前回、子文書の中にコウモリの絵を見つけたケヴィン。
そんな彼をチャーリーは強請ります・・。

更に酔ったケヴィンは前後不覚となり、気づいたときにはチャーリーが目の前で死んでいて・・?!
感想です☆



第5話「轢死体」



※以下、ネタバレあり※




◎あらすじ◎

チャーリーの死体を前に悲鳴をあげていると、奥から人がのっそりと現れた。
その人物はケヴィンたちが飲んでいた屋台の店主で、ケヴィンは目を見張る。

どうやら店主はここまでのいきさつを全て見ていたようで、ケヴィンたちは飲んでいるうちに大喧嘩を始めたのだ、と話した。
そしてケヴィンは空手チョップをチャーリーに繰り出し、店の包丁を持ち出して刺したのだ・・と。

まったく記憶にないが、店主はベロベロに酔っていたというのでおそらく自分がチャーリーを殺したというのは事実なのだろう・・。
ケヴィンは頭を抱え、この後どうすればいいのか・・と途方に暮れる。

そこに、もう1人男性が現れた。
彼はチャーリーの死体を一目見ると、ひどいな・・とつぶやいた。

それから彼はケヴィンに、自分は東亜細亜興産の来栖(くるす)という者だ、と名乗った。
そしてこれからどうするか・・とケヴィンと店主の顔を交互に見た。

どうするといっても・・とケヴィンは思わず泣き声をあげる。
すると来栖は、罪というのは消そうと思っても消えない。でも心の中にしまい込んで償うこともできるよーと言った。
そして、自分は機関士に話をつけられる、とも。

機関士・・?
話がよく見えなかったが、店主が前に出て、下手に騒ぎになってここで店を出せなくなるよりは協力するから事件は胸に秘めてほしい、と主張した。
そこで来栖と店主は、すぐに行動に移ろうーとチャーリーの死体に手をかける。

驚くケヴィンに来栖は、こいつを線路まで運んで轢死体に見せかけるんだ、と簡潔に説明した。
つまり殺人を隠蔽し、自殺に見せようというのだー。
ようやくケヴィンも理解し、彼はただ黙って2人に付き従う・・。

チャーリーの遺体は、店主と一緒に運んでも重かった。
必死に抱えながら、何とか2人は来栖に指示された線路のところまで出る。
そして2人は遺体を置くと、すぐさまその場を離れた。

そうだ、あの古文書はどうしたっけ・・。
ケヴィンは引っ掛かったが、店主に促され草むらを走る。
こうして、とりあえず殺人の容疑から彼は逃れることができたように思われたのだったー。


しかしその後のケヴィンの荒れ具合はひどかった。
まったく記憶がないとはいえ、店主は彼がチャーリーを殺したとはっきり証言していた。
そのことが、彼の心を落ち着かせなかったのだ。

ケヴィンは目についた店で大酒を呷り、ふらついた体で路上にへたりこむ。
自分は人の命を奪ってしまった。父親に、あんなに人のものを奪うなと言われていたのに・・。

どんなに後悔しても、彼がしたことは消えることがない。
その事実に絶望し、1人道端で涙していたその時だった。
彼は1人の娼婦に声をかけられる。

その女性は心配して様子を見に来てくれたようだった。
ケヴィンは見知らぬ人物ということもあり、ついあれこれと思いを吐露してしまう。
すると女性は静かに話を聞いてくれ、漫画家であるケヴィンのことを素敵だと言ってくれた。

更に彼女は、死にたいーと弱音を吐くケヴィンを諫めてもくれた。
どんな理由があったって、死んだらダメだよー。

そう言う彼女も、戦後は居場所がなくて相当苦労したらしい。
だからだろうか。女性は面倒を焼いて、ケヴィンの手を引いてくれる。
そうして彼女は自分の気に入りの場所へとケヴィンを連れていったのだったー。

ーそこは、街のはずれだった。
薄暗い路地の先に、ボロボロの工場跡のような場所があった。
そこに神様がいるんだ、と女性は道すがら話す。

その神様に、辛いときは祈るんだー。
そう話す女性と共に中に入ったケヴィンは、そこで目に入ったものに驚愕する。

それは彼が以前見たことがあるーと記憶しているコウモリの絵だった。
これか、これを僕は見たのか・・。
彼は茫然と絵を見つめ続けたのだった。




















偽装工作

今回はケヴィンが来栖らと共に、チャーリーの死体を始末した回でした。
また謎の人物が現れた・・。店主も妙に怪しい感じするし、一体何が起こっているのでしょう・・。


チャーリーを殺してしまった事実に打ちのめされるケヴィン。
屋台の店主によれば、喧嘩になってその弾みに殺してしまったようですね。お互い酔っていたからヒートアップした感じかな・・。
そしてケヴィンがやった、というのも確定なのかな・・。

チャーリーのほうがしつこかったから、と店主は同情的ですが、人を殺したら掴まり裁かれるのが現実。
コウモリを探しに来ただけなのに・・とケヴィンは訳も分からず悲壮感に明け暮れます。

そこへやってきたのが、来栖という謎の男。本当に何者でケヴィンと何の関係があるのかわからなくて不気味・・。
彼はなぜか顔が効く人物らしく、チャーリーを轢死体に偽装しよう、とケヴィンと店主に提案します。
だから本当、何者なんだ・・。

そこで一緒に線路まで死体を運ぶケヴィンと店主。
無事に誰にも見られることなくやり遂げ、殺人事件はなかったこととなりました。
まぁ防犯カメラとかがある時代じゃないし、戦後のごたごたの中じゃこういうこともまああったのかもしれないですね。
このままチャーリーの件はうやむやになるのかな・・。

ちょっと心配なのは、チャーリーから下山総裁を紹介されたこと。
ということは、彼はちゃーりとケヴィンが一緒にいたかもしれない可能性に思い至るかもしれないのですよね。

まぁ立場のある人物なので部下の動向などに気を配っている余裕はないかもしれませんが、古文書が見当たらなくなっている点なども不安材料の1つ。
そのことが下山に知れたら、今後捜査が行われる可能性はあるかもしれません。
なのでこの辺はしばらく気に留めておいたほうがいいかもなぁ・・。

それにケヴィンの憔悴具合もひどいので、本格的に調べられたら彼が有力な容疑者になることも全然ありえるでしょう。
そもそもの殺人の真相もわからないし何もかもあいまいで不安しかないですが、当分は話の流れを見守るだけになりそうですね。
とにかく、ケヴィンが捕まることがないといいのですが・・。

後は例のコウモリの件ですが、こちらも少し進展が。
以前ケヴィンが日本でコウモリを目にしていたのは、もうこれで確定かな。
入れ墨の男の件はどうなったんだ・・?とか疑問は残っていますが、柱にコウモリを見つけたことでこっちの話もまた動きそうです。

やっぱりケヴィンが一部記憶を失っているのも、もう確定かな・・。
なぜコウモリに関する記憶が消えているのかは未だ謎ですが、少しずつその辺りの事情が明らかになっていくといいですね。
次から次に謎が増えていくばかりですが、振り落とされないようについていこうと思います。
頑張れ、自分笑






さて、次回はケヴィンがコウモリに関する記憶を思い出す回でしょうか。

娼婦の女性に偶然連れていかれた先で、記憶の中にあるコウモリと再会したケヴィン。
彼はなぜこの場所でコウモリを見たのか、そしてコウモリとビリーとの関連は・・?

ケヴィンの記憶があいまいなことの理由も、そろそろ明らかとなるのでしょうかー。
次回も楽しみです☆