前回、コウモリと話ができる少年ユダ。
大人になった彼はコウモリの言葉を聞き、イエスをローマ軍に売りますー。
彼が信じたコウモリは白と黒どちらだったのか・・。
そしてコウモリたちは本当に歴史を作る力を持っているのでしょうかー?
感想です☆
第16話「教会の前」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
ある教会の前、ウエディングドレスを着た黒人女性が1人立っていた。
彼女はタクシーを見つけると、止めて乗り込み、グランドセントラル駅まで連れていってくれるよう運転手に指示する。
運転手はうなづきながら、今日は道が混んでいるよ、と話した。
駅の近くで黒人と白人それぞれのデモが起きていて、道をふさいでいるというのだ。
女性はため息をつきながらも、それでも行ってくれと頼む。
そしてしばらく彼女は窓の外を流れる景色に目をやるのだった。
ふと彼女は運転席のミラーにビリーのマスコットが結び付けられているのに気付いた。
それ、好きなの?
尋ねると運転手は、娘が好きなんだ、と答えた。
それにこいつは道を教えてくれるからねー。
陽気に話すのを聞き女性は、わたしは大嫌い、と言い捨てた。
ビリーバットに出てくる犯人は皆ソ連人か中国人で、黒人はその手下と決まっている。
それに最近できたビリーランドには黒人は入ることができないのだー。
それを聞いた運転手はそうか・・と納得しながらも、実は今のビリーは本当のビリーではないのだ、と言い出した。
今のビリーバットはチャック・カルキンという男性が描いている。
だがその前にケヴィン・ヤマガタという男性が描いていたビリーがあり、そっちこそが本物なのだーと。
チャックはケヴィンの弟子で、自分は同じ日本人が描いたケヴィン版のビリーのほうが好きなんだ。
その言葉に、女性は運転手が日系人だと気づく。
モモチランディと免許証に書いてある。
本名は金持(きんじ)というんだー。
そんな話をしているうちに、2人はデモ行進の列に行き当たった。
仕方なく進路を変え、遠回りの道を行くことにする。
とその時、ビリーのマスコットが運転手に話しかけた。
なんで花嫁姿なのか聞いてみろよー。
運転手はビリーを睨み、余計なことは言うなとたしなめた。
すると今度は女性から、娘は何歳なのだ?と訊かれた。
運転手は首を傾げ、いくつになったんだっけ・・とつぶやいた。
彼は妻と娘に離婚されたいた。そのため会うことができないでいたのだった。
結婚生活って難しいですよねー
そう口走って彼は、花嫁相手に失礼だ、と口をつぐんだ。
だが花嫁は息をつくと、1人でこんな格好でタクシーに乗っててめでたいわけがないだろう、と言った。
わたし、結婚式を追い出されたんだ・・。
聞けば教会で式を挙げている最中に、夫側の親族から異議ありの声が出たのだという。
理由は、夫は白人で彼女は黒人だから・・。
そしてその場にいる夫側の関係者は皆、その意見を支持した。
それが・・彼女が1人でいる真実だった。
わざわざ白人と黒人が結婚できるニューヨークまで来たのに・・。
顔を伏せる女性に、運転手はそんなバカな話があるか、と憤りを感じて叫ぶ。
大体、その時夫は何してたんだー?!
だが答えを聞かなくても、彼がどうしたかは想像がついた。
女性は駅まで急ぐように運転手に言う。
そこで会話は終わり、運転手もそのまま車を走らせるのだった・・。
その後どうにかデモを避けて、タクシーは駅に到着した。
女性が駅に入っていく前に、運転手はたまらず声をかけた。
今にきっと良くなるから!白も黒もなくなる日がやってきて、奇跡は起きるからー!
