前回、とらの過去の出会いについての物語が描かれました。
うしおと出会う前にも彼は色々な出会いを経験していたのですね(^^)
さて、今回は誰の物語となるのでしょうかー。
感想です☆
第5話「プレゼント」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
クリスマスーそれはうしおにとっては恨めしい日だった。
彼の上は紫暮(しぐれ)が任務で家を空けがちだったため、クリスマスやサンタの情報も都合が悪くて長年教えてもらえずにいたのだ。
だから学校に通うようになってクリスマスの本来の過ごし方を知ったうしおは、自分にはないものとして毎年その日を憎んでいた。
しかし今年は違う。
自分で自分を楽しませればいいじゃないかー。
彼はそう考え、最高のクリスマスを過ごそうと目論むのだった。
商店街。
うしおはクリスマス用の買い出しに出ていた。
その商店街には、うしおのようにクリスマスを憎む1人の少年の姿があった。
彼の家は貧乏で、母親はいつも夜遅くまで働いていて帰ってこなかった。
そのため彼も彼の妹も、クリスマスのお祝いを経験したことがないのだった。
特に妹のゆきは、毎年遅い時間まで保育所で過ごしている・・。
そのことがかわいそうでならず、少年は今年はサンタ代わりにプレゼントを用意してやろうーと思いつく。
だが彼が必死に貯めたこづかいは、街でつい喧嘩をしてしまった際に落っことしてしまった。
結局持ってる者のところにしかクリスマスもサンタも来ないんだ・・。
自暴自棄になった少年は、そうして商店街でぽつり佇んでいたのだった。
とその時、彼の耳にある噂話が飛び込んでくる。
それは穴ボコさんに頼みごとをすると、百倍にして返してくれるという内容だった。
市立公園の使っていない噴水の排水溝に小銭を堕とせばいいーそこまで効いた少年は、さっそく公園へと走っていく。
するとたしかにさびれた公園の中に、水の入っていない噴水があった。
そのうらぶれた雰囲気に恐れを抱きながらも、少年は噂のとおりに穴ボコさんに祈った。
だがしばらく待っても何の変化もなく、やがて彼はあきらめて帰ることにした。
噂など信用できるものではないとわかっていたけれども、失望は濃かった。
しかしため息をつきながら家に帰ろうと出口に向かった時だった。
彼は背後で何か声がするのに気付く。
そうして振り返った少年は、目に映ったものに思わず悲鳴をあげた。
そこには噴水の排水溝から出てきたらしい妖怪の姿があった。
これが穴ボコ様ーーー!?
少年は慌てて逃げ出す。
楽して簡単にお金を得ようとしたからばちが当たったんだ・・。
逃げながら彼の目には涙がにじんだ。そんなだから、自分は妹1人幸せにできないんだーー!!
悔しさと空しさで胸がいっぱいになったその時だ。
突然背後で大きな音がし、気が付くと妖怪が爆発し倒れていた。
そしてその前には1人の少年が槍のようなものを持って立っていた。
彼は振り返ると、大丈夫かー?と笑みを浮かべる・・
その後少年は槍を持つ少年ーうしおに、どうして穴ボコ様を呼び出したのかを話した。
するとうしおは持っていたクリスマス用のグッズをすべて少年にやる、と言った。
驚く少年にうしおは、大事なものを守ろうとしたお前はえらい。妹のところへ早く帰ってやれよーと励ました。
少年は胸が温かくなるのを感じ、思わず尋ねる。
お兄ちゃんは・・サンタなの?!
