべてを分かったうえで、そこを攻撃してやろうーとうしおに言った。

それを聞いたうしおは、真っ青になって叫ぶ。
やめろ、やったら殺すぞ!!絶対にやるな!!!

その悲鳴には恐怖と怒りと絶望が多分に含まれていた。
それら全てが、また白面の養分となっていく・・。
心地いい感触にうっとりしながら、更なる絶望をーと白面は攻撃を繰り出した。

その攻撃は一瞬で仙嶽と島を包み込んだ。
ものすごい爆風が一帯を覆うー
地獄のような光景に、うしおの叫びは次第に獣のような雄たけびへと変わっていくのだった・・。




















地獄絵図

今回はうしおがとらと決別した回でした。
ヤバい・・どんどん事態が最悪な方向へと向かってしまっています。

もはやうしおのやることなすこと、すべてが白面の養分に・・。
このままでは勝つ道筋なんて見えませんよ。どうにかしてうしおの正気を取り戻せればいいのですが、今それをできる人物はいるのでしょうかー・・。


白面の者により、とらが流を殺したことを知ったうしお。
とらもそれを否定せず、絶望したうしおはとらへの決別宣言を下します。

戦いの場だから詳しいことを聞く暇はないとはいえ、もうちょっととらのことを信じてあげられなかったのかなー。
うしおの動揺を思えば仕方ないのかもしれませんが、本気の決別はこの場においては最悪手でしょう。
とらの気持ちを考えると辛すぎる・・。

そうして再び怒りや絶望、憎しみに囚われてしまったうしお。
もはや須磨子や守矢の声も届かず、彼の負の感情はどんどん白面に吸い取られていってしまうという悪循環に陥ってしまいました。
もう見ていてきつすぎる・・。

そこへ、ついに石化を解いて到着した光覇明宗。
彼らはこれ以上白面の攻撃が外部に及ばないように、急ぎ周囲に結界を張ろうとします。

これは光明・・!!と思ったのもつかの間、彼らの気配を察知した白面。
近くにいた麻子たちの乗る仙嶽もろとも、自身の力で吹き飛ばしてしまいます。
そんなことってありなのか・・。

まだ皆の生死はわかっていませんが、島1つ破壊してしまうほどの白面の能力。
かなりの被害が予想されますね・・。皆大丈夫なのでしょうか。

うしおの方も大切な人たちを攻撃されて、もう完全に我を忘れてしまっています。
そしてその叫びはまたも白面の養分となってしまう・・本当に負のループが止まらず、見ている方も頭を抱えるばかりですよ。
どうしたらこの状況をひっくり返せるというんだろう・・。

残る有力な味方といったら、鏢とキリオかなぁ。
でも彼らが白面に敵うとは思えないのですよね・・。やっぱり人間側は皆で力を合わせるくらいでないと、とてもじゃないけど太刀打ちできない気がします。

そうなるとうしおの目をまずは醒まさせる人物が必要ですね。
それが誰になるのかはわからないけど、もう時間はありません。
一刻も早くこの状況を打破できる一手を打てるといいのですが・・。

とにかく今回は終始絶望を突き付けられた巻でした。
ここからの最終戦、白面の者を破る手は見つかるのかー
次回に期待して、今は見守ろうと思います。。





さて、次回はうしおが絶望に呑み込まれてしまう回でしょうか。

須磨子に怒られ、とらに裏切られ、ボロボロのうしお。
そんな彼の前で白面の者は、麻子や紫暮たちを攻撃してみせました。

皆の生死がわからず、ますます絶望の沼に沈んでいくうしお・・。
彼を救い、正気を取り戻させることはできるのでしょうかー?!

次回も楽しみです☆