それは何の根拠もない話だった。だがそれでも、運転手の思いは十分に伝わってきた。
女性は固い表情のまま、薄くほほえんだ。
ありがとうー
そのまま女性は駅の中に消えていった。
ビリーのマスコットが、次の客を探すぞ、と声をかけたので、運転手もまたエンジンをかける。
そうして彼はまたデモの間をくぐりながら車を走らせた。
ビリーは女性を乗せた教会のあたりをまた走れ、と指示する。
あの辺はいつも人がいないのに・・。
ため息をつきながらも、運転手はそれに従う。
するとスーツを着た男性が珍しくタクシーを探している光景に出くわした。
今日はビリーの予想がよく当たる・・
笑みを浮かべると、運転手はその男性の前でタクシーを止めた。
男性は窓の間から顔をのぞかせると、この辺で花嫁を見かけませんでしたか・・?と尋ねてくる。
それで運転手はすぐに事情を察した。
彼はすぐに乗り込むように男性を急かし、猛スピードで駅のほうへと引き返すのだった。
白人と黒人
今回はタクシーの運転手が黒人の花嫁を乗せた話でした。
また時代が変わった!でもケヴィンが生きる時代ではありましたね。
ビリーバットについての新たな情報も得つつ、いまいちよくわからなかった・・。
コウモリって、同時代に色々な人のところに現れているのでしょうかー・・。
ある夜、教会の前で黒人の花嫁をタクシーに乗せた運転手。
駅へ向かうまでの間、彼らはしばし会話を交わします。
白人と黒人のデモのこと、ビリーバットのこと、運転手の娘のこと。
ケヴィンが生きている時代ということを踏まえると、戦後のWASPとかKKKとかがあった時代ということかな。
戦争の影響もあって、他民族の排斥が進んでいた時期なのかもしれませんね・・。
そんな中、白人の夫と結婚しようとした女性。
しかし結婚式の最中にその結婚に異議が起き、彼女は教会を追い出されてしまいました。
なんてひどい・・。でもこういうこと、実際にあったのでしょうね。
となると事情を知って怒ってくれる運転手は、この時代には珍しい部類だったのかもしれないですね。
彼も日系人ならではの苦労をしているかもしれないし、だからこそ女性も事情を話す気になったのかもしれない。
偶然とはいえ、女性が出会ったのが彼で本当に良かったと思いました。
何しろ遊園地に黒人が入るのを禁止しても咎められない時代ですからね。
差別が公式にまかり通るなんて今なら頭がおかしいと断じることができるけど、当時は口に出せない雰囲気だったのかもしれません。
そういう互いの鬱憤の解消の仕方が、デモだったのではないかなぁ。。
そういう時代に勇気を出して結婚しようとした女性と男性。
どうかこのままにならず、彼女が列車に乗ってしまう前にもう一度会って話ができるといいですね。
きっと夫のほうも突然のことに気が動転して何も言えなかったとか事情が会ったのだと思います。
だって結局は探しているんですよ?それだけ彼女を愛しているということだって信じたいじゃないですか!
ここは運転手とビリーの腕の見せ所です!
2人のドライビングテクニックで見事到着を間に合わせ、女性を引き留めることができますように。
次回、期待しています!!
さて、後はビリーについて考察しましょうか。
今回驚いたのは、ビリーが運転手の元にもいたこと。
てっきり各時代に予言をもたらす人物は1人かと思ってたけど、どうやら違うようですね。
コウモリは複数いるのか・・。
まぁケヴィンが影響をもたらせられるのなんて、せいぜい彼が住んでいる地域くらいのものですもんね。
世界全体の歴史を動かしたいと言うなら、各地にコウモリも点在していると考えたほうが腑に落ちます。
その1人がこの運転手ということなのかな。彼の名前も金持なのは偶然・・?
運転手が干渉する未来が何なのかはまだわかりませんが、今回の話からするに黒人差別問題に一石を投じるようなことになるのかな?
そうであるなら、彼が会話をしているコウモリが白であることを祈るのみですね。
どうかこの悲しい差別問題が少しでもいい方向に進みますように・・。
それと、今回はビリーバットについても触れておかなければなりませんね。
ケヴィンが今どこにいるのかは定かではありませんが、ビリーバットの連載の続きはケヴィンの弟子のチャック・カルキンに引き継がれたようです。
それってあのマンションに一緒にいたアシスタントの男性のことでしょうか。
彼、チャック・カルキンなんてコメディアンみたいな名前だったのか・・。
チャック版のビリーバットはどうやら大人気作となったらしく、今ではビリーランドまでできるほど!
これってシズコが言ってた遊園地案に似てますよね。偶然なのかわからないけど、遊園地の建設は漫画業界やキャラクター業界からすると成功の極致だったのでしょうか。
そのことをケヴィンがどう思っているのかはわかりませんが、気になるのはビリーがもはやケヴィンの手に負えない大きな存在となっていること。
彼の使命にこのことは影響を及ぼすのかどうか、ケヴィンが再登場する時まで覚えておきたいですね。
おそらく同時代の人間だし運転手はケヴィンのビリーのファンだしで、いつか出会う運命にはあるのでしょう。
それがいつになるかはこれだけ話が飛ぶとはっきりしませんが、その時が来るまで引き続き皆の動向を追い続けようと思います。
エピソードを忘れないよう、本当気合いれていかなくちゃね・・(^^;)
さて、次回は運転手と花婿が花嫁を追う話でしょうか。
花嫁を駅まで送った運転手。
次に拾った客は、なんとその夫でした!
2人を再び引き合わせるため、彼は列車が出るまでに駅に到着させようと車を走らせます。
果たして2人は間に合うことができるのでしょうかー?!