それに対しうしおは、サンタってどんな奴だと思う?と尋ね返した。
少年はしばらく考え、子供が嬉しいプレゼントをくれる人かな・・と答える。
するとうしおは、それならお前にとってのサンタはゆきちゃんなんじゃないか?と言った。
あ・・
目を丸くする少年に、彼はかぶっていたサンタの帽子を預けて笑った。
俺もサンタなんていないと思ってたけど、違うよな。プレゼントされて何が嬉しいか知ってる奴がサンタクロースなんだよな・・。
ーそれから少年が帰ると、ゆきは予想通り大喜びした。
彼女は迎えに来たときにサンタ帽子をかぶった少年を見て、本物のサンタさんのようだったーと満面の笑みで語る。
その笑顔を見ているだけで、少年の心も温かいプレゼントで満たされていくのだった。
一方・・自分用に買い込んだクリスマスグッズもすべて譲ってしまったうしおは、結局今年も寂しいクリスマスかーとため息をつきながら家に帰った。
まぁいいか、いい気分にはなったし・・。
それでも雪くらい降らないかなーと考えながら歩いていると、ふと向こうから麻子(あさこ)に真由子(まゆこ)、とらがやってくるのが見えた。
彼らは麻子の家からのクリスマスの食事の差し入れを持っていこうと、同じくうしおの家に向かっていたのだ。
ちょうどその時、ぱらぱらと雪が降り始める・・。
わあーーー!!
麻子たちは声をあげながら、うしおの元へ走った。
ねえ、あなたにサンタクロースはいる?
麻子はそう心の中で問いかけながら、うしおの肩に手を伸ばすのだった。
サンタクロースからのプレゼント
今回はクリスマスを楽しみにするうしおが、同じくクリスマスへの思いを募らせる少年と出会った話でした。
やっとうしおが出てきた!!
1人でクリスマスの準備をしているのを見るに、白面の者との最終戦の前でしょうか。
やっぱり男親だけの家だとイベントごとはおざなりになってしまうものなんですかねぇ。昔は特にそうだったような予感がします。
それにしても紫暮、せめてプレゼントと食事くらいは用意してあげてもいいのに・・。
1人でクリスマスの準備をするうしおは、見ていてちょっと切なかったですね。
今年は麻子たちやとらと過ごすことができるようで本当に良かった。
人のために自分を犠牲にして戦えるうしおなので、彼にはうんと幸せに過ごしてほしいです。
話としては以前の海の話のように、うしおが自分に似ている子供を助けるという内容でしたね。
昔は子供を置いて夜まで働く家も珍しくなかったようなので、うしおたちみたいに寂しい思いでクリスマスを過ごす子も結構いたのでしょうか。
保育所に遅くまで残っているゆきも、想像すると悲しくなりますね。
そんな状況から少しでも幸せになりたくて、噂に頼ってしまった少年。
その結果妖怪に襲われてしまうわけですが、誰が彼を責められるでしょうか。
しかも自分のことより妹の幸せを考えての行動ですよ。彼がどれだけ怖かったかを思うと、胸がぎゅっと締め付けられるようでした。
だからそこにうしおが来てくれて、本当によかったです。
うしおは彼の気持ちも理解できますからね、きっと少年にとって頼れる兄のような感じがしたのではないでしょうか。
2人が互いとのやりとりで表情を緩めていくのを見ると、ほっとこちらも温かい気持ちになりました。
これからも寂しかったり辛かったりは必ず訪れると思います。
でも前を向いて頑張ればいいこともあるーそれを知れたことで、今後少年は苦しいときでも踏ん張ることができるようになったのではないでしょうか。
そうしてうしおのようにたくましく優しく生きていけば、絶対にいつかいいことは起きることでしょう。
だからくさらず、これからも妹を大事にして少年には生き抜いていってほしいですね。
うしおも、今回は本当に良いことをしましたよ。
なのでこの後は麻子たちと楽しい時間を過ごせることを願ってやみません。
