前回、殺してしまったチャーリーの死体を隠すために、来栖という謎の男と店主と共謀したケヴィン。
彼は自責の念に囚われ、ひどく苦しむことになります。

そんなケヴィンの元に現れた娼婦の女性。
彼女は神様に祈るといい、と彼をコウモリの絵が描いてある場所につれていきー?!

感想です☆



第6話「黒か白か」




※以下、ネタバレあり※





◎あらすじ◎

女性に連れてこられた場所にあったコウモリの絵を見たケヴィンは、思い出す。
自分が確かにここでこの絵を見たことがあったことにー。

それは、戦後まもなく進駐軍と行動を共にしていた頃のことだった。
ある晩彼はひどく酔ったアメリカ兵の世話をしていたが、その日の兵士の行動は女性に手を出したり誰彼構わず日本人男性に殴り掛かったりと目も当てられないものだった。

その日本人の中の1人がけがを負ったようなので、彼は家までその男性を送ることにした。
道案内に従って裏路地を進むうちに、ケヴィンはふと目にしたのだ。
柱の上に、1羽のコウモリが描かれているのをー。

あの時、自分はここに来たのだ。そしてここでこのコウモリの絵を見たのだ・・。
ケヴィンは激しい動悸を抑えながら女性に、この絵を描いた人物を知っているか?と尋ねる。

だが女性は知らないと首を振り、他にこの場にいた者たちも皆同じ答えだった。
ケヴィンはどうすべきか・・と思案する。
自分が無意識ながらもこの絵を盗んだのは確かだ。謝らなければいけないのに・・。

その夜、彼は夢にひどくうなされた。
それはビリーが出てくる夢で、なぜかビリーは2匹いた。

1匹はケヴィンの行動を肯定してくれたが、もう1匹は盗作なんて黙っていれば問題ない、と一蹴した。
意見の違いに、2匹は喧嘩を始める。

すると当たり所が悪かったのか、まじめなほうのビリーが倒れて動かなくなってしまった。
それを見たもう1匹のビリーは、ケヴィンに囁きかける。
こいつは轢死体にしてしまおう。黙っていろよー

瞬間、ケヴィンは叫び声をあげて飛び起きた。
ものすごい汗をかいているのに気付き、彼は荒い呼吸を整える。

そこに、2人の男が部屋に入ってきた。
彼らはスミスとフィニーと名乗り、ケヴィンに聞きたいことがある、と話す。
そして2人に連れられ、ケヴィンはOSSの建物へと連れていかれるのだった。


その建物の1室に、ケヴィンは通された。
机しかないその部屋は、まるで取調室だ・・。
彼は、スミスたちの身分を問う。

するとスミスはCIA、フィニーは特別検閲官だとの答えが返ってきた。
2人はチャーリーについて聞きたいと切り出す。
なんでもチャーリーは、昨日から行方がわからなくなっているというのだー。

ケヴィンは息を呑み、どう答えるべきかと考える。
とりあえずは知らないで通そう、と彼は努めて平静を装って受け答えをした。

スミスは淡々とチャーリーの足取りを話し、最後に行動を共にしていたと思われるのがケヴィンなのだ、と指摘した。
だが彼は同時に、ケヴィンのことを疑っているわけではないことも明かす。

それは、チャーリーが店でケヴィンと別れて1人で歩いていくのを目撃したという証言があったからだった。
ケヴィンが屋台で酔いつぶれて寝ていたという証言も・・。
それを聞き、ケヴィンは少しだけ安堵する。

更にスミスは、チャーリーは以前から思想に偏りがあるとしてマークされていた、とも話した。
そう、彼はCIAとしてGHQ内部に潜む共産主義者について調べる人物だったのだ。

すべてを明かしたスミスはケヴィンに、調査に協力してほしい、と頼み込む。
チャーリーがそんな風に疑われていたことなどまるで知らなかったケヴィンは返答に困る。
と、その時ずっと黙っていたフィニーが口を開いた。

古文書はどこだ・・?