次回も楽しみです☆
大人になった彼はコウモリの言葉を聞き、イエスをローマ軍に売りますー。
彼が信じたコウモリは白と黒どちらだったのか・・。
そしてコウモリたちは本当に歴史を作る力を持っているのでしょうかー?
感想です☆
第16話「教会の前」
※以下、ネタバレあり※
◎あらすじ◎
ある教会の前、ウエディングドレスを着た黒人女性が1人立っていた。
彼女はタクシーを見つけると、止めて乗り込み、グランドセントラル駅まで連れていってくれるよう運転手に指示する。
運転手はうなづきながら、今日は道が混んでいるよ、と話した。
駅の近くで黒人と白人それぞれのデモが起きていて、道をふさいでいるというのだ。
女性はため息をつきながらも、それでも行ってくれと頼む。
そしてしばらく彼女は窓の外を流れる景色に目をやるのだった。
ふと彼女は運転席のミラーにビリーのマスコットが結び付けられているのに気付いた。
それ、好きなの?
尋ねると運転手は、娘が好きなんだ、と答えた。
それにこいつは道を教えてくれるからねー。
陽気に話すのを聞き女性は、わたしは大嫌い、と言い捨てた。
ビリーバットに出てくる犯人は皆ソ連人か中国人で、黒人はその手下と決まっている。
それに最近できたビリーランドには黒人は入ることができないのだー。
それを聞いた運転手はそうか・・と納得しながらも、実は今のビリーは本当のビリーではないのだ、と言い出した。
今のビリーバットはチャック・カルキンという男性が描いている。
だがその前にケヴィン・ヤマガタという男性が描いていたビリーがあり、そっちこそが本物なのだーと。
チャックはケヴィンの弟子で、自分は同じ日本人が描いたケヴィン版のビリーのほうが好きなんだ。
その言葉に、女性は運転手が日系人だと気づく。
モモチランディと免許証に書いてある。
本名は金持(きんじ)というんだー。
そんな話をしているうちに、2人はデモ行進の列に行き当たった。
仕方なく進路を変え、遠回りの道を行くことにする。
とその時、ビリーのマスコットが運転手に話しかけた。
なんで花嫁姿なのか聞いてみろよー。
運転手はビリーを睨み、余計なことは言うなとたしなめた。
すると今度は女性から、娘は何歳なのだ?と訊かれた。
運転手は首を傾げ、いくつになったんだっけ・・とつぶやいた。
彼は妻と娘に離婚されたいた。そのため会うことができないでいたのだった。
結婚生活って難しいですよねー
そう口走って彼は、花嫁相手に失礼だ、と口をつぐんだ。
だが花嫁は息をつくと、1人でこんな格好でタクシーに乗っててめでたいわけがないだろう、と言った。
わたし、結婚式を追い出されたんだ・・。
聞けば教会で式を挙げている最中に、夫側の親族から異議ありの声が出たのだという。
理由は、夫は白人で彼女は黒人だから・・。
そしてその場にいる夫側の関係者は皆、その意見を支持した。
それが・・彼女が1人でいる真実だった。
わざわざ白人と黒人が結婚できるニューヨークまで来たのに・・。
顔を伏せる女性に、運転手はそんなバカな話があるか、と憤りを感じて叫ぶ。
大体、その時夫は何してたんだー?!
だが答えを聞かなくても、彼がどうしたかは想像がついた。
女性は駅まで急ぐように運転手に言う。
そこで会話は終わり、運転手もそのまま車を走らせるのだった・・。
その後どうにかデモを避けて、タクシーは駅に到着した。
女性が駅に入っていく前に、運転手はたまらず声をかけた。
今にきっと良くなるから!白も黒もなくなる日がやってきて、奇跡は起きるからー!