彼にとってもいつかクリスマスもいい思い出のある日となるようにーそして早く須磨子も加えて家族でパーティーができる日が来ますように。
聖なる夜に皆の顔に笑顔が広がることを祈りたいと思いますー。
さて、次回は外伝の最終回ですね。
6回にわたる外伝も、次回でいよいよ最後。
有終の美を飾るのは、誰の物語なのでしょうかー。
うしおととらの長い物語も、これにて一時閉幕となります。
最後まで心から楽しんでいきましょう。
次回も楽しみです☆
うしおと出会う前にも彼は色々な出会いを経験していたのですね(^^)
さて、今回は誰の物語となるのでしょうかー。
感想です☆
第5話「プレゼント」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
クリスマスーそれはうしおにとっては恨めしい日だった。
彼の上は紫暮(しぐれ)が任務で家を空けがちだったため、クリスマスやサンタの情報も都合が悪くて長年教えてもらえずにいたのだ。
だから学校に通うようになってクリスマスの本来の過ごし方を知ったうしおは、自分にはないものとして毎年その日を憎んでいた。
しかし今年は違う。
自分で自分を楽しませればいいじゃないかー。
彼はそう考え、最高のクリスマスを過ごそうと目論むのだった。
商店街。
うしおはクリスマス用の買い出しに出ていた。
その商店街には、うしおのようにクリスマスを憎む1人の少年の姿があった。
彼の家は貧乏で、母親はいつも夜遅くまで働いていて帰ってこなかった。
そのため彼も彼の妹も、クリスマスのお祝いを経験したことがないのだった。
特に妹のゆきは、毎年遅い時間まで保育所で過ごしている・・。
そのことがかわいそうでならず、少年は今年はサンタ代わりにプレゼントを用意してやろうーと思いつく。
だが彼が必死に貯めたこづかいは、街でつい喧嘩をしてしまった際に落っことしてしまった。
結局持ってる者のところにしかクリスマスもサンタも来ないんだ・・。
自暴自棄になった少年は、そうして商店街でぽつり佇んでいたのだった。
とその時、彼の耳にある噂話が飛び込んでくる。
それは穴ボコさんに頼みごとをすると、百倍にして返してくれるという内容だった。
市立公園の使っていない噴水の排水溝に小銭を堕とせばいいーそこまで効いた少年は、さっそく公園へと走っていく。
するとたしかにさびれた公園の中に、水の入っていない噴水があった。
そのうらぶれた雰囲気に恐れを抱きながらも、少年は噂のとおりに穴ボコさんに祈った。
だがしばらく待っても何の変化もなく、やがて彼はあきらめて帰ることにした。
噂など信用できるものではないとわかっていたけれども、失望は濃かった。
しかしため息をつきながら家に帰ろうと出口に向かった時だった。
彼は背後で何か声がするのに気付く。
そうして振り返った少年は、目に映ったものに思わず悲鳴をあげた。
そこには噴水の排水溝から出てきたらしい妖怪の姿があった。
これが穴ボコ様ーーー!?
少年は慌てて逃げ出す。
楽して簡単にお金を得ようとしたからばちが当たったんだ・・。
逃げながら彼の目には涙がにじんだ。そんなだから、自分は妹1人幸せにできないんだーー!!
悔しさと空しさで胸がいっぱいになったその時だ。
突然背後で大きな音がし、気が付くと妖怪が爆発し倒れていた。
そしてその前には1人の少年が槍のようなものを持って立っていた。
彼は振り返ると、大丈夫かー?と笑みを浮かべる・・
その後少年は槍を持つ少年ーうしおに、どうして穴ボコ様を呼び出したのかを話した。
するとうしおは持っていたクリスマス用のグッズをすべて少年にやる、と言った。
驚く少年にうしおは、大事なものを守ろうとしたお前はえらい。妹のところへ早く帰ってやれよーと励ました。
少年は胸が温かくなるのを感じ、思わず尋ねる。
お兄ちゃんは・・サンタなの?!
