前回、うしおが敗れ絶望に陥る人間たち。
そんな中光覇明宗の僧たちは、攻撃の機会を窺いますー。

一方、獣の槍が壊れたのを知った東西の妖怪たちが白面の者に奇襲を仕掛けます!
彼らの思いは白面を討つことができるのでしょうかー?!

感想です☆



第五十章「とら」~ 其ノ壱「帰還する者」




※以下、ネタバレあり※




◎あらすじ◎

火の兄(ひのえ)が白面の者に攻撃を仕掛けた。
遠野の長も神野(しんの)も、自分たちの全力を尽くして死闘に挑むー

それを見た真由子(まゆこ)たちは、結界で彼らを支えることにした。
須磨子(すまこ)の力はもうほとんど残っていないし、目覚めたばかりで真由子の力も完璧ではない。
それでも彼らは自分にできることを・・と力を結集させるのだった。

そしてそれは、光覇明宗も同様だった。
彼らもまた、後方から火の兄を支える。

しかしそれでも白面の者には、さしたる影響もなかった。
彼は恐怖仁鎮めーと火の兄の体を掴み、なんと結界に投げつけて破壊を試みた。

その衝撃で、人間たちが張った結界は破壊されてしまう。
あまりに無理欲で・・敵わない・・。
目の前に広がる惨状に、真由子の瞳からはいつしか涙がこぼれていた。
悔しい・・!!

結界が破れた箇所から、白面は飛び出そうとした。
このままでは日本中が彼に蹂躙されてしまうー!
とらは慌ててその背中を追う。

とその時、真由子たちの元に1人の少年が降り立った。
それはーキリオと九印(くいん)だった。

彼はうしおと別れてから、時逆(ときさか)と時順(ときじゅん)と共に時空の旅をしてきた。
そして過去で白面ととらの三千年にもわたる因縁を見てきたのだーと真由子に語るのだった。


同刻ー海の仲で、うしおは何か光を見た。
恐る恐る目を開けた彼は、そこに広がる謎の風景に見入るー。

それは、とらの過去を巡る物語の始まりだった。
うしおは不思議とその光景に魅せられ、物語の中に引き込まれていくのだった・・。




















白面の者ととら

今回は白面の者の攻撃に人間と妖怪が危機にさらされる中、キリオがとらと白面の因縁について語りだした回でした。

ここでキリオ登場!
とらの話をしているということは、記憶を完全に取り戻したのかな?
心強い味方の登場に、前半での鬱屈した気持ちもいくぶんやわらぎました。

あまりに強い白面の者。
東西の妖怪の力を結集しても、それを支える光覇明宗の力を加えても、彼には歯が立ちませんでした・・。

一体どうしたら白面を捕らえることができるのでしょう。
そのヒントがもしかしたらこれから語られるとらと白面の物語に隠されているのかもしれませんね。
どんな物語が待っているのか楽しみです。


獣の槍が破壊されたのを目撃した東西の妖怪。
彼らは力を結集し、ふたたび火の兄を使って白面の者に戦いを挑みます。

それを支える真由子たちと光覇明宗の僧たち。
しかし皆の力を合わせても、白面にはまったく効果がありませんでした・・。

彼の策によって、結界を破られてしまった一行。
その隙間から白面は日本列島の方へと飛び立とうとしてしまいます。
咄嗟にとらが追ったけど、彼1人ではどこまで肉薄できるのか・・。

そこへ現れたのが、キリオ!
彼はうしおと別れてから、記憶を取り戻すためか時逆たちと共に記憶を巡る旅に出ていたようです。

彼がそこで見てきたのは、とらと白面にまつわる三千年にも及ぶ因縁だとか・・。
ようやくとらのルーツがここで語られるようですね。
それが白面とどのような関わりがあるのかー知りたくてドキドキします。

おそらくとらも字伏たちのように、元々は人間なのですよね?
それがどうして彼だけ特別な力を持つようになったのか。そしてどうしてうしおたちの家に封じられるようになったのか。
それらすべての謎がここで明らかになるといいですね。

そしてその事実こそが、もしかしたら白面を倒す一助となるかもしれません。
きっとここで挟まれたのには意味があるはずですからね。
今の劣勢を吹き飛ばすような情報が手に入ることに期待したいと思います。

どうやらうしおもその記憶にリンクしているよう・・。
皆がこれから知るとらの物語。どんなストーリーが展開されるのか、楽しみに待ちましょう。






さて、次回はとらの過去編ですね。

キリオが見てきたという過去の物語。そしてなぜかうしおの目の前で繰り広げられる物語。
彼らはそこでとらの過去を知ることになるわけですが、一体どのような物語が繰り広げられるのでしょうかー。

そして虎と白面の間にある、三千年にもわたる因縁とはー?!
次回も楽しみです☆