それは何の根拠もない話だった。だがそれでも、運転手の思いは十分に伝わってきた。
女性は固い表情のまま、薄くほほえんだ。
ありがとうー
そのまま女性は駅の中に消えていった。
ビリーのマスコットが、次の客を探すぞ、と声をかけたので、運転手もまたエンジンをかける。
そうして彼はまたデモの間をくぐりながら車を走らせた。
ビリーは女性を乗せた教会のあたりをまた走れ、と指示する。
あの辺はいつも人がいないのに・・。
ため息をつきながらも、運転手はそれに従う。
するとスーツを着た男性が珍しくタクシーを探している光景に出くわした。
今日はビリーの予想がよく当たる・・
笑みを浮かべると、運転手はその男性の前でタクシーを止めた。
男性は窓の間から顔をのぞかせると、この辺で花嫁を見かけませんでしたか・・?と尋ねてくる。
それで運転手はすぐに事情を察した。
彼はすぐに乗り込むように男性を急かし、猛スピードで駅のほうへと引き返すのだった。
白人と黒人
今回はタクシーの運転手が黒人の花嫁を乗せた話でした。
また時代が変わった!でもケヴィンが生きる時代ではありましたね。
ビリーバットについての新たな情報も得つつ、いまいちよくわからなかった・・。
コウモリって、同時代に色々な人のところに現れているのでしょうかー・・。
ある夜、教会の前で黒人の花嫁をタクシーに乗せた運転手。
駅へ向かうまでの間、彼らはしばし会話を交わします。
白人と黒人のデモのこと、ビリーバットのこと、運転手の娘のこと。
ケヴィンが生きている時代ということを踏まえると、戦後のWASPとかKKKとかがあった時代ということかな。
戦争の影響もあって、他民族の排斥が進んでいた時期なのかもしれませんね・・。
そんな中、白人の夫と結婚しようとした女性。
しかし結婚式の最中にその結婚に異議が起き、彼女は教会を追い出されてしまいました。
なんてひどい・・。でもこういうこと、実際にあったのでしょうね。
となると事情を知って怒ってくれる運転手は、この時代には珍しい部類だったのかもしれないですね。
彼も日系人ならではの苦労をしているかもしれないし、だからこそ女性も事情を話す気になったのかもしれない。
偶然とはいえ、女性が出会ったのが彼で本当に良かったと思いました。
何しろ遊園地に黒人が入るのを禁止しても咎められない時代ですからね。
差別が公式にまかり通るなんて今なら頭がおかしいと断じることができるけど、当時は口に出せない雰囲気だったのかもしれません。
そういう互いの鬱憤の解消の仕方が、デモだったのではないかなぁ。。
そういう時代に勇気を出して結婚しようとした女性と男性。
どうかこのままにならず、彼女が列車に乗ってしまう前にもう一度会って話ができるといいですね。
きっと夫のほうも突然のことに気が動転して何も言えなかったとか事情が会ったのだと思います。
だって結局は探しているんですよ?それだけ彼女を愛しているということだって信じたいじゃないですか!
ここは運転手とビリーの腕の見せ所です!
2人のドライビングテクニックで見事到着を間に合わせ、女性を引き留めることができますように。
次回、期待しています!!
さて、後はビリーについて考察しましょうか。
今回驚いたのは、ビリーが運転手の元にもいたこと。
てっきり各時代に予言をもたらす人物は1人かと思ってたけど、どうやら違うようですね。
コウモリは複数いるのか・・。
まぁケヴィンが影響をもたらせられるのなんて、せいぜい彼が住んでいる地域くらいのものですもんね。
世界全体の歴史を動かしたいと言うなら、各地にコウモリも点在していると考えたほうが腑に落ちます。
その1人がこの運転手ということなのかな。彼の名前も金持なのは偶然・・?
運転手が干渉する未来が何なのかはまだわかりませんが、今回の話からするに黒人差別問題に一石を投じるようなことになるのかな?
そうであるなら、彼が会話をしているコウモリが白であることを祈るのみですね。
どうかこの悲しい差別問題が少しでもいい方向に進みますように・・。
それと、今回はビリーバットについても触れておかなければなりませんね。
ケヴィンが今どこにいるのかは定かではありませんが、ビリーバットの連載の続きはケヴィンの弟子のチャック・カルキンに引き継がれたようです。
それってあのマンションに一緒にいたアシスタントの男性のことでしょうか。
彼、チャック・カルキンなんてコメディアンみたいな名前だったのか・・。
チャック版のビリーバットはどうやら大人気作となったらしく、今ではビリーランドまでできるほど!
これってシズコが言ってた遊園地案に似てますよね。偶然なのかわからないけど、遊園地の建設は漫画業界やキャラクター業界からすると成功の極致だったのでしょうか。
そのことをケヴィンがどう思っているのかはわかりませんが、気になるのはビリーがもはやケヴィンの手に負えない大きな存在となっていること。
彼の使命にこのことは影響を及ぼすのかどうか、ケヴィンが再登場する時まで覚えておきたいですね。
おそらく同時代の人間だし運転手はケヴィンのビリーのファンだしで、いつか出会う運命にはあるのでしょう。
それがいつになるかはこれだけ話が飛ぶとはっきりしませんが、その時が来るまで引き続き皆の動向を追い続けようと思います。
エピソードを忘れないよう、本当気合いれていかなくちゃね・・(^^;)
さて、次回は運転手と花婿が花嫁を追う話でしょうか。
花嫁を駅まで送った運転手。
次に拾った客は、なんとその夫でした!
2人を再び引き合わせるため、彼は列車が出るまでに駅に到着させようと車を走らせます。
果たして2人は間に合うことができるのでしょうかー?!
次回も楽しみです☆
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