それに対しうしおは、サンタってどんな奴だと思う?と尋ね返した。
少年はしばらく考え、子供が嬉しいプレゼントをくれる人かな・・と答える。
するとうしおは、それならお前にとってのサンタはゆきちゃんなんじゃないか?と言った。
あ・・
目を丸くする少年に、彼はかぶっていたサンタの帽子を預けて笑った。
俺もサンタなんていないと思ってたけど、違うよな。プレゼントされて何が嬉しいか知ってる奴がサンタクロースなんだよな・・。
ーそれから少年が帰ると、ゆきは予想通り大喜びした。
彼女は迎えに来たときにサンタ帽子をかぶった少年を見て、本物のサンタさんのようだったーと満面の笑みで語る。
その笑顔を見ているだけで、少年の心も温かいプレゼントで満たされていくのだった。
一方・・自分用に買い込んだクリスマスグッズもすべて譲ってしまったうしおは、結局今年も寂しいクリスマスかーとため息をつきながら家に帰った。
まぁいいか、いい気分にはなったし・・。
それでも雪くらい降らないかなーと考えながら歩いていると、ふと向こうから麻子(あさこ)に真由子(まゆこ)、とらがやってくるのが見えた。
彼らは麻子の家からのクリスマスの食事の差し入れを持っていこうと、同じくうしおの家に向かっていたのだ。
ちょうどその時、ぱらぱらと雪が降り始める・・。
わあーーー!!
麻子たちは声をあげながら、うしおの元へ走った。
ねえ、あなたにサンタクロースはいる?
麻子はそう心の中で問いかけながら、うしおの肩に手を伸ばすのだった。
サンタクロースからのプレゼント
今回はクリスマスを楽しみにするうしおが、同じくクリスマスへの思いを募らせる少年と出会った話でした。
やっとうしおが出てきた!!
1人でクリスマスの準備をしているのを見るに、白面の者との最終戦の前でしょうか。
やっぱり男親だけの家だとイベントごとはおざなりになってしまうものなんですかねぇ。昔は特にそうだったような予感がします。
それにしても紫暮、せめてプレゼントと食事くらいは用意してあげてもいいのに・・。
1人でクリスマスの準備をするうしおは、見ていてちょっと切なかったですね。
今年は麻子たちやとらと過ごすことができるようで本当に良かった。
人のために自分を犠牲にして戦えるうしおなので、彼にはうんと幸せに過ごしてほしいです。
話としては以前の海の話のように、うしおが自分に似ている子供を助けるという内容でしたね。
昔は子供を置いて夜まで働く家も珍しくなかったようなので、うしおたちみたいに寂しい思いでクリスマスを過ごす子も結構いたのでしょうか。
保育所に遅くまで残っているゆきも、想像すると悲しくなりますね。
そんな状況から少しでも幸せになりたくて、噂に頼ってしまった少年。
その結果妖怪に襲われてしまうわけですが、誰が彼を責められるでしょうか。
しかも自分のことより妹の幸せを考えての行動ですよ。彼がどれだけ怖かったかを思うと、胸がぎゅっと締め付けられるようでした。
だからそこにうしおが来てくれて、本当によかったです。
うしおは彼の気持ちも理解できますからね、きっと少年にとって頼れる兄のような感じがしたのではないでしょうか。
2人が互いとのやりとりで表情を緩めていくのを見ると、ほっとこちらも温かい気持ちになりました。
これからも寂しかったり辛かったりは必ず訪れると思います。
でも前を向いて頑張ればいいこともあるーそれを知れたことで、今後少年は苦しいときでも踏ん張ることができるようになったのではないでしょうか。
そうしてうしおのようにたくましく優しく生きていけば、絶対にいつかいいことは起きることでしょう。
だからくさらず、これからも妹を大事にして少年には生き抜いていってほしいですね。
うしおも、今回は本当に良いことをしましたよ。
なのでこの後は麻子たちと楽しい時間を過ごせることを願ってやみません。
彼にとってもいつかクリスマスもいい思い出のある日となるようにーそして早く須磨子も加えて家族でパーティーができる日が来ますように。
聖なる夜に皆の顔に笑顔が広がることを祈りたいと思いますー。
さて、次回は外伝の最終回ですね。
6回にわたる外伝も、次回でいよいよ最後。
有終の美を飾るのは、誰の物語なのでしょうかー。
うしおととらの長い物語も、これにて一時閉幕となります。
最後まで心から楽しんでいきましょう。
次回も楽しみです☆
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