その眼は異様に鋭く、ケヴィンに不穏なものを感じさせた。
スミスはその件についてはまったく知らないらしく、古文書・・?と眉をひそめる。

ケヴィンはまたも返答を考え、とりあえずは知らないで通そう、とここでも決め込んだ。
フィニーはその答えに納得したわけではなさそうだったが、それ以上は踏み込んではこなかった。


ようやく取り調べから解放され、ケヴィンはその足で再びコウモリの絵を見に行った。
やっぱり自分はこの絵を盗んだのだ・・。
ちょうどそこを紙芝居屋が通りかかったので、彼はこの絵の作者について知らないか?と聞いてみる。

すると驚いたことに紙芝居屋は、北千住に住む漫画家の先生の絵だ、と教えてくれた。
ケヴィンは住所を教えてもらい、さっそくその漫画家先生の家へと走るのだった。

そしてー目当ての家を見つけると、ケヴィンは開口一番自分が漫画の盗作をしたことを訴えた、
そのことで謝りに来たのだ・・。
そう息せききって伝えると、原稿に向かっていたらしい漫画家は顔を上げた。

彼はベレー帽をかぶり、年老いてはいたがまだ気力は衰えていないという顔つきをしていた。
その眼がケヴィンを見据えると、彼は一言言った。
君の見たコウモリは白か黒か?良いものか、悪いものかー?




















2匹のコウモリ

今回はケヴィンが自分が盗作をしていたことを知り、自責の念に駆られる話でした。
実際にコウモリの絵と出会っていたのですね・・。これは記憶になかったとはいえ、盗作確定となってしまうのかな。

後は盗作された方がこの問題をどう捉えるかにかかっているのでしょうが、また癖の強そうな漫画家が出てきたなー笑
彼はコウモリについても何か知っているようなので、色々と話を聞いてみたいものですね。


無意識のうちに、1度見たコウモリのデザインを盗んで使っていたことを自覚したケヴィン。
彼はその夜ビリーの夢にうなされます。

ここでもビリーは2匹登場。
たまに出てくる2匹のコウモリって何なんでしょう。
白と黒、いいものと悪いものがいるの?
全然わからない・・。

ただ悪いほうが何かこれまでの出来事を動かしているような感じはしますね。
轢死体のことにも触れていたし、それを誘導するようなことまで言っているし・・。
こっちのビリーには注意が必要な感じです(っていっても見分けがつかないのだけど)

翌朝、ケヴィンを訪ねてきた者が2人。
CIAのスミスと特別検閲官のフィニー。
スミスはわりと人が良さそうだけど、フィニーが何とも読めない雰囲気で不気味・・。

彼らとの取り調べによって、ケヴィンは様々な情報を得ます。
チャーリーの件はあくまで現時点では行方不明で、ケヴィンが彼を殺したとは疑われていないこと。
そのチャーリーは以前から共産主義者ではないかと疑われ、CIAによって監視されていたこと。
フィニーは古文書について知っていること・・。

この古文書の件については、フィニー怪しく見えましたね。
彼は何かその辺の事情を知る者なのかも・・。
スミスとの関係はわかりませんが、彼に関しては今後も注意を払う必要があると感じました。

それにしても、あの古文書にもコウモリの絵があったけど文書自体は一体何について書かれているのだろう・・。
謎が多すぎて頭がついていきません。

そしてこの取り調べがようやく終わったと思ったら、ケヴィンはその足でコウモリの絵のもとへ。
そこで運よく作者についての情報を得た彼は、北千住に住むという漫画家の元を訪ねることにします。
ケヴィン、行動力ありすぎて疲れる・・笑

で、そこで出会った漫画家の老先生。
彼はケヴィンから盗作のことを謝られると、不可思議な言葉を発します。
君の見たコウモリは、白か黒かどっちかー?

・・もう、何1つわからなくてお手上げですよ笑 コウモリに良い悪いがいるのはケヴィンの夢でなんとなくわかったけど、柱の絵にも2種類いるってこと?
入れ墨のコウモリにも良い悪いがあるようだし、皆コウモリには2種あって描き分けているということ?
わからん・・。

そもそも話題に出てきたすべてのコウモリをこの漫画家先生が描いたのかもわからないし、もうちょっと彼の話を聞かないことには何も判断できませんね。
謎が謎を呼んで、1巻だっていうのに頭のなかぐちゃぐちゃでおもしろすぎる笑

次回、コウモリの種類についての言及はあるのでしょうかー?
疑問点はちゃんと記憶に残し、次回以降も読み進めていこうと思います。






さて、次回は漫画家先生からコウモリについての話を聞く回でしょうか。

ついにコウモリの絵から、その作者にまでたどりついたケヴィン。
しかし漫画家の口から出たのは、コウモリに関する不可思議な言葉・・。
彼の言葉は何を意味しているのでしょうかー。

次回も楽しみです☆